11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

最軽量4K CineWhoop『Eachine Cinecan 85mm 4K Cinewhoop』がやって来た!

私の手持ちのHD CineWhoopといえば、『Beta85X HD』や『FullSpeed TinyLeader』、『Makerfire Armor85 HD』があります。

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先日FPVでWhoopを飛ばすようになり1年が経ちましたが、HD CineWhoopが出てきたかと思えばもう4K CineWhoopなんてものが登場と・・・Whoopの進化は本当に速いものです!!

そして今回ご紹介するCineWhoopは、4Kカメラ『Caddx Tarsier』を搭載した世界最軽量と銘打つ『Eachine Cinecan 85mm 4K Cinewhoop』となります。

機体重量が約64g(付属の3セルHV 300mAhバッテリー込みで約89g)と4セルまで対応した機体としては非常に軽く、販売サイトを見ると赤文字で「世界最軽量の4Kドローン」との記載がありその期待も高まります!

内部構成をチェックするために機体を一旦解体したのですが、4Kカメラ『Caddx Tarsier』を取り外しFCまでアクセスするのが結構大変だったので、今回ロスト防止用にブザーの取り付けもやってしまいました。

それでは『Eachine Cinecan 85mm 4K Cinewhoop』の機体構成を見ていきたいと思います。

4K CineWhoop『Eachine Cinecan 85mm 4K Cinewhoop』

専用ケースに入ってご到着。
何気にこのケースがありがたい!

今回ご紹介しているEachine CinecanはFrsky受信機内蔵タイプとなります。

付属品!

付属品は、マニュアルと3セルHV 300mAhバッテリー、バッテリーストラップ、予備ペラ一式(Emax Avan2)、予備ネジ、ドライバー、六角レンチ、Caddx Tarsier用予備カメラケーブル&マニュアル、Caddx Tarsier設定用ボードが付属します。

Caddx Tarsierカメラ接続ケーブルの予備が付属するのはありがたいですね!(Caddx Turtle V2カメラではよくこの部分が断線しました!)

機体外観チェック!

EachineといえばTRACHCANですか!?
この赤色カラー、カッコいいですね!

4Kカメラともなると熱の発生も凄そうなので、このキャノピー空冷の意味でも良さそう!

こちらが4KカメラCaddx Tarsier
ND8フィルターが装着されています。

フレームサイズは85mmとなっています。
他の85mm機同様、ペラは2インチサイズのEmax Avan2ペラが使われています。

2〜4セル対応のEX1103(7000KV)モーターが使われていますが、7000KVで4セル!?
このKV値では3セルまでが安全に飛ばせそうな感じですかね?(他の4セル機はもう少しKV値が低いモーターが使われているようです!)

ペラ構成はデフォルトでは逆回転構成にはされていないようですね。
こちらは次回Betaflight設定の際に変更してみたいと思います。

キャノピー左前にCaddx Tarsier操作用のボタンが2つあります。

さらにその後ろ側にはCaddx Tarsier設定用ボード接続端子があります。

キャノピー右後部には、Caddx Tarsier録画SDカードスロットルとMicroUSB端子があります。
このMicroUSB端子はCaddx Tarsier基盤に設置されているのでBetaflight設定用端子ではないので注意が必要です。
Betaflight設定用のMicroUSB端子は機体底面にあります。

機体底部はこんな感じ。

付属の3セルHV 300mAhバッテリーがちょうど収まるサイズのバッテリーホルダーとなっています。
最近のToothpick機でよく使われている細長いタイプの3セルバッテリーは収まりますが、それ以上のサイズとなると付属のバッテリーストラップでの固定が必要ですね。(その際はフレームのバッテリーホルダー部分をカットしろということなのかな?)

この機体は200mW出力のVTXが使われていますが受信機はFC内蔵タイプのものなので、後々外部受信機(Frsky xm+)を増設するのが良さそうです。
キャノピー内に収納するのはスペース的に少し大変そうなのでFCとフレームの隙間に設置する形となりそうですね。

11系のモーターといえばモーターを4点で固定するタイプが多かったのですが(私がBETAFPV製のモーターをよく使っているからなのかな?)最近は3点固定タイプのモーターが多い気がします。
HappymodelやEachineの11系モーターは3点固定タイプ、BETAFPVなどは4点固定タイプとこのあたり統一してもらいたいものです。
Toothpick機もそうなのですが、フレームの選択肢が狭まってしまいますね!

機体重量は約64g。
同サイズのBeta85X HD(初期3セルバージョン)が約75gだったので、4K CineWhoop 4セル機としては軽い!

付属の3セルHV 300mAhバッテリー込みでも約89gとやはり軽い!

キャノピーの固定は横2点とカメラ下1点の計3点のビスで固定する形となっています。

それでは機体を解体し内部構成を見ていきましょう!

内部構成をチェック!

キャノピーを外しCaddx Tarsierカメラをキャノピーから取り外します。

キャノピー内にCaddx Tarsierのカメラ部分と最近TRASHCANMobula7などいろんな機体で使われている200mW出力が可能な三角形のVTX『Whoop_VTX』が収められています。

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Caddx Tarsierメインボード上面には大きな放熱板(ヒートシンク)が設置されています。
やはり4Kともなると熱の発生が凄いのでしょうかね!

さらに解体していくためCaddx Tarsierカメラのメインボードを固定している4点のネジを外し基盤を取り外します。

このようなマウンターでCaddx Tarsierメインボードを固定しています。
このパーツが非常に便利でWhoopのFCサイズから20×20mmサイズのボードをマウント出来るようになっています。
(UR85でも同様のパーツが使われていました。)

そしてフレームからFCを取り外し、各パーツを見ていきましょう。

こちらが4Kカメラ「Caddx Tarsier」。

そして使われているFCは『Crazybee F4 PRO V3.0』。
URUAV UR85ではV2.0が使われており、Happymodel Sailfly-XEachine RedDevilではV2.1のものが使われていました。
このV3.0ではESCの容量が10A(ピーク時12A)とアップしています。(V2では5Aでした)

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V2タイプからVTXへの配線の配置が少し変わっています。
個人的にはV2.1のプラグ接続タイプが扱いやすかったのですが、スペース的に厳しそうですね!

今後のカスタマイズのためにFC上のポートを付属マニュアルで確認をしておきましょう。

外部受信機(Frsky xm+)を取り付ける際は、IRX1ポートにSBUSを接続する感じですかね!
そしてSmart Audio端子をTX2に入れ替える・・・次回ご紹介したいと思います。

これで機体の全解体は完了です!

そしてロスト防止用ブザーを取り付けるにはここまで解体しないとFCにアクセスできないため今回やってしまうことにしました。
付属のマニュアルでブザーポートを確認してサクッとはんだ付け。

そして機体をもとに戻して・・・キャノピー後部にブザーを設置して完了です!

スペアパーツ!

スペアパーツも既にいろいろ販売されているようなのでご紹介しておきます。

まとめ & 今後のカスタマイズ予定!

4Kカメラ搭載CineWhoopということでかなりの重量を予想していたのですが、非常に軽い機体で驚きました!

今回は機体の構成のみをチェックしロスト防止用にブザーの設置をしていきました。
次回、バインドから飛ばせる状態にするまでの最低限のBetaflight設定などご紹介できたらと思います。

また200mW出力VTXを標準で搭載しているので、それに伴いFC内蔵受信機では少し心もとないので外部受信機の増設もやってみたいと思います。

もう野外機、特に2セル以上になると200mW出力VTXと外部受信機が標準の構成でいいかと思うのですが・・・まぁ次回やってみるということで今回はこの辺で・・・!

3 COMMENTS

マサキチ

やはり、1Sの次は2Sのwhoop にすべきなんでしょうねー

バードさんですら、腕がないと言われているぐらいなんだから、私なんぞは3S4Sは遥かに先のことですわ〜〜。フライト動画楽しみにしてます!

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東京バード

やはり軽さは正義ですね!

2S機で例えるとEachineだからTRASHCANのように少しピーキーな飛びをイメージしてましたが、どちらかと言うとMobula7のようなマイルドな感じでしょうか!

気持ちよく飛んでくれますが・・・私の腕がまだまだなさすぎて・・・

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