Toothpick機体、みなさんもう試されましたか?
今何かと話題のToothpickですが、ToothpickとはWhoopで使われているFCを使いToothpick(爪楊枝)と呼ばれるアームの細い軽量なフレームに載せた新しいタイプの機体のことを言います。
Whoopと比べてもさほど差がない機体重量にももかかわらず、ペラガードが無いため大径のペラを取り付けることができ機動力が大幅に上がり、また飛行時間も延びます。
先日、初のToothpick機体『Happymodel Sailfly-X』を飛ばしてみたのですが、Whoopとは全く比べものにならない飛びに驚かされました。
Whoopとさほど機体サイズが変わらないにもかかわらず非常にパワーがあり、機動性も高く飛行時間は何と6分近く(付属の3セル300mAhバッテリー使用)も飛んでくれます。
これはもう完全にWhoopとは別物です!
そして今回、『Happymodel Sailfly-X』とスペック的に同等な機体『Eachine RedDevil』を飛ばしてみました。
もう今回も結論から言っちゃいます。
これは買いです!
私は趣味でブログをやっており最近Whoop関連の記事を書いていますが、特にブロガーでも何でもないので基本、商品を全面に出して紹介なんてあまりしないのですが、今回紹介させてもらう『Eachine RedDevil』と前回ご紹介した『Happymodel Sailfly-X』、これは非常に買いだと思います。
最近の高スペックなWhoop機を1台買うのより断然安く、飛ばしていてメチャ気持ちいい!
これからToothpickを試してみたいという方には非常に最適な機体だと思います!
そして今回ご紹介する『Eachine RedDevil』ですが、主要パーツ&スペック的には『Happymodel Sailfly-X』とほぼ同じ構成ですが、大きな違いはカメラが1200TVLと高画質なCaddx Turbo EOS2カメラとなり、また200mW出力が可能なVTXも使われています。
『Happymodel Sailfly-X』も後々はCaddx Turbo EOS2カメラと200mW出力VTXにカスタマイズ予定なので、最初からこの構成になっているのは非常にありがたい!
まるでMobula7が発売された後同様に構成パーツがアップグレードされて発売された後発のTRASHCANみたいな関係ですかね?
それではいろいろ構成を見ていきましょう。
【Toothpick】Eachine RedDevil
まず『Happymodel Sailfly-X』と違うのは、専用ケースが付属すること。
これ何気にありがたい!
予備パーツとして販売されたらこのケース、Sailfly-Xの持ち運び用にも欲しいところです。
機体サイズは、85mmフレームWhoopと比べるとこんな感じ。
機体サイズ自体は小さいですがペラが65mmと大きいため全体の大きさは同じくらいでしょうか。
Sailfly-Xとはほぼ同サイズですね。
機体重量は約37.5g、Sailfly-Xに比べてカメラ&VTXがアップグレードしていますが約0.5gほど重量が軽くなっています!
おそらくSailfly-Xで使われているキャノピーが重いためだと思います。(その分かなり丈夫そうですが!)
付属の3セル300mAhのHVバッテリーを含めると約63.1g。
3セル機と考えると非常に軽くてビックリ!
付属品
付属品は、ペラが3セット(12枚)とプラスドライバー、ペラレンチ、モーター固定用の予備ネジ(4本)、M2ナット(2個)、M2×18ビス、キャノピー固定用赤色インシュロック2本、バッテリークッション、3セルHV 300mAhバッテリーが付属しています。
そしていつもの取扱説明書。
機体カスタマイズの際に毎回熟読しています。
Sailfly-Xでは付属していた予備キャノピーが付属していないのでストックで用意しておいた方がいいかもしれません。
使われているキャノピーはTRASHCAN用キャノピーですが、Mobula7用V2キャノピー(EOS2カメラ用)も使えそうです。
このあたり私はたくさんストックがあるので安心です!(ちょっとMobuさんキャノピーでは工夫が必要そうですが)
外観チェック!
使われているキャノピーはTRASHCANキャノピーが使われています。
Sailfly-Xキャノピーと違いCaddx Turbo EOS2カメラの角度調整ができます。
ペラとの隙間が1mmほどと非常にタイトとなっています。
ペラ構成はデフォルトでは逆回転構成にはされていないようです。
Whoopの形状ではないのでProp Wash対策にはならないためですかね?
モーターは、1102 8700KVモーターが使われています。
Sailfly-Xとはモーターサイズは同じですが少しKV値が違うようです。
85mm Whoopでは3セルバッテリー使用でKV値の高いモーターを2回ほど焼いてしまったので、3セルバッテリー使用ではこの辺りのKV値が最適そうです!
Betaflight設定用のMicroUSB端子やモータープラグはフレーム底面からアクセスできます。
Sailfly-XではFCが逆向きに設置されているためフレーム上面からのアクセスとなっていました。
バッテリーマウンタには付属の3セルHV 300mAhバッテリーのサイズが限界で、それ以上の容量や大きいバッテリー使用の際にはバッテリーストラップに付け替える必要があります。
Sailfly-Xではバッテリーストラップも付属していましたが、このEachine RedDevilには付属していないため別途用意する必要があります。
ちなみに同サイズのGNB 2セルHV 300mAhバッテリーもピッタリ収まります。
ピッグテールには16V 100μF電解コンデンサー(キャパシタ)付きのものが採用されています。
FC内臓のBECを守る働きがあるようですね!
内部構成チェック!
フレーム底面にあるM2ナットを3ヶ所を外すとキャノピーからFCまでゴッソリと外れます。
キャノピー側からM2×18mmの長いネジを差し込みフレーム底面でM2ナットで固定する形となっています。
外れたキャノピー&FCを固定しているM2ナット(3ヶ所)をさらに外すとFCとカメラ部分を分解することができます。
このあたりメンテナンス等でバラす際に少し面倒な構造となっています。
FCを外すとバッテリーマウンタにアクセスできます。
200mW出力が可能なNano VTXがFCに両面テープで固定されています。
使われているFCは、Mobula7 HDやHappymodel Sailfly-Xで使われているものと同じ『Crazybee F4 PRO V2.1 FC』です。
FCとVTXの接続、VTXとCaddx Turbo EOS2カメラとの接続は全てプラグ式となっており、このあたりメンテナンス等で便利そうですね!
FCにはブザーポートもあるので次回取り付けてみたいと思います。
キャノピー内にブザーが入りそうなスペースがないのでフレームに固定する形となりそうです。
また外部受信機(Frsky xm+)も増設予定ですが、これもキャノピー内に収納は難しそうでね!
気になる飛びは?
FCやモーターなど主要パーツのスペックはほぼSailfly-Xと同じ構成でカメラやVTXがアップグレードされていますが、キャノピーの軽さから機体重量もほぼ同じとなっています。
デフォルトのPIDやRate設定もSailfly-Xと同じ設定となっており飛びの違いは大きく感じられず、パワフルに飛んでくれ飛行時間も長い!
Sailfly-Xを機体重量はそのままにVTX&カメラをアップグレードさせたイメージでしょうか。
2セルWhoopのMobula7とTRASHCANのような関係ですが、この両者のようにおとなしいMobula7に対し少しクセのある飛びをみせるTRASHCANといった飛びが大きく違ってくるといった印象は受けませんでした。
スペアパーツの用意は必須!
機体の構造上、Whoopのように機体をガードしてくれるものがないため墜落や激突等で機体の損傷はWhoopの時と比べ大きなものとなりそうです。
スペアパーツを事前に用意しておくのがよさそうですね!
キャノピーのスペアは複数個用意しておくのは必須ですね!
そしてナイロンネジセット。
上記2つにフレームがセットになったフレームキット。
ペラのスペアもお忘れなく。
4色のカラーが用意されています。
また電解コンデンサー(キャパシタ)付きピッグテールも販売されています。
Eachine RedDevil 105mm FPV Racing Drone Spare Part XT30 Plug Pigtail Power Wire with 100μF Capacitor
今後のカスタマイズ予定!
解像度が高く飛ばしている時の認知度が上がるため最近お気に入りのCaddx Turbo EOS2カメラが標準で搭載されており、VTXも200mW出力可能なVTXが搭載されているのはスペック的に申し分ない構成だと思います。
そしてキャノピーが軽い分、アップグレードされているにもかかわらず機体重量もSailfly-Xとほぼ同じでぶっ飛んでくれます。
あとは野外機なのでロスト防止にブザーの取り付けやFC内蔵の受信機から外部受信機(Frsky xm+)を増設しようかと考えています。
また標準の内蔵6A ESC搭載FCから12A ESC搭載のAIO FCに載せ替えた時の機体パワーや飛びの違いも気になるところです。
これならこの機体サイズで3セルまたは4セルバッテリーを使用してHDカメラを搭載したCinepickなんてのも視野に入ってくるかと思われます。
Toothpick用のフレームさえ用意できればその辺に転がっている?Whoopのパーツが転用できいろんな構成の機体を自作することもできるため、今後面白い機体やみなさん自作されたオリジナルのToothpick機がどんどん出てくるんでしょうね!
非常に楽しみです!
そして今回ご紹介したEachine RedDevilやHappymodel Sailfly-X、これからToothpickを始めたい方に最適な機体かと思います。
いやぁ〜、それにしてもToothpickメチャ楽しいっす!
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