11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

【FullSpeed TinyLeader】安定感抜群で飛ばしやすい!完成度の高いCine Whoop『FullSpeed TinyLeader HD』。

Whoopの進化は本当に速く、各社話題の2セル機を出してきたかと思えばHD機なんてのも続々と投入してきています。

気が付けば私の手元にもBeta85X HDなんていうCine Whoopが!

念願のCine Whoop『Beta85X HD』がやって来た!【BETAFPV】

そして今回、新たに相棒に加わったのが『FullSpeed TinyLeader HD』です。
2〜3セル対応のHD動画が撮れるCine Whoopなんですが、これが非常に完成度が高い!

普段2セル機なんて部屋で上手く操縦できる腕を持たない私でさえ安定して飛ばすことができる、これにはビックリしました!
それもデフォルト状態でですよ!
Beta85X HDの時なんて部屋でテスト飛行した時はぶっ飛んでいき・・・このあとはやめときましょう。

標準バージョンのTinyLeaderで使われているCaddx Turbo Micro F2カメラに対し、このHDバージョンでは1080P 60fpsで撮れるCaddx Turtle V2カメラが採用されています。

Youtubeで『オンナノコズ』の映像を見て以来Whoopにどっぷりハマってしまい、いつかはあんなHD機でキレイな映像を撮ってみたい!という思いでやってきましたがそんな夢が叶う!?(もっと腕を磨かないとだめですが!)

そんな場をご提供していただいたBanggoodさんには本当に感謝、感謝でございます!

そして新しい機体が来たらまずは解体してバラしてみる!っていうのが私の恒例行事!
だって中の構成分かった方が後々、カスタマイズやメンテナンスなんかがしやすいですからね!

でもこの機体、無駄なスペースが全くなくパーツや配線がギッシリと詰め込まれています!

こういうタワー型になった機体って初めてなので解体してちゃんと戻せるかな〜なんて思いますが、やっぱりやっちゃいましょう。
とその前に機体のチェック!

FullSpeed TinyLeader HD

届いた箱の中には、機体本体とステッカーのみというシンプルな構成。

ん?バッテリーや予備ペラ&ビス、マニュアル等はいっさい付属していないようです。
機体重量(バッテリー含まず)は約55g。

機体サイズは75mmフレームサイズ。
同サイズMobula7と比較。
2セル機としては少し重い感じがしますが(HD機なので当然ですが)、3セルでも飛ばせられるので3セルHDカメラ搭載機と考えると軽い方なんでしょうか。

85mmフレームサイズのBeta85X HDと比べてみるとやはり一回り小さいですね!

ちなみにBeta85X HDの機体重量は約75g。
こちらも3セルまで対応(ESC発火問題で4セルでの使用はメーカーが推奨していません!)。

念願のCine Whoop『Beta85X HD』がやって来た!【BETAFPV】

75mmフレームサイズということですが、前部のペラの間隔が後部のそれより少し広くなっています。
Caddx Turtle V2カメラのスペースを確保するためこのような形状になっているのでしょうね。

ペラの構成はProps Out構成(逆回転仕様)にされています。

【Tiny Whoop】激しいコーナーリングで機体がガクッと落ち込む『Prop wash』。ペラ構成を反転させた『Props Out』で改善したという話!

まずは正面から見ていきましょう。

大口径のCaddx Turtle V2カメラのレンズが目立ちます!
角度的に40度ぐらいの角度がつけられています。

カメラを固定している1.5mmの六角ネジを緩めて角度調整する構造ですが、カメラ底面がカーボンフレームに接地しておりFCタワーとの間にもあまりスペースがないので大きな角度調整はできないようですね。

そして横に出ているこのプラグ。

Caddx Turtle V2カメラ調整用のコントローラーを繋ぐプラグですが、このコントローラーも付属していません。
Beta85X HDの方に付属していたのでそれが使えそうですが、持っていない方は別途用意する必要があります。

ペラは40mmサイズ(シャフト径1.5mm)の4枚ペラが標準で使われています。
私の環境ではBeta75Xで使っているペラが使えそうです。

予備ペラも付属していないので、事前に用意しておいたほうがいいですね。

モーターは、FULL SPEED D1103 11000KVモーターが使われています。
サイズやKV値はBeta75Xで使われているモーターと同じですが、こちらは公称で3セルまで対応しています。(Beta75Xも3セル行けるのかな?)

そして側面。
無駄なスペースがないくらいギッシリと詰め込まれていますね。

反対側にはBetaflight設定用のUSB端子と下にはCaddx Turtle V2カメラのMicroSDカード挿入口があります。
ESCに接続しているモータープラグがむき出しなので、墜落時このあたりがきっと折れやすいんでしょうね!
気を付けよー!

ピッグテールは2〜3セル仕様なのでXT30プラグとなっています。

キャノピー上部にはCaddx Turtle V2カメラのマイクが設置されています。

そしてフレーム底面。
カーボンのフレームにバッテリーホルダーが付けられています。

手持ちの2セルバッテリーは問題なく取り付けることができましたが、3セルバッテリーではサイズ的に少し無理があります。

3セルでの使用では少し加工が必要なようですね。

付属のバッテリーホルダーを外しこのようなベルクロのベルトでバッテリーを固定?
しかしベルトを通すスペースがない!
どうすりゃいいんだ、これ!?
今後の課題として考えておきますので今回はパスということで。

それでは機体を解体していきましょうか。

モーターのプラグを抜き、底面にあるカメラ&バッテリーホルダー固定用のネジを外すとFCタワーをごっそりと外すことができます。

いったい何枚基盤を重ねてるんだ、この子は!

キャノピー後方にあるビスを外しカメラを分離。

とりあえず下からバラしていくことにしましょう。
ちなみに、上からFC、ESC、Caddx Turtle V2、VTXの順となっています。

一番下にVTX「FSD TX600」。
600mW出力が可能なVTXですが、出荷時はロックがかかっており25mWに制限されているようですね。
どうやって解除するんだろうか?

次にCaddx Turtle V2カメラ。

さらにタワーを崩していきます。

次にESC、1〜3セル対応で連続出力8Aの4 in 1タイプのESCとなっています。

最後にフライトコントローラー。

今回ご紹介しているFrsky版には、「Frsky Nano V2レシーバ」が接続されていました。

そしてブザーポートもちゃんとあるようですね。
ブザーも今後付ける予定ですが、どこに設置するかが問題です。
良さげなスペースがないんだよなぁ〜。

これですべて解体完了、お疲れ様ー!

そしてサクッと元に戻しましょう。(撮った写真を確認しながら1時間もかかってしまいました!)

無事元に戻すことができバインドして飛ばすこともできました。

完成度が高い機体で驚くほど飛ばしやすい!
デフォルトの状態でこの飛ばしやすさ、一体何なんでしょう!
また楽しい相棒を手に入れてしまいました。

これからどんどん新しいCine Whoopが登場してくるのでしょうね!

個人的には、最近仲間に加わったEmax Tinyhawkが非常に気に入っておりこのHD版にあたる『Tinyhawk HD』なんて出ないかなぁとちょっと期待しているのですが。

【Emax Tinyhawk】超パワフル1SブラシレスWhoop『Emax Tinyhawk』。モーター&ペラが丈夫なフレームにガードされ1S練習機としてオススメ!

ちょっと長くなりましたので今回はこの辺で!
ブザーの取り付けや3セルバッテリーでの使用等々、いろいろ試してみたいことがある機体なのでまた次回ご紹介したいと思います。

【FullSpeed TinyLeader】狭いスペースに何とかロスト防止用ブザーを取り付けることが出来ました!

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