Whoopを始めて1年ほどが経ちましたが、もう部屋のデスク周りはドローン関係のパーツや何やらで溢れかえっております!
ドローンに囲まれて生活するのは楽しいものですが、これでは全く作業が進まず・・・
重い腰を上げ片付けを始めると・・・モーターやらFCなど使っていないパーツ達が出るわ出るわで!
これはスペアパーツやストックしているパーツのリスト作っておいた方がいいですね!
まぁそんな話は置いといて、今回全く使っていなく埋もれていた宝を発見したのでToothpick練習機を1機作ってみる事にしました。
あまり飛ばさなくなった機体の有効活用として最近、Toothpick化をやっております。
Beta75 Pro2やMobula7のToothpick化をやったのですが、お手軽Toothpick化にも関わらずこれがよく飛んでくれるんです!
Toothpick練習機は、このサイズ感での2セルや3セルでの飛びが飛ばしやすく両機とも練習機として重宝しています。
今回、手元にあったパーツを使いこのサイズでのToothpick機を作ってみました。
パーツの構成から言うとモーター以外(カメラもかな)はもうBETAFPV HX100と言ってもいいのですが・・・
モーター以外のパーツが手元にあるのは分かっていたのでHX100の購入は見合わせていましたが、晴れてHX100を自作する事に!
コイツもいい飛びをしてくれます。
HX100気になっている方は完成機を買っちゃった方が早いのですが、機体構成が簡単なので余ったパーツや他の機体から移植すれば近い構成のものが簡単に作れちゃいますね!
目次
手持ちのパーツでHX100を組んでみる!
構成パーツ!
使っていないパーツを集めてみると、もうこれはHX100を自作しなさいとばかりのパーツが集まりました。
パーツ構成はこんな感じです。
フレーム | HX100 Carbon Fiber Frame |
キャノピー | Canopy for EOS2 Camera |
FC | F4 2-4S AIO Brushless Flight Controller 12A (BLHeli_S) |
VTX | A01 25-200mW 5.8G VTX |
カメラ | Caddx Turbo EOS2 |
モーター | 1103(11000KV) or 1105(6000KV) |
構成的にはHX100とほぼ同じ構成となりますが、モーターとカメラだけ異なります。
HX100では1103 8000KV(3セルまで対応)が使われていますが、私の手元にありサクッと組めそうなのはこの2種のモーター。
1103 11000KVモーターは2セルまでが推奨されています。
過去にこのKV値での3セルバッテリー使用でモーターが数回焼けたことがあるので、2セル機として組むならこのモーターですかね。
次に1105 6000KVモーターは3セルまで対応しています。
1103 8000KVモーターよりも約6g(1.5g×4本)重くなりますがその飛びがどうなるか気になります。
機体を組み上げる!
上記パーツを使い機体をサクッと組んでいきます。
まずはFC(F4 2-4S AIO Brushless Flight Controller 12A (BLHeli_S))に受信機(Frsky xm+)を取り付けていきます。
私の手元にあったこのFCはV1.2(セカンドバージョン)のものでしたが、現在新しいバージョンのものが販売されており少しピンの配置が異なっているようです。
ここではV1.2タイプのものでご説明してきます。
下図を参考に受信機を接続。
そしてVTXへの配線も(A01 VTX付属のプラグを使用)やっておきます。
そしてロスト防止のためブザーも取り付けておくことにしました。
このFCにはブザーポートがないのですが、LED_STRIP用のポートを使いブザーを設置しました。
LED_STRIPの端子にブザーのプラスを接続し、マイナス側はその横にあるVTX用のGNDを利用しました。
FCへの接続はこれで完了です!
受信機&ブザーの設置が完了したらサクッと機体を組み上げます。
このフレームではモーターケーブルが少し短いので延長する必要があります。
(最近発売されたToothpick用FCではプラグが横に出ているのでケーブルの延長は必要ないのかな?)
Beta75 Pro2をToothpick化した時はこのようにコネクタ部分をカットして延長しました。
今回2種のモーターを載せ替え飛びの違いをみたかったのでこのような延長プラグを作成して容易にモーター交換が出来るようにしました。(最終的に純正HX100搭載の1103 8000KVモーターに変える場合も考えられるので!)
Whoop機体をToothpick化する際、使うフレームにもよりますがモーターケーブルが数mm〜数CM足りないという場合がよくあります。
このような延長ケーブルがあればモーターの載せ替えが容易にできるので便利ですね!
このアイデアを頂いた⌘Parara-pa-pa_fpv⌘さんには感謝です!
https://twitter.com/FlyingFpv/status/1164324693437898752
圧着ペンチをお持ちなら綺麗に作成できますが、オスメスのプラグをはんだ付けすれば作れるので簡単です!
はい、完成です!
今回は2セル機として1103 11000KVモーターの構成で組んでみました。
後々モーターは載せ替えて飛びの違いを確かめたいと思います。
Betaflightでのブザー & VTX設定!
ブザーの設定!
今回、FCのLED_STRIPポートを使いブザーを利用するためBetaflightでのリソースのリマッピング作業が必要となってきます。
その他のBetaflight設定は割愛させて頂きます。
まずは【CLIコマンドライン】から[resource]と入力し割り当てられているリソースを確認。
BEEPER 1がB02そしてLED_STRIPがA08に割り振られているのが分かります。
今回LED_STRIPは利用せず、ブザーとして使いたいのでこのように変更します。
resource BEEPER A08
save
これで送信機の操作で取り付けたブザーが鳴ると思います。
VTXの設定!
そしてVTXの設定もやっておきます。
今回使ったA01 VTXは物理的なボタンが付いていないので、こちらも[CLIコマンドライン]から設定しました。
set vtx_channel=1
set vtx_freq=5705
set vtx_power=2(”1”で25mW、”2”で200mW)
save
まとめ!
Toothpickは本当によく飛んでくれます。
手持ちの機体でいうとHappymodel Sailfly-XやEachine RedDevilは3セルまで対応しており非常に飛ばしやすいのでこれからToothpickを始めようとお考えの方にオススメです!
そして前回作ったBeta75 Pro2やMobula7をToothpick化した機体(2セル機)もなかなか飛ばしやすくWhoop形状の時よりも格段にスピードや機動力が上がり楽しめます。
今回作成したHX100(現モーターでは2セルまで)もよく飛んでくれます。
気になる方はBETAFPV HX100買っちゃった方が手っ取り早いのですが、構成が簡単なので手持ちのパーツを利用して近い構成で作ることは簡単に出来ます!
今回、1103 11000KVモーターを使用し2セル版HX100を組んでみましたが、手持ちのモーターで言うと1105 6000KVや1102 8500KV(フレームの変更が必要)なんかにチェンジして飛びの違いも楽しみたいと思っています。
Whoop形状では85mmサイズの機体の飛びが安定感があり気に入っていますが、さらなるスピードや機動力を求めるならToothpick化してみる・・・なかなかおもしろい楽しみ方ですね!
【2019.11.24追記】1セル版 BETAFPV HX100 SEが来ました!
このHX100の1セル版HX100 SEが来ました。
1セルとは思えない飛びで驚きです!
もう古くなりあまり飛ばしていないWhoopなどを解体すれば1セルToothpickも簡単に組めちゃうのでおもしろいですよー!
アドバイスありがとうございます。教えて頂いたサイズを揃えてみようと思います。
はじめまして、最近、Tinywhoop やToothpick を始めたのですが、メンテナンス用にシリコンワイヤーを買おうと思うのですがサイズがわからず、教えて頂けたらと思いコメントしました。1種類で良いのか?また複数を用途べつに購入しなければいけないのかアドバイス頂けたらと思います。何awgと具体的に教え頂けると幸いです。宜しくお願いします。
ご質問、ありがとうがざいます。
シリコンワイヤーは数種類の太さを用意しておいた方がメンテ等やりやすいと思います。
私もそんなには持っていませんが、例えば
XT30には18AWGあたりを使い、VTXやカメラ配線などには26AWG、またCrazybee FC(US65やMobula7など)のブザーパッドは非常に小さいのでこちらの取り付けには30AWGの細いものを使うようにしています。
私はこの辺りをほぼメインで使っていますが、3種類ほど持っていると何となくの太さが分かるので必要に応じて太さの対応がしやすく買い足しもしやすいかと思います。