BETAFPVさんから以前ご提供いただいたZ02 AIOカメラが長いこと日の目を見ないまま残されていたので、このカメラを使って自作機を組んでみました。
目次
自作機716フープ BETAFPV『F4 Brushed Flight Controller』+『Z02 AIO Camera』
これが今回使用したパーツたち。
BETAFPV『Z02 AIO Camera』
使用したカメラは、BETAFPVの『Z02 AIO Camera』。
このBETAFPVのZシリーズのカメラは、カメラ部分が20度上向きに向けられており、この絶妙なカメラ角度で非常に操縦がしやすいので個人的に気に入っています。
最近ではスプリットタイプ(カメラ部分とVTXが別れている)のZ02カメラが販売され、用意するカメラマウント次第で好きな角度に傾けることができるようになりました。
最近大人気の2SフープのBeta75XでもこのスプリットタイプのZ02カメラが使われており、そのカメラ角度は35度傾けられています。
ドローンはその機体の傾き具合で速度を出すので、速度が出る機体になるほどそのカメラ角度を上げてやることで操縦がしやすくなるということなんでしょうね。
初代のZ01カメラでは送信出力は25mWのみだったのに対し、このZ02カメラでは25mW出力のほか200mWでの出力も可能となっています。
またスマートオーディオ機能が追加され、ゴーグルのOSD画面からプロポ操作で周波数の設定や送信出力の変更などができるようになっています。
私がはじめて開局申請したカメラがこのZシリーズ初代にあたるZ01 AIOカメラなので非常に思い入れもあるカメラです。
今回使っているZ02カメラはスプリットタイプではないものを使っています。
現在では販売は終了し、BETAFPVではZ02カメラはスプリットタイプのものに移行しているようですね。
そしてこのZシリーズの最大の特徴が、BETAFPV製のFC(フライトコントローラー)とヘッダーコネクターを使って簡単に接続することができます。
これ初心者にはありがたい!
カメラ裏側にある5ピン端子をFC側に付けたプラグに差し込むだけで接続は完了です!
付属の専用カメラマウントと合わせた重量は約5.2g。
ちょっと重いですね!
BETAFPV『F4 Brushed Flight Controller』
今回使用したFC(フライトコントローラー)は、BETAFPV『F4 Brushed Flight Controller』。
今まで練習機は、『BETAFPV Lite Brushed Flight Controller』を使った716ブラシモーター機を使っていました。
フープを始めた時から練習機で使っていたので大変思い入れがある機体です。
Silverwareファームウェアを適用しAngleモードのほかAcroモードでも飛ばせるようにしています。
何度この機体を壊しては直し、また飛ばす・・・を繰り返したことでしょう。
Silverwareファームウェアもまだまだ勉強中ですが、URUAV UR65の購入をキッカケにBetaflightの勉強も始めたので、今回FCはBetaflightに対応したBETAFPV『F4 Brushed Flight Controller』を選択しました。
このフライトコントローラー、先に紹介したZ02カメラと非常に相性が良くケーブルでの接続が必要ない(FCとカメラをプラグで接続)ため、スッキリ収まります。
付属の5ピンコネクタをFCに半田付けしてやれば、あとはZ02カメラ裏側に付いているピンをこのコネクタに差し込んでやるだけで接続完了です!
Z02カメラ裏側にあるピンをFCにハンダ付したプラグに差し込むだけで接続完了!
通常VTXからVCケーブル、GNDケーブル、Vinケーブル、Voutケーブル、Smart audioケーブル、この5本のケーブルを伸ばしFCに接続してやる必要がありますが、その必要がなく5ピンコネクタを差し込んであげるだけで完了し非常にシンプルで見た目もスッキリです。
あとはバッテリーに繋いでやれば動作します。
そしてこのFCの重さは、約4.1g。
また、30Aに対応したMOSFETが使われているらしく非常にパワーがあります。
参考 F4 Brushed Flight Controller (Frsky Rx + OSD)BETAFPVまだ途中なんですがこの機体を組み上げてみてその重量を測ってみると最終的に約29.4gとなりました。
300mAhバッテリー込みだと約37g、これはちょっと重すぎますね!
今まで使っていた練習機は、同じ716ブラシモーターを使っていましたが約26.5gだったので3gほど重くなってしまいました。
かなり重量アップとなってしまったので組み上がった際、同様に飛ばすのは難しいかなぁなんて思い820モーターや8520モーターへの変更も考えていましたが、実際に飛ばしてみるとパワー不足は感じられず非常にパワフルに飛んでくれます。
これがこのF4 FCの能力なんでしょうか、先に述べた30AのMOSFETの恩恵を受けているのかなと思います。(素人なのでハッキリしたことは分かりませんが)
普段1Sブラシレスフープ『URUAV UR65』も練習機として飛ばしていますが、このパワフルな機体にも負けないくらいの飛びを見せてくれるので非常に驚きです。
UR65の機体重量は約20.7gなので約9g近くも重いこの機体を遜色なく飛ばしてくれるのは、やはりこのFCのおかげなんでしょうね!
BETAFPV Combo of Sleek Frame and Canopy for Beta65S
今回自作機ということで、『BETAFPV Combo of Sleek Frame and Canopy for Beta65S』というフレーム&キャノピーのセットを選んでみました。
カッチョいい!!
しかし全体的に重量をアップさせてしまった原因がここにありました。
まずこのフレームの重量を測ってみると約5.3g。
手元にあったペイントされていない716モーター用フレーム(V3バージョンとなります)の重量は3.5g、このフレームだけで2g近くの重量アップとなっています。
ペイントされているだけでこんなに重くなるんですね!
少し重くなってしまった今回のこの機体ですが、通常のフレームに変更することで約2g軽量化できる余白をまだ残しているので、次回さらなる軽量化にもチャレンジしてみたいと思います。
参考 65mm Micro Whoop Frame for 7x16mm Motors Version 4BETAFPVKing kong/LDARC 716 17600KV Brushed Motor
使用したモーターは、King kong/LDARC 17600KVの716ブラシモーターを使用。
お部屋フープではパワー不足は感じられず、逆に出しきれない感じで野外でも問題なく飛ばすことができます。
もう少し広い野外で飛ばしたい時は、BETAFPVでも19000KVの716モーターが最近発売されたのでこちらに変更してみるのも面白そうですね!
King kong/LDARC 31mm4枚プロペラ
フープを始めた時から使っているのがEachineの4枚ペラ。
ずっとこのペラを使っていたので慣れなのか使いやすかったのですが、今回初めてKing kong/LDARCのペラを使ってみました。
外見はEachineのものより羽が少し太く光沢があり、硬い印象です。
重さは4枚で1.3g。
このペラで実際に飛ばしてみると、非常に音がキレイ?で驚きました!
ちょっと表現が難しいのですが、プロペラが回転する時のカラカラとかキュルキュルといったノイズがなくシュイーンって感じ(曖昧な表現ですいません)でとてもキレイ。
さらにEachineのペラを使ったときよりなぜか飛行時間が少し長くなります。
プロペラから発生する揚力(浮き上がる力。あってるかな?)が無駄なく飛行に使われてるんでしょうか?
飛行に関しても遜色なく飛ばしやすいんですが、両プロペラで飛ばし比べてみましたが、飛ばしやすさという点で言うと私個人としてはEachineのペラの方が少し上かなと!
ずっと使っているので慣れの部分もかなりあると思いますが、あの曲がる時にキュッとしっかり止まってくれる感覚はやはりEachineの方に少し軍配が上がるのではと(フープ歴半年も経たない初心者意見です)。
Eachineのペラの予備がなくなってしまったので、このKing kong/LDARCのペラで組んでみましたが、こちらのペラでの飛行に慣れてくるとまた答えが変わってくるかもしれません。
ペラひとつにしても飛び方が変わってくる、なかなかフープって奥が深くて面白いですね!!
サクッと組み立て!
以上、構成パーツのご紹介でしたがサクッと組み上げていきましょう。
モーターのケーブルをクネクネしてフレームに装着。
Z02カメラを付属のカメラホルダーに装着。
フレームにFCを取り付け、Z02カメラをFCのプラグに差し込みます。
モーターケーブルもキレイに処理し、プロペラとキャノピーを付けてハイ完成!!
バッテリー込でこの重量。
ちょっと重すぎだな!
実際に自分で機体を組んでみて、軽量化という新たな課題が生まれました。
今後飛ばしていくにつれ、この機体もどんどん形を変え自分好みのフープくんになっていくのでしょう。
以上、F4 FC+Z02 AIOカメラで組んだ716機の構成のご紹介でした。
少し重いですが716機としては十分な飛びを見せてくれ、フープ練習機として現在活躍してくれています。
今後、さらなる軽量化やこのF4 FCを使って820や8520モーターでの構成も考えております。
自分で機体を組んでみると、新たな発見や課題が見つかりフープ熱も上がり楽しいですね!
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