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【Emax Nanohawk】Tinyhawkシリーズ新機体Nanohawk。軽量20gのパワフルな65mm 1S Whoopです!

とうとう私のもとにもやって来てくれました!
Emax Tinyhawkシリーズの新機体『Emax Nanohawk』。
今回の新機体は65mm 1S Whoopとなります。

Tinyhawkシリーズの機体は個人的に大好きで、これまで全て飛ばしてきました。
毎年この時期になるとお正月こたつWhoopとして年最後の機体を何かしら手に入れるのですが、今回はこのNanohawkくんが2020年最後の機体となりそうです。(実は他にも届いているのですが)

お部屋Whoop用の65mm 1S Whoopの候補は他にもあったのですが、やはりTinyhawkの新機体はどのみち手に入れるのは確実だったので年末年始はこの機体で遊び倒そうと考えています。

・・・なんですが、飛ばした第一印象は結構パワフルな機体です!
私の腕では自宅室内機としては手に余りそうな気すらしています。
屋外で飛ばしても十分楽しめる機体ですね。
65mm Whoopっていつからこんなパワフルになったんだ!

65mmサイズのTinyhawkは実はシリーズ初なんですよね!
初代1S Tinyhawk(白色のやつです)は75mm機でしたし、サイズ的に近いTinyhawk Ⅱ RaceはToothpick機だし・・・
Tinyhawk好きとしては65mmサイズの機体を出してくれたことは非常に嬉しく思っております。

今回は開封から内部構成等詳しく見ていきたいと思いますが、Tinyhawkシリーズの機体ってほんと変わった機体(いい意味で)ですね。

まず外観ですが、カーボンフレームにペラガードとキャノピーが一体型になったフレームがセットで使われています。
独自形状ってもうTinyhawkの売りの一つですね!

これまでのTinyhawkは丈夫なフレームにUmmaスタイルっていうのかな?
ひっくり返った形状で主要部分がガードされているためブラシレス機でよく起こるモーターケーブルの断線など起きにくく壊れにくい構造?でしたが・・・
Nanohawkでは通常のWhoopスタイルになったようです。
ここはちょっと以外でした!
Tinyhawkってあの逆向きのイメージが強かったですからね。

形状以外にもバッテリーがGNB27規格のものが採用されたり、これまでの独自サイズのFCから他のWhoopフレームなどにマウント出来るサイズのものに変更もされているようです。

またペラガード一体型キャノピーですが、カメラマウント部分の構造&スペースも広く取られています。
これまでのTinyhawkの機体はこのスペースが非常に狭かったためカメラまわりのカスタマイズが非常に困難でした。

Twitterで見かけましたが、既にひ〜ち〜さんが標準のRunCam Nano3カメラからカメラマウントを作りCaddx ANT Liteカメラに変更されていました。
最近私も3Dプリンタを導入しましたが、これだけ広くカメラマウント部分のスペースが開けられマウントの構造も簡単なので、多少のモデリングの知識があれば他のカメラをマウントすることも比較的容易に出来そうです。

それではTinyhawkシリーズ新機体、『Emax Nanohawk』を詳しく見ていきましょう。

Emax Nanohawk レビュー

Emax Tinyhawkシリーズの新機体『Emax Nanohawk』ですが、今回の新機体は1セル65mm Whoopとなります。
Tinyhawkはこれまで専用ポーチに入って届いていましたが、今回は簡易梱包に変更されていました。

付属品一覧

こちらが付属品一覧となります。

予備ペラ4枚(1組)にUSB充電器、300mAhバッテリー(GNB27タイプ)×1、GNB27→PH2.0変換ケーブル×2本、予備ビス、バッテリーマウント用ゴムバンド(予備2個)、Emaxステッカーが付属しています。

あれ?いつものマニュアルが・・・
製品販売サイトには付属品にマニュアルも記載されいましたが、私のには入っていなかったです。

そして、いつも2本付属していたバッテリーも今回は1本に削られていました。
Emaxのこの容量のバッテリーは手元に多数持っていますが、今回ピッグテールの規格がGNB27が採用されています。

GNB27規格のものは私はこの機体が初となり手元に全く無くどうするか迷ってたんですが、同時期にEachine AE65という機体も手元に届きこちらにはGNB27に対応した充電器やバッテリーが数本付属していたのでとりあえずはこれでテストは出来そうです。

これからNanohawkの購入を検討されている方でGNB27規格に対応したバッテリー充電器をお持ちでないなら一緒に購入するか、変換プラグを作って既存バッテリーで対応する必要がありますね。

GNB27規格に対応した機体も増えているようですが、現在の主流は???
これを機にこちらに移行ってのもありなのかな・・・?

付属のUSB充電器はPH2.0タイプのものなので、同じく付属する変換プラグを使いバッテリーを充電する形となります。

そして予備ペラも1組付属しています。
標準ペラはEmax Avanペラとなりますが、今回のNanohawkでは既存手持ちの31mm(0.8mm径)のペラが使えるのでいろいろ試せそうですね。

外観チェック

機体外観をチェックしていきます。
まず箱開けで驚いたのは機体の軽さ!
機体のみの重量が約20.9g。(付属300mAhバッテリー込みで約29.8g)
非常に軽い機体ですね。

これまでのTinyhawk同様、機体サイドにBetaflight設定用USB端子があります。
この位置で上から挿せるのはなにげに便利です。

標準カメラはRunCam Nano3カメラ。
綺麗なカメラだと思いますが、最近ではCaddx ANT liteなど出てきて特に目新しさはありませんかね。

そして横から出ている赤いリード線みたいなの。
これ受信機のアンテナとなります。
30AWGくらいの普通のリード線のようですが・・・これで大丈夫なのかい?

モーターはTH0802 Ⅱ 19000KVモーターとなっています。
THってTinyhawkの略だと思いますが、「Ⅱ」が記載されているのは今回が始めてです。
何か改良されているのでしょうか?

ペラガードとキャノピーが一体化した独自形状のフレームですが、非常に弾力のある素材となっていてプニプニ曲がります。
室内でテスト飛行しましたが、壁にぶつかると結構な勢いで跳ね返ります。
そしてこの形状からなのかWhoop機でよくある壁に張り付くこともないような気がします。

そして機体底面。
バッテリーのマウントはゴムバンドで固定するタイプとなっています。
最近のTinyhawkではお馴染みですね。
容量やサイズの違うバッテリーでもマウントできます。

1S Tinyhawkと言えば初代のこの機体ですが、こちらは75mmサイズとなるので比べてみるとNanohawkはやはり小さいですね。

歴代Tinyhawkシリーズの機体を並べてみました。
うぅ〜ん、どれもカッコいい!
そしてどの機体もよく飛んでくれて飛ばしやすいんですよねー!
こうして比べてみると名のごとくNanohawk、やはり小さいですね。

内部構成チェック!

独自形状が特徴のTinyhawkなので、Nanohawkの内部構成も気になりますよね。
分解してチェックしてみましょう。

モーターとカメラがFCに直付けでハンダされているのでモーター固定ビスも外さないとバラせないのが少し面倒です。
このメンテナンスがしにくい構造も最近のTinyhawkって感じです。
カーボンフレームと一体型キャノピー&ペラガード、そしてFC部分に分解できました。

MEMO
フレームとFC固定のビスには小さなワッシャー(スペーサー)が4つ使われているのでメンテナンス等でバラす際はなくさないように!

小型Toothpickとしてもいけるのか?

カメラはRunCam Nano3が使われています。
最近のWhoopではもうお馴染みですね。
結構きれいなので個人的にはこのカメラで十分です。

そして25mW VTX。
FCにはんだされた2段仕様のこのVTXもTinyhawkではお馴染みです。
FCから伸びている赤い線が受信機のアンテナとなります。
普通の30AWGのリード線のようですが、問題あるようなら真っ先にカスタマイズしたい部分です。

FCの形状は変更されていました。
これまでのTinyhawkシリーズでは全て独自形状&サイズのFCが使われていましたが、Nanohawkでは通常のWhoopフレームでもマウント出来るサイズに変更されています。
標準形状に飽きたら他のフレームやサイズアップして(75mmフレームではモーターケーブルがギリギリでした)楽しんだりも出来そうです。

数本室内で飛ばしてみましたが、65mm機とはいえ非常にパワフルに飛んでくれる機体となります。
最近65mmの機体は基本室内用として飛ばしていますが、これなら屋外で飛ばしても楽しそうです。

Meteor65やUZ65あたりから1S 65mm機のパワーがグンッと上がった印象です。
この機体も室内では私の腕では結構持て余しております。(お正月この機体でガンガン練習しますよー)

そうなってくると屋外で飛ばしても面白そうなのでブザーも取り付けてみたいところです。
マニュアルが付属していなかったのでFCを見ながらブザーポートを探しましたが、ブザー専用で使えるポートはないようですね。(BetaflightでResourceを見ると空いてるポートに割り振れそうですが)

カメラマウントはこんな感じ。
フレームのくぼみに引っ掛ける感じの形状となっています。
これまでのTinyhawkってカメラ変更が非常に厄介なカスタマイズとなっていたので、こういった構造にしてくれたのは嬉しいところです。
このマウント部分のモデリングさえできれば他のカメラをマウントさせることも容易となります。

そしてよく先端部分が折れるこのVTXのアンテナ。
折角なのでシュリンクチューブで補強して元に戻しました。

最後に!

65mm Whoopと言えばEachine E011やブラシレス機ではUR65から始めましたが、同じサイズでも最近の機体のパワーには驚かされます。
Betaflight設定はまだほぼデフォルト状態ですが、大きく変える必要はないような気がします。
他のTinyhawkもそうでしたがいろいろ変えて・・・結局1周回ってデフォルト設定が一番飛ばしやすいなんてことがありましたが、Nanohawkはどうなるのか・・・?

Rateのデフォルト値は今回も控えめな値になっており、初心者の方でも飛ばしやすいように考えられているのかな?

そしてマニュアルが付属しておらず・・・この機体のVTXの設定には毎度ながら手間取りました。
ロックが掛けられているので一旦解除しないと周波数等変更できなくて・・・
注目の機体で、日本でも人気の65mmサイズの機体なのでいつものマニュアルを付属しておいて欲しいところでしたが・・・私のやつだけかな?付属しなかったのは。

あと1Sバッテリーの主流って今はどの規格なんだろう?
1年ほど前にBETAFPVが新規格BT2.0を出してきましたが、いろいろ試した結果、私の手持ち1S機は現在ほぼBT2.0仕様となっています。
ここに来てまた新たなGNB27規格とかって・・・どれくらい恩恵を受けられるか分かりませんが、いろいろと規格が多いのも困りものです。
手持ちの環境は統一させたいところですね。
GNB27タイプのバッテリーを追加購入するか、それともとりあえずはPH2.0やBT2.0からの変換ケーブルを作成するか・・・悩ましいものです。

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