1Sブラシレスフープ『URUAV UR65』の飛びっぷりが非常によく、最近練習機として毎日飛ばしております。
そんな練習機として使っているUR65くん、野外ではアクロの練習、室内ではゲートでコースを作り飛ばしておりますが、障害物への激突や墜落等でメンテしては飛ばし、またメンテして・・・の繰り返しです。
ブラシ機は何機か持っていますが、練習機として使える1Sブラシレス機はこのUR65しかなく、当然この1機だけではメンテ中は飛ばしたくても飛ばせない時間が発生してしまうため、1Sブラシレスのサブ機という位置付けでBETAFPVの1Sブラシレスフープ『Beta65 Pro』を購入しました。
結果から言いますと、大満足!
サブ機として使うにはもったいないという結果に!
現在練習機として使っているUR65の構成は、標準の0603モーターからBETAFPV 0802モーターに載せ替えています。
BETAFPVの公式HPでは、2S用(Beta65X専用)として紹介されているこの0802モーターが1Sでも使えるだけでなく、このモーターに載せ替えたUR65ではパワーがアップし安定感も増すだけでなく飛行時間が1分程延びるのが非常に驚きでした!
パワーが増しているので、1200TVLの高画質なカメラCaddx FireFlyも楽々と持ち上げてくれます。
そして今回うちにやってきたBeta65 Proくん。
購入時、完全にサブ機的に考えていましたが、ファーストフライトでその考えが一新しました。
BETAFPV 19000KV 0603モーターを積んでいるこのBeta65 Proくんですが、BETAFPV 17500KV 0802モーターのUR65よりもパンチがありスピードも早い!
野外で飛ばしてみるとその差が顕著に現れます。
0802モーターのUR65くんも十分速いのですが、頭一つ分ほどBeta65 Proくんの方がスピードが出る感じ!
さすがに飛行時間は、UR65くんの3分半には及びませんが、それでも2分半は飛んでくれます。(260mAhバッテリー使用)
Beta65 ProのPID等の調整をまだまだ詰めていく必要はありますが、安定感で言うとUR65くんの方が抜群の安定感があり、パワー&スピードでいうとBeta65 Proくんに軍配が上がります。
サブ機的に追加したBeta65 Proですが、以上のことは非常に嬉しい誤算でした!
練習機として室内安定飛行ではUR65、野外でアクロ等パワフルに飛ばす場合にはBeta65 Proといった位置付けになりそうです。
目次
BETAFPV Beta65 Pro(No Rxタイプ)
今回私が購入したBeta65 Proはレシーバー(受信機)が付いていないタイプを購入。
普段私が使っている送信機(プロポ)がTaranis Q X7Sなので本来Frsky受信機がFCに付いたバージョンを買いたいところでしたが、受信機内蔵FCにはブザーポートがないため、私のような初心者の場合、野外飛行ではブザーがないと機体ロストの確率が格段に上がってしまうので、ブザーポートが付いたNo RxタイプのFC(外部にレシーバーを接続するタイプ)のものを選択しました。
また、UR65を野外で飛ばしてる際、60m程離れたあたりからノーコンになってしまうことがよくあり(25mW出力のAIOカメラでは映像もこれくらいが限界)、電波受信距離を伸ばすため外付けでレシーバーを付けれるNo Rxタイプを選択したのも大きな理由です。
レシーバー(受信機)はFrsky xm+を使用。
BETAFPVのサイトから機体と一緒に購入しましたが、レシーバーを保護する圧着チューブが付属していないため別途絶縁をしてあげる必要がありそうです。
時間がある方は、Banggoodで購入すればビニールチューブが付属しているようなのでこちらの方がいいかもしれませんね!
重さは約1.4gほどです。
このレシーバー分、機体の重量が増えてしまいますがそれ以上に上記のようにブザーが付けられ、電波到達距離の長い外付けのレシーバーを付けれるなど受ける恩恵は大きそうです。
付属のカメラは、Z02 AIOカメラです。
最新のZ02カメラは、カメラ部分とVTXが分離したスプリットタイプとなっていますが、この1S用のF4 FCがピンコネクタに対応していないため、スプリットタイプだとVTXを固定できないためか、旧式タイプのカメラとVTX一体型のZ02カメラとなっているようです。
ブザー&レシーバーの取り付け!
まずは受信機(レシーバー)を取り付けていきます。
今回使用したFrsky xm+レシーバーのFCとの接続は下図を参考に配線を半田付けしていきます。
SBUS、VCC、GND端子を指定されたポートに半田付けして完了です。
参考 F4 1S Brushless Flight Controller (No RX+OSD)BETAFPVレシーバーを保護する収縮チューブが付属していなかったため、とりあえずマスキングテープで保護&絶縁処理しました。
ブザーの取り付けも非常に簡単!
UR65の場合、ブザーポートのピッチが狭く非常に困難でしたが、このF4 FCはさほど難しいものではありません。
使用したブザーは、みなさんお馴染みの?Banggoodさんで売られている5個セットのブザーを使用。
端子が長いので適度な長さに切り落とし、熱収縮チューブを仕込んで半田付けしドライヤー等でチューブを収縮させ固定してやれば完成です。
レシーバーとブザーの取り付けが完了したら、動作確認!
よし、問題なしっと!
あとはフレームに戻して完了!
19000KV 0603モーターでパンチ力があります!
ファーストフライで一番驚いたのが、BETAFPV 19000KV 0603モーター使用で非常にパンチがあります。
標準モーターからBETAFPV 0802モーターに載せ替えたUR65は非常にパンチがあり大幅な飛行時間アップになりましたが、そのUR65くんと同じくらい(少しパンチ力は上かな?)パワーがあり驚きました!
さすがに飛行時間は、UR65の3分半(260mAhバッテリー使用)には及びませんがそれでも2分半は飛んでくれます。
このパンチ力ってどこから来てるのでしょうね?
F4 FCの恩恵なのか?
機体の構成なのか?
これくらい飛んでくれれば、当初考えていたサブ機的な位置付けではもったいない!
「xm+レシーバー」 & 「Z02 AIOカメラ 200mW出力」で電波到達距離を測ってみました!
まずは、いつもの公園(場所はあえて伏せときます)でUR65(Frsky受信機&25mW出力AIOカメラ)とBeta65 Pro(xm+レシーバー&Z02 AIOカメラ 200mW出力)で電波到達距離をGoogleマップで測ってみました。(あまり精度は高くないと思いますが)
いつものポジションからUR65で50mほど離れた辺りでノーコンになりやすくなり(その前に映像の方が途切れやすいですが)、到達距離でいうと40〜50mほどでしょうか。
そしてBeta65 Pro(xm+レシーバー&Z02 AIOカメラ 200mW出力)では軽く100mは届く感じでした。
1Sではこれ以上行くと戻ってこれなくなるのでこのあたりで計測をやめましたが、1Sフープでこれくらい届けば十分です!
BETAFPV 0802モーターを試してみた!
標準モーターからBETAFPV 0802モーターに変更することにより、パワーアップ&大幅な飛行時間アップがみられたUR65ですが、試しにBeta65 Proでも0802モーターを試してみました。
結果を言いますと、飛行時間に関しては30秒ほど延びましたが飛行自体は0603モーターの時とスピードやパワー、安定感等さほど変わらないという結果になりました。
0802モーターに載せ替えても受ける恩恵は限られそうです。
最後に!
パワフルに飛んでくれるBeta65 Proくんですが、安定感でいうとUR65の安定感は非常に抜群です。
室内安定飛行用にUR65くん、野外では電波到達距離が長くアクロ等パワフル飛行でBeta65Proくんといった位置付けでメイン機として十分使えそうです。
先日、このBeta65 Proくんの兄貴分?にあたる2S対応の『Beta65 Pro 2』が販売開始されました。
Beta65 Proを飛ばしてみて、このBeta65 Pro 2の方も相当パワフルに飛んでくれることが容易に想像できます。
2Sになると当然1Sとはスピード等全く別次元の飛びとなるため、100m先なんてあっという間に到達してしまいます。
そうなってくると当然、野外飛行で考えるとブザー及びある程度電波到達距離がある外部レシーバーを選択したいところですが、現在のBeta65 Pro 2ではそのような構成は選択できないようです。
現在の1S用のF4ブラシレスFCも販売開始後しばらくしてからNo RXタイプのものが発表されました。
Beta65 Pro 2も非常に魅力的な機体ですが、私のような初心者が2S機を飛ばすには、ノーコン&機体ロストのリスクを減らすため、上記のような構成が組めるFCが出るのを待ちたいところですね!
そして新たに加わった練習機Beta65 Proくん、こんな姿になっても毎日このヘタッピの練習にちゃんと付き合ってくれています。
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