Tiny Whoopにも2Sの波が押し寄せてきています。
昨年後半あたりからHappymodel Mobula7やEachine TARSHCANなど各社話題機を続々と登場させています。
そんな中、BETAFPVが昨年末に販売を開始した軽量2S機が『Beta65 Pro2』。
65mmフレームサイズの1S機『Beta65 Pro』の後継機にあたります。

現在BETAFPVが販売している2S Whoopは、Beta75XやBeta65Xなどレーサー機として位置付けられるX Seriesと、Beta75 Pro2やBeta65 Pro2など軽量2S機として位置付けられるPro Seriesがあります。
今回紹介するのは、軽量2S機にあたる『Beta65 Pro2』。
X SeriesではFC&ESCの2段構成なのに対し、Pro SeriesではFCとESCさらに受信機まで一体となった新しい2S用FCを採用し非常に軽量に仕上がっています。
室内&野外でガンガン飛ばせられる軽量2S Whoop『Beta65 Pro2』
2S機といえば、 普段私が飛ばしているBeta75Xはフレームサイズが75mmで40mmのペラを使用しています。

また今話題のMobula7やTARSHCANなども同様の構成となります。
そして今回ご紹介する『Beta65 Pro2』、ひと回り小さい65mmフレームに31mmペラを使っているため2S機としては非常に小さく感じられます!
付属品は、300mAhの1Sバッテリーが2本と予備の25度カメラマウント(デフォルトで35度マウントが取り付けられています)と1Sで使用する際の小さな部品が2つ付属しています。
機体のみの重量は約24.2gと1S機並みの重さとなっています。
300mAhのバッテリーを入れても40g以下と非常に軽量!
フレームは、1Sバッテリー2本を使用するBeta65X用のフレームが使われています。
1Sで飛行する際は、付属する部品をピッグテールに差し込み使用します。
モーターは、BETAFPVサイトでは17500KVの0802モーターと記述(2019年1月現在)がありましたが、0802サイズの新しい12000KVモーターが使われていました。
参考 Beta65 Pro 2 Brushless Whoop QuadcopterBETAFPVペラのサイズは31mmでシャフト径は1mm となっています。
カメラは、Beta65 Pro2用に(Beta75 Pro2も同様)Z02カメラを改良した軽量タイプのものが使用されており、改良に伴いVTX部分が小さくなりカメラ重量は2.9gほどとなっているようです。
VTXの固定はFCに両面テープで貼り付けられていました。

また軽量化に伴いZ02カメラで可能だった200mW出力がなくなり、25mW出力のみとなっています。
35度のカメラマウントがデフォルトで取り付けられていますが、25度のマウントも予備で付属しています。
OSDを表示させる場合、BetaflightのOSD設定で「PAL」が「自動」を選択する必要があります!
そしてこちらがBETAFPVのProシリーズに使われている新しい2S用のFC(フライトコントローラー)となります。
FCとESC、受信機(Frsky版)が一体となったAIO(オールインワン)タイプのFCとなっています。
ブザーポートがないのが残念!
ESCや受信機が一体となり軽量化されたこの2S用のFCですが、私的に残念に思うのがブザーポートがない点。
Whoopをはじめて半年ほど経ちますが、野外で飛ばす際はやはりロスト防止のためにブザーが欲しいところです。
こんな小さな機体ですから、木に引っかかったり草むらに入り込んでしまったら探すのがとても大変ですからね!
同様の理由で私はBeta65 ProにはブザーポートがあるNo-RXタイプ(受信機を後から外付けするFC)のものを選択しました。
Frskyの場合、xm+レシーバ等を別で用意する必要がありそのレシーバ分重量が増えてしまいますが、ブザーポートがあるので野外でも安心して飛ばせられます!
絶対にブザーを付けたいという方はこちらを参考にNO-RXタイプのFCを選択するのがいいかと思います。

Beta65Xとの違いは?
以前手持ちのBeta75Xを65mmサイズの2S機の飛びを試してみたくBeta65Xにダウンサイズして飛ばしてみたことがあります。

モーターサイズは0802と同じですが、Beta65Xでは17500KVのモーターが使われています。
飛び自体は、Beta75Xほどのパンチはないものの野外ではパワフルに、また室内でも十分早く飛ばすことができました。
しかし飛行時間は260mAhの1Sバッテリー2本で2分が限界でした。
Beta75Xが同バッテリーで3分近くカッ飛んでくれるのでこれは非常に残念なところでした!
しかしBeta65 Pro2の場合、パワーや飛びっぷりの違いはほぼ感じられず(初心者には違いが分からないレベル)、飛行時間は同バッテリーで3分近くは飛んでくれます。
300mAhのバッテリーを使えば3分半は軽く飛んでくれるので飛行時間に関しては非常に満足できます!
フレーム&ペラ交換でBeta75 Pro2も試せる!
先に紹介しましたが、BETAFPVのサイトでは17500KVの0802モーターと記述がありますが、実際私のところに届いたBeta65 Pro2は新しく出た12000KVの0802モーターが搭載されていました。
このモーターは、一回り大きいBeta75 Pro2にも搭載されているモーターなので、フレーム(Beta75 Pro2フレーム)と40mmペラを用意すれば簡単にBeta75 Pro2にすることができそうです。
Beta75 Pro2の飛びっぷりも大変気になるところなので近いうちにやってみたいと思います。
最後に!
2S Whoopのメジャーどころで言うとBeta75XやMobula7、TARSHCANなどは75mmサイズのフレームを採用しており、今後出て来るであろう2S機もおそらくこのサイズのものが中心になってくるかと思います。
Tiny Whoopをはじめた頃は大抵の方が65mmサイズの機体で飛ばし始めると思います。
この65mmサイズの2S機は結構貴重な存在になりそう?で、また私のようなWhoop歴の短い者にとってはこのサイズ感がなんともシックリきて飛ばしやすい!
X SeriesのBeta75XとPro SeriesのBeta65 Pro2両機を所有してみて、BETAFPVさんが2S機を2つのシリーズに分けたのも納得できます。
野外でカッ飛ばすことができフリースタイルなどもこなすレース機と位置付けるX Series、野外でもビュンビュン飛ばせられ、また室内でも素早く飛行できるPro Seriesといった位置付けになるかと。
室内Whoopでいうと1S機ですがURUAV UR65の完成度が非常に高く、そしてBeta65 Pro2は2S機となりますがそれに近い操作感を実現しているかと思います。

ど素人の私の意見で恐縮ですが、部屋でテスト飛行を行ったファーストフライトでちょっと感動しました!
1S機に比べパワーがあるので無調整ではフワフワ感はありますが、操作が非常にしやすい!
これ調整次第ではUR65並みにお部屋でもガンガン飛ばせられそうな感じです!
Pro Series用に採用されたAIOタイプのFCやVTXによりとことん軽量化されパワーも有り余るこの機体、今後いろいろいじって楽しめそうです。
Beta75 Pro2の構成に変えた時の飛びっぷりの変化も大変気になるところです。
でも野外でビュンビュン飛ばすにはやっぱりブザーポートが欲しかった!
BETAFPVの受信機内蔵タイプのFCって何でブザーポート付いてないんだろうかといつも思っています。
室内2S機としてビュンビュン飛ばせるBeta65 Pro2、野外でカッ飛ばすにはブザーポートが付いたNO-RXタイプのBeta75 Pro2がいいのかなぁ〜なんて考えながら、次にこの子をどういじってやろうかといろいろ悩んでますが、今回はこの辺で・・・。








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