発売前(07.24に発売予定)新しく発売されたBeta85 Pro2をBETAFPV様からテスト用に頂いたのでレビューさせてもらいます。
この機体に関しては以前、個人的な興味からほぼ同じ構成で組んで検証してみた事があります。
構成的には、Beta75 Pro2のFC『F4 2S AIO Brushless Flight Controller』を使い『Beta85X Whoop Frame』に載せ替えたというものです。
モーターも標準の08028 12000KV Brushless Motorsから1103 11000KV Brushless Motorsに載せ替え、ペラも40mmのものからEMAX Avan 2” 4-Blade Propellers (1.5mm Shaft)に変えました。
今回頂いたBeta85 Pro2とほぼ同じ構成となります。
Beta75 Pro2は非常によくできた機体で、特に標準の08028モーターから1103モーターに載せ替えた機体はWashOut等の挙動がかなり抑えられ、また飛行時間も延びるという結果となり非常に満足しておりました。
そして今回頂いたBeta85 Pro2の機体構成は、上記85mmフレームテストの記事内で試した機体とほぼ同じ構成となっています。
その記事を見ていただけると分かるかと思いますが、F4 2S AIO FCでの1103モーター85mmフレームではかなりWashOutが出ており6A ESCでの85mmフレーム化は適さない?というように私的には結論付けていました!
もともと私がBeta75 Pro2での85mmフレーム化に興味を持ったのは、Mr ShutterBug氏による以下の動画を見たのがきっかけです。
ほぼ同じ構成で組まれた85mm機なんですが、非常にいい飛びをしています。
同構成にも関わらず飛びが全く違う!
当然飛行技術に雲泥の差があることは認めます。
しかしそれにしても私レベルの技量で飛ばすとWashOutが酷すぎまともに飛ばせられなく・・・。
Mr ShutterBug氏の機体は、Beta75Xを85mmフレームに載せ替えたいわゆるShutterbug85構成機というものが非常に飛ばしやすく、普段の練習機としてよく飛ばしています。
Mr ShutterBug氏の機体は、かなり独特のチューニングがされているようで同じ機体構成でも飛びが全然違ってくるなんてことを個人的には感じておりました。
以上より、以前の記事ではBeta75 Pro2での85mmフレーム化は操縦技術やチューニング等の知識がなければ安定機としては適さないと私個人では結論付けていました。
そして今回、BETAFPVさんからテスト用で頂いたBeta85 Pro2。
デフォルトのPID等の値を見てみましたが、Beta75 Pro2のデフォルト値と同じとなっています。
以前検証した機体も一旦初期状態のデフォルト設定に戻してテスト飛行したので構成も設定もほぼ同じということになり・・・ん?今回頂いたテスト機はその時の機体構成と設定値も同じなのか!?
BETAFPVの担当者の方曰く、新しく発売されるこのBeta85 Pro2はMr ShutterBug氏による上記の動画をコンセプトに作られているそうです。
同機体の構成を見たとき以前の自分の検証(WashOutが酷くMr ShutterBug氏の動画のような飛びまで持っていくにはかなりのチューニングが必要!)は何だったのか?なんて!
BETAFPVさんはかなりこの機体を推されているようで、再検証してみなさい的な意と個人的に捉えております。
まぁいろいろと個人的に気になるところがありますが、私のようなド素人の検証話はさておき、Beta85 Pro2の機体構成を見ていきましょう。
【BETAFPV】1103モーター & 85mmフレームにアップしたBeta85 Pro2
付属品は、予備のカメラマウントと2セル300mAhバッテリーが付属します。(正式なリリース版は変わっているかもしれません)
Beta85X Whoop FrameにモーターはBeta75Xと同じく1103 11000KV Brushless Motorsが使われています。
ペラはEMAX Avan 2” 4-Blade Propellersが使われています。
デフォルトでモーター逆回転構成にされているようですね。
バッテリーストラップで固定する形状となっています。
この付属のストラップ、改良されたのかな?
Beta85X HD付属のものはベルクロの圧着力が非常に弱かったのですが、今回付属のものはかなり強くなっていました。
機体重量は約42g。
付属の2セル300mAhバッテリー込みでも約60gと85mmフレームの2セルWhoopとしては軽い方かと思います。
同サイズ機と比べてみます。
URUAV UR85の機体重量が約43g。
Beta75X改(85mmフレーム化)の機体重量が約51gだったのでやはり軽いですね!
それではキャノピーを外し内部構成を見ていきましょう。
使われているカメラはZ02 AIO Camera、ピン接続ではなくケーブル接続となってきます。
FCはBeta75 Pro2と同じ『F4 2S AIO Brushless Flight Controller(Frsky受信機内蔵)』、5A(連続ピーク6A)ESCとなっています。
機体構成はこんな感じとなります。
まとめ!
少し長くなりそうなので今回は機体構成のチェックまでにしたいと思います。
次回、飛ばすまでの最低限のBetaflight設定や気になる飛びについてみていきたいと思います。
私個人としては以前やってみたPro2 FCでの85mmフレームでの検証でWashOutが気になったのでBETAFPVの担当者の方に特別なチューニング等されているのか問い合わせたところ、撮ったビデオを見たいとのことで私のクソ下手くそな映像を見ていただいております。
BETAFPVさんが推しているこの機体なんですが、どんな返事が返ってくるか大変楽しみとともにこの機体の飛びか非常に気になっております。
実はとても気になり小雨の降る中、少し飛ばしてみました。
んん?ってことでまた次回・・・
【追記】テストフライト!
雨が止んだ合間をみてテストフライトをしてみました。
以前の検証で気になったフリップやロール等による機体に負荷がかかる動きをした時に頻繁に発生していたWashOutがどうなのか、負荷をかけるような動きをさせテストしてみました。
WashOut等の挙動もほぼ見られず、非常に安定して飛ばしやすい機体となっています。
ほぼ同じ機体構成や設定(PID等はともにデフォルト値でテスト)にもかかわらず全く違う飛びとなっていました!
このトビの違いはいったい何なのか?
非常に気になっております!
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