今回は少し気分を変えて1年前の自分に見てもらいたい事を中心に書いていこうかと思います。
ドローンの進化は本当に速く、新しい機体が出たかと思うとさらに性能がアップした新たな機体が登場し・・・ほんと趣味レベルでやっている者としてはついていく事すらもう困難な状況です!
WhoopをFPVで飛ばすようになり1年あまりが経ち、ようやくそんな状況に左右される事なく自分のペースで楽しめるようになりました。
ちょうど1年ほど前、Whoopから来る映像をゴーグルで見ながら飛ばす、いわゆるFPVというものをやってみたいという思いだけでアマチュア無線の免許取得や開局申請を右も左も分からない状況でやっていました。
そのとき書いた記事が非常によく読まれているようですが、これからTiny whoopを始めたいという方が多いという事だと思います。
そんな方からよくご質問されるのが、
『Tiny Whoopをやるには何からはじめたらいいの?』
『はじめての機体は何を買えばいいの?』
といったもの。
簡単な質問のようですが、非常に漠然としていてどうお答えすればいいものかいつも迷っていました。
『何からはじめたら?』『はじめての機体?』
もうはじめる事を前提とした質問なんでしょうが・・・。
いろいろ調べてやってみようと意気込んでいる方や全く白紙の状態で質問されている方など、そのあたりのニュアンスにもよりますが回答に非常に困ります。
開局について理解されているのかな?
具体的な機体はどれが?(ブラシモーター機?ブラシレス機?送信機のプロトコルとかは?)
などなど、お答えする方により分かれる部分も多く。
また機体選びの話なんかで言うと、『今後使われる送信機(プロポ )のプロトコルも踏まえて考えた方がいいよ!』
なんて言われてもこれから始めようと考えている方からすれば????だと思います。
そして何よりこれから始めようとお考えの方の腰を折るかもしれませんが、『ドローン沼』なんて言葉があるようにドローンやるには想像以上にお金がかかるという事。
ほんとにかかります!
ドローンなんて空中を飛んでいるものなので落ちれば多かれ少なかれ何かしらが壊れるもの!
それも始めたばかりの頃なんてかなりの頻度で・・・
またドローンを制御しているFC(フライトコントローラー)やESC、モーターなんてすぐに焼けたり故障したり・・・その都度、替えのパーツや補修パーツが必要となってきたりと。
この辺り当時の私は全く知らなかった!
ドローンなんて1台買ってしまえばずっと飛んでくれるものだとばかり・・・
そして、FPVでドローンを飛ばそうと思えば送信機やゴーグルなど初期投資も結構なものとなります。
まずはこの辺りの事もしっかり理解しておくのがいいかと思います。
私の場合、このあたり全く認識すらできていませんでしたが結果的に完全にハマってしまい今では日々の生活を楽しいものとしてくれるいい趣味として成立しているのも事実です。
ここまで来れば、初期投資や日々かかるメンテやパーツなどの維持費も苦にはならないはず!(いや、なってるかな?)
アマチュア無線の免許取得や開局申請の煩わしさ(大変さ)、あとは予想以上にかかるお金の問題で途中で挫折される方も多いという話もよく耳にします。
これから始めてみようとお考えの方はこのような事もよく理解して始められるのがいいかと思います。
あとは、新しい機体を購入したりパーツから自作機を作ったり・・・このあたりまで来て楽しめていればドローンという大きな趣味として成立するので、ここからの出費は完全に趣味への投資という事で苦にもならないでしょうし。
なんか書きたい事が山ほどありまとまっていませんが、開局申請をしてFPVでドローンを飛ばす事ができるようになるまでの話を書いていこうかと思います。
そして冒頭でお話しした、これから始められる方に同様の質問をされた時、『この記事読んでね!』と答えられるようにしておきたいと思います。
これから始めるTinyWhoop!いったい何からはじめたらいいの?
そもそもTinyWhoopってものを何で知ったのか?
カッコいいレース映像!
綺麗な空撮映像!
最近日本でも流行っていて興味を持ったから!
などなど人によって様々だと思いますが、私が初めてTinyWhoopというものを知ったのは『オンナノコズ』という映像を見たのがきっかけでした。(こういう方結構多いと思います)
こんな映像どうやって撮ってるの?
これがそもそもの始まり、『ドローン沼』に足を踏み入るきっかけでした。
マイクロドローンと呼ばれる小型のドローンにカメラを付け、そこから送られてくる映像をリアルタイムにゴーグルで見ながらドローン操作するというもの。
この文章を読んだだけでワクワクしてきたという方、ドローン沼の素質ありです!
もうこの時点で夢があり過ぎますよねー!
そしてトイドローン?ゴーグル?FPV?なんて何も分からない状態で翌日にEachine E010というトイドローン(中華Whoopと呼ばれるもの)を購入したのを覚えています。
ここからが私のドローン沼の始まりです。
もうねー、1,000円程の機体なんですが小さな送信機もちゃんと付いてくるし。
こんな小さな機体でもほんとよく飛んでくれるんです!
でも操縦はめちゃくちゃ難しい!
空撮機と違いTinyWhoop(トイドローンなど)にはGPSや気圧センサーなど付いていないため、はじめてだとホバリング(一定場所でピタッと止める)すらまともにできないと思います。
この時点でまずはドローン沼にハマるか否かが別れると思います。
ホバリングすら出来ない状態でも「メチャ楽しい」なんて思えたらもうドローン沼確定じゃないでしょうか?
「難しすぎる?」「もっと簡単に飛ばしたい?」なんて思われたら、おそらくこれからの初期投資なんかも無駄になるかと思います。(個人的な意見ですいません)
ドローンにはDJIのような空撮ドローンなんて別の道(ジャンル?)なんかもありますから、別コースでチャレンジしてみては!(これまた勝手な意見ですいません)
そして晴れてドローン沼に踏み入る素質ありの方は、さらに話を進めていきましょう。
あっ、ちょっと話が前後しちゃいますが全くはじめてという方はまずはトイドローン(中華Whoopなど)を一度飛ばされてみるのがいいかと思います。
トイドローンと言っても色々販売されていますが、先ほど出てきたEachine E010なんかは2,000円あれば確実にお釣りが戻ってくるのでいいかと思います。
ドローンをやるようになるとBanggoodと呼ばれる中国のサイトを利用する事が多くなりますが、なかりお安く購入できます。
私の場合、すぐに飛ばしたかったので翌日配送でAmazonで購入しちゃいましたけど。
安い中華Whoopを飛ばすことにより、何となくですがTinyWhoopと言うものがどんなものかが分かってくるかと思います。
こんな完全におもちゃみたいな機体(おもちゃです)に簡易的な送信機(プロポ )でもよく飛んでくれ感動したのを今でもよく覚えています!
このおもちゃみたいな機体にカメラを載っけて映像を電波で飛ばしゴーグルでその映像を見ながらドローンを操縦する、これがファーストパーソンビューいわゆるFPVというものです。
ドローンから送られてくる映像を見ながらドローンを操縦する・・・鳥になった気分ですよ!
じゃあ手っ取り早くカメラを取り付けてゴーグル買ってやってみよう・・・そういきたいところなんですが、簡単にいかないのが今の日本でのドローンの現状です!
まずカメラからの映像を遅延なくリアルタイムでゴーグルで見るために、FPVカメラの映像には5.8GHz帯の周波数が使われています。
この周波数帯の電波を日本で使うには、まずアマチュア無線技師4級以上の免許が必要となってきます。
まずはこのアマチュア無線の免許を取らなければ何もはじまりません!
そしてさらに開局申請なんてものもしなくては・・・
FPVカメラの多くは海外製のものがほとんどなので、日本で使えない周波数なんてものが含まれていたり。
そのため【技適】と言うものが必要となってきます。
以上、アマチュア無線の免許を取得してさらに使うカメラの技適を取る(開局申請)することによりはじめて国内で合法的にFPVでドローンを飛ばせる状態となります。
おそらく初めての場合、アマチュア無線の免許を取得し、さらに開局申請を完了されるまでに早くても2か月くらいはかかると思います。
うぅ〜ん、かなり大変そう!
実際の話、初めてだとほんと大変です。
でもね、私の話で恐縮ですがはじめて中華Whoopを飛ばした時の感動、またこのドローンにカメラを着けてその映像を見ながら飛ばしたらどんな感じなんだろう?
もうその好奇心だけで駆け抜ける事が出来ました。(私の場合は)
何とか開局申請の話までたどり着けましたが、ここまで来てようやくWhoopをFPVで飛ばせるようになります。
開局申請については私のサイトの記事を紹介してきましたが、大先輩のカタオカさんのブログは開局申請について日本一分かりやすく解説されているのでこちらも参考にしてみて下さい。
送信機は?ゴーグルは?
そんなものは開局申請までに2ヶ月ほどかかるので、その期間にゆっくり考えたらいいんです。
まずはここまで辿り着けなければはじめられないということです。
そして冒頭にあった『何からはじめたら?』という質問に対してはほぼ答えられているのかな?
あとは『はじめての機体は何を買ったらいいのか?』という質問。
これも答えるのが非常に難しい!
Whoop歴1年足らずの私の意見、また先輩方の意見などで返答も変わってくるかと思います。
私の場合は、先ほど出てきたEachine E010という中華WhoopのモーターをアップグレードさせたEachine E011という機体を壊しては直し・・・また壊す・・・の繰り返しで総数でいうと10台近く買ったと思います。
10台買っても最新のWhoop1台分くらいで買え、ファームウェアを書き換えることによりアクロモードで飛ばすこともできます。
はじめての練習機として大変重宝しました。
長くなりましたので、このあたりの話も含めまたあらためてご紹介出来ればと思います。
長々と読んで頂きありがとうございました。
そして、ここまで読んで頂いた方は『ドローン沼へようこそ!』という事でこれからよろしくお願い致します。
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