バランス充電器でBT2.0タイプの1セルバッテリーを充放電できる便利なケーブルを作ったのでご紹介します。
以前、全く同じPH2.0タイプのバッテリーに対応したケーブルを作ったのですが、非常に便利で愛用しています。
今回これのBT2.0バージョンのケーブルを自作しました。
手持ち機体や1セルバッテリーはほぼ全てBT2.0タイプのものを使うようになりましたが、充電だけならこのような簡易充電器も安く販売されているのでそれで十分なんですが・・・
1セルバッテリーでも放電やストレージができれば非常に便利となります。
バランス充電器を使い多セルバッテリーを扱う場合、放電やストレージ機能は大抵の場合充電器に付いています。
しかし1セルバッテリー充電器でこの機能が付いているものは少なく・・・
バッテリーを充電し飛ばしに行ったけど使い切れなかった、という事はよくあります。
リポバッテリーは満充電された状態で長時間放置しておくとバッテリーに負担がかかり寿命を縮めてしまいます。
やはり1セルバッテリーでも放電機能や特にストレージ充電ができれば便利となります。
パーツさえあれば簡単に作ることができ、バランス充電器を使いBT2.0バッテリーを充電できます。
もちろん、バランス充電器を使うので放電やストレージも可能です。
バランス充電器で1セルBT2.0バッテリーを充放電できるケーブルを自作する!
ある程度Whoopをやられている方ならストックでお持ちのプラグがあれば簡単に作成できます。
一応、使用パーツをご紹介。
①XT60プラグ
②6セルバランス端子(6セル以外でも作成可能です!)
③BT2.0コネクター
今回、6セル用(1セルBT2.0バッテリー×6本で使用)のケーブルを作成しましたが、バランス充電の仕組みが分かれば3セル用や4セル用など基本的に何セル用でも簡単に作れます。
簡単にバランス充電の仕組みと今回作成するケーブルの配線をご説明しておきます。
以前PH2.0バッテリーで同様のケーブルを作成した記事で詳しく紹介しているのでこちらも参考にしてみて下さい。
【例】6セルだと配線が入り組み説明しづらいので3セルを例に簡単にご説明。
多セルバッテリー(ここでは3セルバッテリーで説明)の配線はこんな感じとなっています。
- XT60プラグ:セル全体が直列に繋がり充電用端子となる
- バランス端子 :各セル個別の電圧が測れるように接続
多セルバッテリーはこのような配線になっておりバランス充電器に接続されています。
そして今回1セルバッテリー(BT2.0)をバランス充電器で仮想的に多セルバッテリーとして認識させるためのケーブルを作成していきます。
上記の図を参考に実際に接続したものがこちらとなります。
XT60プラグには各セルが全て直列に繋がるように接続し、そしてバランス端子をGND側から1セル目・2セル目・3セル目・・・というように接続し個別電圧が測れるように接続します。
例として3セル用で説明しましたが、セル数が増えても基本的な接続は変わりません。
上記手順にそってセルの段数を増やしていくだけなので希望のセル数のものを作成することが出来ます。
そして今回は6セル用のBT2.0ケーブルを作成しました。
1セルバッテリーを同時に6本まで充放電出来ます。
バランス端子のGND側から1セル目・2セル目・・・となります。
実際に使ってみる!
それでは実際に使ってみます。
バランス充電器に接続し、1セル目から順番にバッテリーを差していきます。
対応したセル番号に電圧が表示されます。
あとは通常のバランス充電器の操作で充電や放電、ストレージを行うことが出来ます。
今回、BT2.0バッテリー用のケーブルを作成しました。
このような変換ケーブルも作成しておけば従来のPH2.0バッテリーも一緒に使えます。
また今回6セル用のケーブルを作成しましたが、例えばバッテリー4本しか使わない場合では短絡させてしまえばバランス充電器からは4セルとして認識されるので、このようなBT短絡プラグも作成しておけば便利となります。
充電に関しては、わざわざバランス充電器を使うより手持ちの1セル充電器を使った方が手っ取り早いという場合もあるかと思いますが、バランス充電器なので使わなかったバッテリーのストレージで使えるので便利となります。
1セル充電器でストレージ機能が付いた充電器ってあまりないですからね!
個人的には1セルバッテリーでもストレージ機能を使いたかったのでこのケーブルを作成しました。
バランス充電器経由での充電となるので、充電電流を調整したり(1Cや2Cなど)、内部抵抗の測定ができたりと便利となります。
最後に!
以前作成したPH2.0タイプのケーブルが便利だったので、今回このBT2.0バージョンのケーブルを作成してみました。
充電はもちろん、1セルバッテリーでもストレージ充電ができるので非常に便利となります。
今回、手持ちであったパーツで作成しましたが、同様のPH2.0タイプのケーブルはBanggoodやAmazonでも販売されています。(BT2.0タイプのものはまだないようです!)
PH2.0バッテリーをメインで使われている方ならそのまま使えます。
そして私のようにBT2.0バッテリーをメインで使っている方は、PHプラグ部分をBTプラグに変更すれば作り変えることが出来ますね!
手持ちでパーツがあればサクッと作れちゃいますが、パーツがなくいろいろ取り寄せることを考えるとPHタイプのものからプラグ変更で作り変えることができるので、その方が手軽で簡単だと思います。
BT2.0バッテリーを使うのがメインの方は興味があれば参考にどうぞ!
コメントを残す