Tiny Whoopにも2セルの時代が来ようとしています。
2018年9月に発売が開始された大人気の2Sブラシレスフープ『BETAFPV Beta75X』、すでに野外でカッ飛ばしている方も多いはず!
私も発売前にこのBeta75Xを手に入れることが出来たのですが、ほぼ飛ばせていない状態で今日に至ってます。
というのも、このブログを見たBETAFPVさんがありがたいことにBeta75Xを発売前にご提供してくれたのですが、その当時はまだ開局申請が完了しFPVをはじめたばかりの頃で、とてもじゃないけどこの2Sのカッ飛びフープを飛ばすことが出来ませんでした。
最近ようやく1Sのフープをまともに飛ばせるようになってきたので、先日野外でBeta75Xくんをテスト飛行してみたのですが、やっぱりいつも飛ばしている1Sフープとは別次元のカッ飛びぶり!
これはロスト防止のためのブザーを早急に付けなければ私のような初心者が飛ばすにはあまりにリスクが大きすぎます。
このブザーを取り付けるという作業、バリバリドローンをやられている方からしたら非常に簡単なんでしょうが、私のような初心者にはこれが意外と大変な作業なんです。
Beta75Xフレーム後ろにあるスリットにピッタリ合うブザー探しから始まり、FCに接続する端子(ポート)が沢山ありどれにつなげたらいいだとか・・・初めてだとこれが結構大変な作業です。
ここでは、Beta75Xを持っているけどブザーの取り付けがまだで野外でバリバリ飛ばす予定のある方や、これから購入を検討している方などにも簡単に分かりやすいよう私の備忘録を兼ねて書いていきたいと思います。
目次
BETAFPV Beta75Xにブザー&LEDを取り付ける!
Beta75Xのフレームにはお尻にブザーを取り付けるためのスリットがあります。(Beta65Xのフレームにはないようですね!)
ブザー単体をFC等に固定して付けてやることもできますが、今回はこのスリットを生かしブザーとLEDが付いている『HGLRC Super Mini WS2812 Colorful LED Active Alarm Buzzer』を取り付けてみることにしました。
サイズもこのスリット部分にジャストフィットします。
FCとの接続に使うケーブルも付属しています。
FC&ESCを取り外す!
それではブザー取り付け作業に入っていきます。
Beta75Xは、FCとESCが別基盤のタワー型になっているのでこれを分解します。
ESC側のプラグに刺さっているFC側からのピンを抜くだけなので簡単です!
FCにケーブルを半田付け!
下図を参考にFCにケーブルを半田付けしていきます。
今回、『HGLRC Super Mini WS2812 Colorful LED Active Alarm Buzzer』に付属していたケーブルは短くフレーム内での取り回しや半田付け作業が難しくなるので別でケーブルを用意しました。
今回使用したケーブルはAWG28の耐熱ケーブルを使用、Amazonで購入したのですが10色各2m入って700円ほどで購入できます。
この太さのケーブルを持っていれば、今後VTXやAIOカメラ等の配線にも使えるので便利です!
上記の図を参考に配線していきますが、FC上部に乗るカメラの邪魔にならず見た目もスッキリされるためFCの裏面にリード線が来るように今回は半田付けしました。
ESCと接続した際こんな感じにFCとESCの間にケーブルが通る感じで、FC上部はスッキリします。
レシーバのケーブルを少し長めに延長!
これは特に必要ありませんが、レシーバとFCを繋いでいるケーブルが短くフレームから抜く際にいつも切れるんじゃないかとヒヤヒヤしていたのでこの際、少しケーブルを長めのものに付け替えました。
FCをフレームに戻しブザーの取り付け!
しっかり配線がハンダ付けできたらFC&ESCをフレームに戻していきます。
このブザー配線をフレームの下に通すのか上に通すのかはお好みですが、私はキャノピーを乗っけた時に上から余計な配線が見えないように下から通すことにしました。
ブザー&LED配線の取り回しが決まれば、ここで適度な長さにケーブルを切断しブザー本体と半田付けします。
そしてフレームのスリット部分にブザーをハメ込んでやれば完成です。
動作確認でバッテリーを繋げる前に確認を!
ブザーの取り付けが完了し早く動作確認をしたいところですが、ここでちょっとご確認を!
これは私の失敗例なんですが、動作確認のためバッテリーを繋げた瞬間バッテリーがピュシューとなり中の液体が飛び出てきました。
バッテリーが短絡した状態になったのかな!
Beta75Xにブザー取り付けてて、動作確認でバッテリー繋いだらバッテリーがプシューって!
ピッグテイルが焼きついた。2Sのピッグテイルの予備がないから1Sを2本直列で繋いで試したら問題なく動作した!
FC壊れてなくてよかったけど、どういうこと?
ピッグテイル内部で短絡してたの? pic.twitter.com/ASg1EkbNu2— ガジェット大好き!! (@smartphone_jp1) November 20, 2018
この2SのFCは、FC側のピンをESC側のプラグに刺すことにより接続するタイプですが、これがズレて刺されているとこのような状態になるようです!
この4ピンプラグ、小さく確認しづらいですがくれぐれもズレて接続してしまわないように!
この失敗によりピッグテイルの端子部分が黒く焼けてしまいました。
この記事を参考にされる方はくれぐれもご注意を!
最近、AmazonにBETAFPVのストアがオープンしたので新しい2S用のピッグテイルもすぐ手に入り助かりました。
Betaflightでブザー&LEDの設定!
プロポのMixer等でブザーやLEDを動作させるためのスイッチを割り当て、Betaflightの設定に入ります。
ブザー設定
ブザー設定は簡単です。
Betaflightの【モード】からBEEPERをプロポで設定したチャンネルに割り当ててやれば完了です。
ブラシレス機ではモーターを振動させて音を出すこともできますが、やはりブザーを取り付けていると音量がかなり大きいため野外で見失った時にも発見しやすいですね!
LED設定
今回取り付けた『HGLRC Super Mini WS2812 Colorful LED Active Alarm Buzzer』にはブザーのほか2つのLEDも付いているのでこちらの点灯設定もしておきましょう。
赤や青の他、数色出すことができるのでカラフルでカッコよくできますし、他人の機体を含め数台で飛ばす際に色分けでき良さそうですね。
Betaflightの【基本設定】からLED_STRIPをオンにします。
次に【モード】からLEDLOWをプロポで設定したチャンネルに割り当てます。
ここからが少し面倒くさいのですが、今回使用した旧FCにはLEDポートがないため(V1.2 FCでは搭載)TX1ポートにLEDを接続しています。
そのため少しファームをイジってやる必要があります。
まずは念の為、お決まりのバックアップをとっておきましょう。
Betaflightの【CLIコマンドライン】から【dump】と入力。
【ファイルへ保存】で現在の設定等をバックアップしておきます。
バックアップが完了したら、ファームを少し変更していきます。
先程、【dump】と入力し表示されたファームをスクロールしていくと【resource LED_STRIP 1 B06】と書かれた行が確認できると思います。
その1行下には【〜TX1 A09】とあり、現在FCのTX1ポートにLEDを繋いでいるので上記の行を【resource LED_STRIP 1 A09】に変更する必要があります。
それでは変更していきます。
入力ボックス内に【resource LED_STRIP 1 A09】と入力しエンターキーを押せば変更されます。
続いて【save】を入力しエンターで変更された設定が保存されます。
一応確認しておきましょう。
再び【dump】と入力し先程の行が【resource LED_STRIP 1 A09】になっていることが確認できれば設定完了!
ここまでくればあとはお好みでBetaflightの【LEDストリップ】からLEDの色や点灯方法などを設定するだけです。
今回使用した『HGLRC Super Mini WS2812 Colorful LED Active Alarm Buzzer』はLEDが2つ搭載されているので、マトリックス上に2点配置してあげ(それぞれが左と右のLEDに連動)、設定をいろいろ加えていくだけなので簡単です!
今回はじめてフープでLEDの設定をしたので、今この設定をいろいろ変えて楽しんでいます!LEDを点灯させるだけで非常にカラフルなフープになりテンション上がります!
最後に!
今回のブザー設置作業の際、レシーバーのケーブルを少し長くしブザー&LEDケーブルをFCの下に取り回す感じにしたため配線自体の見た目はスッキリした反面、ケーブルがUSB端子付近に集中してしまいました。
そのためBetaflightで設定変更する際のUSB接続でケーブルが邪魔になりレシーバをフレームから抜かないと接続しづらい感じになってしまいました。(元々レシーバを抜かないとUSB接続しづらかったけど!)
これからこのブザー設置作業を行う方は、その点も踏まえ参考にしてみてください。
一体モノはシンプルで収まり良いです。