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【Tiny Whoop】1セルから2セルバッテリー環境への移行をお考えの方に最適な2セル専用バランス充電器『TUNERC Thor 2S Four-Channel Charger』。

Tiny Whoopの進化は早く、今では2セルや3セル、4セル機なんて当たり前のように多数登場してきています!

多セルバッテリーを扱う上で問題になるのが充電環境の問題。
1セルバッテリー充電器が使えず、バランス充電器が必要となってきます。

私も2セル機を飛ばすため2セルバッテリーに移行する際、充電器選びは非常に迷いました。
これから2セルバッテリーへと移行を考えている方にはバランス充電器選びは金額的にもなかなか敷居が高いものになるかと思います。

当初はこのような1セル×2本の変換ケーブルを作成し2セル機を飛ばしていました。

2Sバッテリー環境に移行したいけど手持ちの1Sバッテリーも有効活用したい!とりあえず1Sバッテリー×2本→XT30変換コネクタを作っておこう!

最終的にいろいろ迷い私は、iSDT製のバランス充電器D2Q6 Proを導入することとなりました。

【Tiny Whoop】これからの2セル・3セル・・・時代に向けバッテリー充電環境を整えたという話!

上記D2Q6 Pro充電器の記事を見ていただけると分かりますが、Whoopはもとより今後レースドローンなどをやる場合にも十分対応出来る充電器となっています。

しかし、現状1セル機をメインで飛ばされている方がステップアップで2セル機を飛ばしたい(試してみたい)場合にはコスト的に少しお高くなってしまいます。

D2充電器に関してはAC入力が可能で、さらに独立した2系統で充放電できるといった申し分ない性能です。
またQ6 Proはコンパクトで使いやすいですが、DC入力が必要なので安定化電源等が別途必要となります。

さらに言うと、複数本のバッテリーを同時に充電しようと思えば上記バランス充電器のほかパラレルボードが必要となりさらにコストがかかります。

これから2セル機や3セル機・・・をバリバリ飛ばそうとお考えの方にはこのコストは特に問題にならないと思いますが、現状1セル機をメインで飛ばされている方が2セル機にも挑戦してみたい(試してみたい)場合、コスト的に非常に問題になるかと思います。

今回ご紹介する『TUNERC Thor 2S Four-Channel Charger』は2セルバッテリー専用の充電器となりますが、独立した4系統の回路が内蔵されておりパラレルボードなどが必要なく4本の2セルバッテリーを同時に充電することができます。(HV/Lipo混在化)

iSDT製のバランス充電器のようなディスチャージ(放電)やストレージ(保存)、またディスプレイで各セル間の電圧を確認などの機能はなく、単純に2セルバッテリー4本を同時に充電(HV/Lipo選択可)できるシンプルな充電器となっています。

TUNERC担当の方に伺ったのですが、このTUNERCは今年設立したばかりの会社でFPVパイロットである創設者の方が飛行経験と調査を元に、これから1セルから2セルバッテリー環境にステップアップされる方に対し使いやすい充電器としてこの2セル充電器を作られたそうです。

私も同様の経験をしたのですが、1セルから2セル充電環境にステップアップする際はバランス充電器選びやそのコスト面で敷居が高く非常に苦労しました。

現在1セル機をメインで飛ばされている方でこれから2セル環境へステップアップをお考えの方のバランス充電器選びの選択肢の1つになるかと思います。

TUNERC Thor 2S Four-Channel Charger

今年設立されたばかりのTUNERCの製品『Thor 2S Four-Channel Charger』となります。

非常にコンパクトな2セルバッテリー専用のバランス充電器となっています。(重量約50g)
AC/DCアダプター(5V 5A出力)が付属しているので他に用意する必要はありません。

65mm Whoopと比べてもそのコンパクトさが分かります!

4つの独立した充電回路が内蔵されているのでパラレルボード等を接続する必要なく、4本の2セルバッテリーを同時に充電することができます。
上面にあるディップスイッチでバッテリーの種類(HV 4.35V / Lipo 4.20V)を選択。

バランス端子のみの接続で充電できるタイプの充電器となっています。

本体底面。
ビスが剥き出しになっているので、滑り防止の為にもラバーとかが付いていた方が良かったですね!

実際に2セルバッテリーを充電してみる!

本体上部のディップスイッチで充電するバッテリーの種類(Lipo 4.20 / HV 4.35)を選択します。

設定は以上、あとは付属のAC/DCアダプターを接続すれば充電が開始されます。
もちろん、LipoやHV(ハイボルト)タイプのバッテリーも混在して充電できます。
非常にコンパクトですね!

充電中は各ポートにあるLEDがオレンジ色から充電完了時に緑色に変わります。
最大充電電流は480mA×4となっています。

同様に4本のバッテリーをiSDT Q6充電器を使い充電する際は、このようにパラレルボードを接続する必要があります。
また、パラレルボード使用時はHVタイプや通常Lipoバッテリーの混在はできません。

今回使用している『Thor 2S Four-Channel Charger』では、2セルバッテリー限定のバランス充電器となりますがパラレルボード等使用の必要がなく4本のバッテリーを同時に充電でき、またHV/Lipoバッテリー混在での充電が可能となり非常にコンパクトで操作も簡単なものとなっています!

充電完了後、バッテリーチェッカーでチェック!

充電完了後、バッテリーチェッカーで各セルの電圧をチェック!
Lipo(満充電時4.20V)、HV(満充電時4.35V)問題なく充電できていますね。

Lipoバッテリー
HVバッテリー

【追記】XT60&USB Type Cからの充電に対応したアダプタが登場!

本充電器をレビュー後、メーカーのTUNERC担当者様に改良点等あればということでいろいろと要望を出していました。

非常にコンパクトな2セル充電器となるので野外で使用できるのが望ましく、モバイルバッテリーなどからのUSB充電や大容量のバッテリー(XT60コネクタ)に対応すれば非常に便利となります!

そして早くもこれに対応した『Thor Adaptor with Type C and XT60 Ports』アダプタがリリースされました。
USB Type Cからの充電とXT60コネクタからの充電に対応したアダプタとなります。

Type Cからの充電は12Vの急速充電に対応。

XT60コネクタ(2S〜6S)からの充電は、バッテリーのセル数を自動検知でき入力電圧の低下にる過放電を防ぐため自動停止の機能も備えています。

これはありがたいですね!
普段2〜3セル機をメインで飛ばしていますが、2セルバッテリーの充電にはiSDT充電器を立ち上げるより手っ取り早く充電でき、野外に持ち出す際もパラレルボードなど必要なくコンパクトで助かっています。

本充電器『Thor 2S Four-Channel Charger』の購入を検討されている方は、オプションでこのアダプタが付属したモデルも選択できるようになっているようですね。

1セルから2セルバッテリーへのステップアップをお考えの方に最適な充電器となっています。

まとめ!

FPVでWhoopを飛ばすようになり1年が経ちましたが、これまでほぼ2セルバッテリーでの運用がメインでやって来ましたが最近のToothpickの登場でようやく3セルバッテリーがメインになりつつあります。

バッテリーのセル数が上がると格段にドローンのパワーが上がるため、1セルバッテリーで飛ばされている方がいきなり3セルバッテリーで・・・なんてあまりないかと思います。

これから1セルから2セル環境へのステップアップをお考えの方には多かれ少なかれ敷居が高いものとなるかと思います。

このような2セルバッテリー限定となりますが手頃で便利な充電器という選択肢もあることを知って頂ければと思います!

TUNERC Thor 2S Four-Channel Charger

【製品仕様】
DC入力電圧:5V
最大充電電力:18W
最大充電電流:480mA x 4
リポバッテリーセル数:2 Cell Lipo / LiHV
表示:充電(赤)完全充電(緑)
充電モード:バランス充電
サイズ:66 x 60 x 18 mm
重さ:50g

【追記】USB給電できるようにカスタマイズ!

USB端子からの給電ができるようにカスタマイズしてみました!
簡単なカスタマイズですが、非常に便利な充電器となり屋外使用におすすめです。

2セル専用バランス充電器『TUNERC Thor 2S Four-Channel Charger』。USBケーブル増設でかなり便利な充電器になりました!

4 COMMENTS

東京バード

1Sから2S環境へとこれから移行を考えている方にオススメです!
パラレルボードなども必要なく日本円で3,000円程なので抵抗なく2S環境へと進めますね!

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