前回の『【はじめてのOpenTX ①】OpenTX Companionインストール&ファームのアップデート!【Taranis X9 Lite Pro】』の続きとなります。
お使いのPCにOpenTX Companionをインストールし送信機内のファームウェアを最新のものにアップデートできたら送信機の初期設定へと移ります。
今回新しく相棒となりました『Taranis X9 Lite Pro』でご説明していきますが、基本OpenTX搭載の送信機では同様の操作で行うことができるかと思います。
目次
OpenTX搭載送信機の基本設定(初期設定)
こちらがOpenTX送信機を起動すると表示されるメインスクリーンとなります。
前回の続きなのでまだMODELデータ等が入っていないマッサラな状態です。
ここから送信機の基本設定(初期設定)をやっていきます。
このメインスクリーンから左上のボタンを長押しすることで基本設定画面に切り替わります。
基本設定画面は数ページ(Taranis X9 Lite Proでは7ページまで)に分かれています。
設定項目が非常に多いので、最低限必要な基本設定に絞ってご紹介したいと思います。
RADIO SETUP(送信機の基本設定)
ここでは、送信機の時刻や音量、バッテリー警告電圧、通信チャンネルの設定等を行います。
少し項目が長いので必要最低限の項目だけにしておきます。
Date & Time
年月日及び時刻を設定します。
ジョグダイヤルで項目を選択しクルクル回して、ジョグダイヤルをプッシュで決定です!
Batt.range
Taranis X9 Lite Proではバッテリーに18650リチウムイオン電池2本が使われています。
18650リチウムイオン電池の定格電圧は3.7V、充電終了電圧は4.2V(満充電)とされています。
そして安全な範囲内での放電終了電圧は2.75Vとなっています。
よって18650リチウムイオン電池では、3.0V〜4.2Vぐらいが安全な使用範囲とされているようです!
Batt.rangeの項目は6.0〜8.4Vあたりの範囲で設定されるのが良いと思われます。
ちなみに私は6.3V〜8.4Vと設定、警告電圧を6.5Vと少し高めの設定をし様子を見てみることに。
Sound
送信機のキー操作時や警告音の鳴るタイミングを設定します。
Mode
送信機のキータッチ時のビープ音や音声の再生タイミングを設定します。
- [ALL]すべての音(ビープ音)及び音声が再生されます。
- [NoKey]キー操作時のビープ音は鳴りませんがその他の音が鳴る状態です。
- [Alarm]警告音(送信機のバッテリー電圧の低下時や通信が不安定になった時など)のみが鳴ります。
- [Quiet]すべての音、音声の再生を消音します。
Alarms
Battery low
送信機のバッテリー低下による警告音を鳴らす電圧を設定します。
上記でBatt.rangeを6.3V〜8.4Vに設定したので6.5Vで警告が出るように設定してみました。
Inactivity
送信機の無操作時に警告を鳴らす時間を設定します。
Backlight
送信機の液晶画面バックライトの点灯タイミングを設定します。
Mode
- [OFF]常時バックライトはOFFとなります。
- [Keys]メニュー操作ボタン(液晶画面横の3つのボタン及びジョグダイヤル)が押された時のみバックライトが点灯します。
- [Ctrl]送信機の左右ステック及びポジションスイッチが押された時のみバックライトが点灯します。(メニューボタンが押された場合は点灯しません)
- [Both]全てのスイッチ操作でバックライトが点灯します。
Duration
バックライトの点灯時間を設定します。
Brithtness
バックライトの明るさを設定します。(1〜100)
Alarm
チェックボックスをオンにすると警告時にバックライトも点灯します。
Splash screen & Country code
送信機を起動した時にスプラッシュスクリーン(デフォルトではOpenTXという画面が出ると思います)を表示するか、またその表示時間を設定します。
スプラッシュスクリーンはオリジナルのものを設定することもできます。
Country codeは、基本国内での使用だと思いますのでJPに設定。
Units
ディスプレイに表示する単位を選択。
メートル法の[Metric]で問題ないでしょう。
Play delay
ポジションスイッチに音声を設定した場合などにその再生のdelay(遅れ時間)を設定します。
具体的に言うと、私の場合3ポジションスイッチの真ん中に「OSD OFF」、その下に「BEEPER」を設定していますが、ブザーを鳴らす際スイッチを下に移動した時に中間に設定された「OSD OFF」の音声も一緒に再生されてしまいますが、その遅れ時間を設定して鳴らさないようにすることができます。
Rx channel ord
基本チャンネルの割り当てのデフォルトを設定します。
OpenTX Companionの設定の時にAETRで設定したので、こちらもAETRに設定しておきます。
その場合、初期状態でAETRになっているかと思いますがなっていない場合AETRに設定しておきましょう!
このAETRとは、A(Aileron:エルロン)・E(Elevator:エレベーター)・T(Throttle:スロットル)・R(Rudder:ラダー)のドローンの基本動作となります。
この順番でチャンネルマップが設定されます。
CH1 | A(Aileron:エルロン) |
CH2 | E(Elevator:エレベーター) |
CH3 | T(Throttle:スロットル) |
CH4 | R(Rudder:ラダー) |
この記事をご覧になっている方は、おそらくこれから送信機の設定をしてドローンを飛ばし始めようとお考えの方が多いと思いますのでこの設定にしておくのが後々のことを考えると良いかと思われます。
今後モデルデータを作成してドローンを飛ばせる状態にしていきますが、新しいモデルデータ作成時にデフォルトで上記のチャンネル設定がされ、いろいろ変更の手間が省けます。
Calibration
最後に送信機スティックのキャリブレーションを行なっておきましょう。
ページを移動し「Calibration」を選択。(Taranis X9 Lite Proの場合6ページ目にあります)
画面の指示に従いスティックを倒すだけなので簡単です!
まとめ
OpenTXは設定項目が非常に多く、全てをご紹介出来ないのと私がまだ理解できていない部分もありますので、今回は初めてOpenTX搭載送信機を使う方のために最低限の設定項目に絞ってご紹介させてもらいました。
次はドローンを実際に飛ばすためにモデルデータの作成&設定をやっていこうかと思います。
今回新しい送信機Taranis X9 Lite Proが手に入り私も1から送信機の設定を勉強しながらやっている状況です。
はじめて送信機を使うという方には非常に大変な作業になるかと思いますが、少しでも参考になればと思います!
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