11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

【3Dプリンタ】ローポリモデルのスター・ウォーズフィギュアがカッコいい!

最近3Dプリンタで作ったローポリモデルのスター・ウォーズフィギュアのご紹介です。
・・・と言っても自分で設計したものではないんですけどね!

Thingiverseには面白いデータが多数公開されています。
その中でもスター・ウォーズ関連のものは、ファンの一人としてこれまでいろいろとデータをお借りして作ってきました。

フィギュアとか形状が複雑なものってどうしても多くのサポートが入るためFDM方式の3Dプリンタにはあまり向いていないとは思うのですが、そのことも考慮して作られ綺麗に造形できるものも中にはあります。

パーツを上手く分割して作られたタイ・ファイターは今でも部屋に飾っています。
非常にテンションが上がるいい出来の造形物だと思います。
左右の大型ソーラーパネルは、造形途中にフィラメントをチェンジして2色造形・・・なかなかリアルに出来ていますよね!

3Dプリンタで作るTIEファイター(タイ・ファイター)フィギュア。完成度高いです!【Thingiverse】

銀河帝国軍の標準的な戦闘機といえばこのタイ・ファイターですよね。
この形状のものはストーム・トルーパーが乗っているもので、次はダース・ベイダー専用のタイ・ファイターを作ろうかと考えていますが・・・(ウィングの形状が違います)

今回はタイ・ファイターの話ではなく、ローポリデータで作られたスター・ウォーズキャラクターフィギュアの話となります。
最近作ってみてスター・ウォーズファンとしてかなりテンションが上がったものなのでご紹介したいと思います。

ローポリモデル スター・ウォーズフィギュアを作ってみる!

あまりCG関係のことは詳しくないのですが、ローポリゴン(ローポリ)と呼ばれる少ないポリゴン数で作られたスター・ウォーズフィギュアとなります。
いわゆる少しカクカクした感じのモデルとなりFDM方式の3Dプリンタでも綺麗に出力させることが出来ます。

このカクカク具合がよく、見る角度により光の反射が変わるため光沢のあるフィラメントを使えば面白くなります。

キャラクターごとにスケール調整するといい感じになります!

実家の部屋にはスター・ウォーズ関係のフィギュアが数え切れないくらい飾られていますが、3Dプリンタでもやっぱり作っちゃいますよねー!

今回こちらのデータを使わせて頂きました。

参考 Low-Poly Space ToysThingiverse

ローポリで作られたモデルはたまに見かけますが、データで見る限りではあまりリアル感が伝わってこずこれまで作ったことがなかったのですが、3Dプリンタとの相性は良さそうですね!

作り込まれてデータではリアルだけど実際に3Dプリンタで出力させてみるとサポートやら積層面が目立ってそれほど綺麗な見た目にはならず・・・なんてものも結構ありますからね。

少しスライサーでスケール調整して出力させました。
等倍での出力ではダース・ベイダーとストームトルーパーがほぼ同サイズだったので、ダース・ベイダーを基準に等倍(100%)とし、ストームトルーパーを93%、そしてR2-D2とC-3POは85%に縮小して出力させています。

キャラクターのイメージとしてはこれくらいのスケールがいい感じですよね。

パーツが分割されていてサポートなしで出力出来るようになっていますが、R2-D2の出力だけは個別パーツのスケール調整をする必要がありました。

連結するためのピンと中央の足がどうしても上手くボディーにハメ込むことが出来ず、パーツが破損し何度か出力させる羽目に・・・
連結ピンと中央の足はボディーより1~2%小さく出力させるとピッタリと上手くハメ込むことが出来ると思います。

R2-D2のパーツは、全パーツが1つのSTLファイルに収められています。
こんな感じですね。

たまにこのようなデータを見かけますが、個別でパーツを出力したい場合ってみなさんどうやって分割されているのかな?
スライサーでカット出来るんですかね?
私はスライサーソフトはCuraを使っていますが、その分割方法がよく分からずいつもいったんCADソフト(Fusion360を使っています)に取り込み、メッシュデータをソリッドボディーに変換して個別パーツを作るようにしています。

スライサーでスパスパ切れればいいのですが・・・そのあたりの方法がよく分からないのでCADソフトでパーツ分割をやっていますが、一応その方法もご紹介しておきます。(もっとうまい方法等あればコメント頂ければありがたいです)

メッシュデータ(STLファイル)をFusion360に取り込み、[メッシュを変換]からソリッドボディーに変換すると繋がっていないパーツは全て個別のボディーとしてソリッド化する事ができます。

あとは出力させたいパーツを選び再びメッシュデータとして出力させれば個別パーツとして印刷する事ができます。

R2-D2は85%で出力させたので、ボディーと両腕は85%、そして問題の連結ピンと中央の足は83~84%といったスケール調整で綺麗に合体させることが出来ました。

使用フィラメント

PLAで非常に綺麗に造形できました。
RepRapperSunluのPLAフィラメントを今回使っています。

この2つは私の中では定番のPLAフィラメントとなっています。
扱いやすく安価なフィラメントの割に綺麗に造形できるのでおすすめです!

3Dプリンタ初心者でも綺麗な造形ができ扱いやすいRepRapper製フィラメント。コスパ&品質の良いフィラメントです!【PLA/PETG】
【SUNLU PLAフィラメント】寸法精度はバッチリ!安定して出力できる綺麗なPLAフィラメントです!

黒PLAフィラメントはSunlu製を使い、黄色・グレー・白PLAはRepRapperを使っています。

同じ色のフィラメントでも出力させた時の色味ってメーカーによって結構違ってくるので、ストームトルーパーの白フィラメントはどっちを使うか結構迷ったんですよねー!

以前Sunlu製の白PLAフィラメントを使って作ったストームトルーパーのフェイスです。
何というのでしょう?完全に真っ白、綺麗なホワイトって感じなのがSunlu製の特徴となります。
対してRepRapperの白PLAは少し黄色味が入った豆腐のようなホワイトとなります。

旧3部作のストームトルーパーはSunluホワイト、その他はRepRapperホワイトという勝手なイメージを持っていますが・・・今回はRepRapper製の白PLAフィラメントを使いました。

フィラメントって同じ色でもメーカーによって結構色味が異なってくるので、これまで使ったフィラメントはカラーサンプルを作っています。

【3Dプリンタ】フィラメントのカラーサンプルを作っておくと便利ですよね!

ダース・ベイダーのマントありバージョンではその形状上、糸引きまではいきませんが結構多くのヒゲが出ました。

ポケトーチみなさん使われてますよね?
この程度ならサクッと炙ってあげると綺麗に仕上がりますね!

【3Dプリンタ】造形物の糸引きやヒゲの処理に『ポケトーチ』を使うと便利ですよ!

ダース・ベイダーの出来が良かったので、もう1バージョン作ってみました。
リミックスとして投稿されていたライトセーバーを持ったバージョンとなります。

このローポリモデルのスター・ウォーズキャラクターフィギュアは多くの[Makes]や[Remixes]作品が投稿されているので、みなさんお気に入りなモデルのようですね。

スター・ウォーズファンの方はぜひ作ってみて下さい!

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