3Dプリンタってほんと便利ですよね!
思いついたら何でも作れる、最高に便利な道具です。
そんな事で今回は電子工作用途で便利に使えるステッピングモーター用のブラケットを作ってみました。
ArduinoやRaspberry Piなどのマイコンボードを使った電子工作でよく使われるステッピングモーターに『28BYJ-48』という名称(型番)のモーターがあります。
小型で安価なステッピングモーターなので工作用として使われているのをよく見かけます。
電子工作をやられている方ならご存じの方も多いステッピングモーターだと思います。
5V駆動の2相ユニポーラ型のステッピングモーターとなりますが、安価で入手もしやすいことや比較的トルクも高いので電子工作用途での製作物の動力としてよく使われるモーターとなります。
以前ブログでご紹介したことがある3Dプリントパーツで作った歯車時計にもこのステッピングモーターを使いました。
28BYJ-48 ステッピングモーターで秒針を1分間に1回転させ、数枚の歯車を使いその伝達比により分針・時針を回転させるというものとなります。
小型のステッピングモーターなのでこのような製作物に組み込む場合は非常に使いやすいモーターとなります。
3Dプリントパーツで作った歯車を複数枚使っているので、歯車同士の摩擦でちゃんと動くかな?
なんて考えながら作っていましたが、このサイズのモーターとしては結構高いトルクがあるので全く問題ありませんでした。
小型で5V駆動で動くステッピングモーターなので電子工作用途で製作物を作る際には重宝します。
そしてこの28BYJ-48ステッピングモーターは、駆動するドライバにULN2003チップを積んだドライバーボードに接続して使います。
大抵の場合、28BYJ-48とULN2003ドライバーボードがセットになって販売されています。
ステッピングモーターから延びたケーブルプラグをドライバーボードに挿すだけで使えるので便利なんですが・・・プログラムを組む際などテスト動作をさせる時にこの長いケーブルやドライバボードが邪魔になったりで・・・
複数台繋いで動作テストをする時なんていつもこんな状態になっていました!
ということで28BYJ-48ステッピングモーターとULN2003ドライバボードをセットでマウントできるブラケットを作ってみました。
テスト動作時は長くて邪魔になるケーブルも綺麗に収納できスッキリします。
あとはArduinoなどマイコンボードに繋げばいいだけです。
これは便利!!
ボードの固定にはM3×5ビスサイズでモデリングしています。
またステッピングモーター固定用の両サイドにはM4の穴を空けていますが、こちらは付けなくてもモーター動作時のガタツキ等問題ないと思います。
またステッピングモーターが動作時、設置する場所や材質?により(私の場合、木製のデスクで使ってます)振動が出るようなので、モーターの下部分が台座の底面に接地しないように若干上げています。
小型なペンプロッタを作りたくて28BYJ-48の動作テストをしていたのですが、2台や3台繋ぐと配線やらモータの固定やらで非常にテストしにくく・・・このブラケットを作ってみました。
結構便利ですよー!
電子工作用途でこの28BYJ-48 ステッピングモーターを使われる方は多いと思います。
製作物に組み込むまでのテスト環境での使用やステッピングモーターの制御方法の学習などで使って頂ければと思います。
3DプリントパーツデータはThingiverseの方にアップし公開しているので興味がある方は使ってみて下さい。
モーター部分とドライバボード部分を個別に分割したパーツもアップしているので用途により使い分けていただければと思います。
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