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【自作基板 / JLCPCB】ミニスピーカーをブレッドボードで扱いやすくする!シンプルなピッチ変換基板を作ってみました

ブレッドボードを使った試作回路を組む際にピッチ変換基板を使うことはよくありますが、市販されているもので満足できない場合や、用途にぴったり合うものが見つからないこともあります。

ちょっとしたサイズ感の違いやピン配置、固定方法などですが、実際に使ってみるとその差が意外と気になってしまい、「あと少しこうだったらいいのに」と感じる場面もあり、そういった時は自作することが多いです。

このように自作したピッチ変換基板は、かゆいところに手が届く的な感覚で、自分の用途にぴったりハマるのが魅力です!

一度作ってしまえば繰り返し使えますし、試作時の配線や取り回しのストレスを減らしてくれる、ちょっとした治具的な存在にもなります。

自作のピッチ変換基板やブレッドボードで便利に使える小物的なボードは、思いついたタイミングで定期的に作るようにしています。

ブレッドボード便利基板

今回もそんなちょっとした不満から、ブレッドボードでミニスピーカーを扱いやすくするためのボードを製作してみました。

ミニスピーカー専用 ピッチ変換基板の製作

ブレッドボード上で使えるミニスピーカー用のピッチ変換基板って、探してみると意外と見つからないものですね!

これまでの電子工作を思い返してみると、ミニスピーカーを使う場面では、ブレッドボードに挿せるようにジャンパー線をはんだ付けしたり、またソケットを介して接続したりと、スピーカーがプラプラ浮いた状態で使うことがほとんどでした。

ちょっとした動きで配線に負担がかかったり、最悪の場合は断線してしまったりと、地味にストレスを感じるポイントでもありました。

また、固定されていない状態だとスピーカー自体が振動してしまい、余計なビビり音が出たり安定した音が得られなかったりと、音質面でもあまり良い状態とは言えません!

ある程度サイズの大きなスピーカーであれば、筐体に固定する前提で扱うことが多いためそれほど問題にはなりませんが、電子工作、特にブレッドボード上での試作でよく使う1W前後のミニスピーカーでは、こうした扱いづらさが目立ちがちです。

そこで今回は、ミニスピーカーをブレッドボード上で扱いやすくするための、専用のピッチ変換基板を製作してみました。

シンプルなミニスピーカー用ピッチ変換基板として設計

ミニスピーカーといっても、サイズや形状、インピーダンスや出力などさまざまな種類があります。

その中でも電子工作用途、特にブレッドボードで使うことを考えると、手軽に扱える1W前後のミニスピーカーがちょうどよく、秋月電子でも扱われているような楕円形タイプのものや、一般的な円形タイプのものなど、私の環境ではこのあたりのものを使う機会がこれまで多かった印象です。

入手性も良く価格も手頃なので、とりあえず音を鳴らしたいときには便利な存在です。
トランジスタを1つ挟む程度でも十分に駆動できます。

また、小型のアンプモジュールを使えば、比較的綺麗な音が出せ、動作確認や簡単な音出し用途として非常に扱いやすいのも特徴です。

今回は、こうしたよく使う定番サイズのミニスピーカーをターゲットに、余計な機能は持たせず、シンプルにブレッドボードで扱いやすくすることに特化したピッチ変換基板として設計しました。

上記のミニスピーカーにサイズを合わせ、円形で直径16mm程度のもの、また楕円形タイプ(短辺が約16mmまで)のもののどちらにも対応できるようなボードサイズとしました。

このあたりのスピーカーサイズは電子工作でよく使われる定番どころなので、1枚で対応できるよう汎用性を意識した形状にしています。

また、ピンヘッダーを2列に配置することで、ブレッドボード上で縦向き・横向きのどちらでも自由に配置できるようにしました。(白シルク部分がそれぞれスピーカー本体に接続された端子です)

他の回路との干渉を避けながら配置できるようになり、限られたブレッドボード上のスペースでも取り回しがしやすくなるかと思います。

以上、非常にシンプルなスピーカー用ピッチ変換基板となります。

JLCPCBに基板を発注

基板の製造は、今回もJLCPCBを利用しました。

今回製作したミニスピーカー専用ピッチ変換基板については、ガーバーファイルをダウンロードできるようにしておきます。
何かの参考になれば幸いです。

シンプルなボードということもあり、発注時の設定については特記すべきポイントもなく、一般的な設定で問題ありません。

細かい条件を詰めるような基板ではないので、気軽に発注できるのもこの手の小物基板の良いところですね。

また、JLCPCBへの基本的な基板発注方法については、以前の記事で詳しくまとめていますので、こちらもあわせて参考にして頂ければと思います。

【電子工作 / 基板製作】これから始める自作基板。JLCPCBでの基板発注ガイド(2025年版)

配送方法にはOCS Expressを選択し、発注から8日ほどで手元に基板が届きました。

こういったミニ基板は、他の基板を発注するタイミングに合わせて一緒に発注すれば、送料を効率よく使えるのでおすすめです。

最後に!

今回製作したミニスピーカー用のピッチ変換基板は、とてもシンプルなものですが、試作時のちょっとしたストレスをしっかり解消してくれる便利なアイテムになりました。

これまで当たり前のようにプラプラした状態で使っていたミニスピーカーでしたが、こうして基板化してあげるだけで配線の安定性や取り回しの良さも大きく改善されます。

よく使うものだからこそ、こうして扱いやすくしておく価値は十分ありますね!

簡単に作れる内容なので、同じようにミニスピーカーの扱いに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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