昨年末に初めての3DプリンタとしてEnder3 V2を購入し今日で3Dプリンタ歴1年となりました。
Artillery Geniusに続き最近ではKingroon KP3Sも仲間に加わり、現在3台の3Dプリンタを使い電子工作などの趣味用途で楽しんでいます。
たった1年で3Dプリンタが3台、1年前には想像もしていませんでした!
もう完全に3Dプリンタ沼に足を突っ込んじゃってますね!
そして今回は、シンプルな六角レンチホルダーを作ってみました。
3Dプリンタを購入すると組み立てやメンテナンス等で使う六角レンチが付属しています。
3台ともなるとそれぞれの機種に付属していたレンチが増えてきたので、それらを整理するために小型の六角レンチホルダーを作りました。
Thingiverseには六角レンチを収納するためのホルダーやケースなど多数アップされ公開されていますが、なかなか自分の用途にあったものが見つからず・・・
3台の3Dプリンタを現在使っていますが、普段よく使う六角レンチのサイズってある程度限定されてきます。
使われる機種にもよりますが、私の使っているEnder3 V2やArtillery Genius、そしてKP3Sで使うサイズと言えば、1.5mm/2.0mm/2.5mm/3.0mm/4.0mmの計5本となります。
この1年間3Dプリンタを使ってきましたが、これ以外のサイズのものは使ったことがなく大抵の3Dプリンタの場合この5サイズの六角レンチをすぐ取り出せる(使える)場所に置いておけば便利じゃないでしょうかね?(他機種で使うレンチのサイズはよく分かりませんが)
そんな事でこの5サイズのみ収納でき工具ボックスなどにも収納出来るように小型サイズの六角レンチホルダーを作ってみました。
Ender3 V2の本体に付いている工具収納部分にも上手く収まります。
Thingiverseには形状やサイズなど多くのものが公開されていますが、なかなかこの5サイズ限定のものやサイズ的にシンプルで小型なものがないようなので作ってみました。
Thingiverseに上がっているものも数種類試してみましたが、六角形状の穴が空いている単純な形状のホルダーとなるのでレンチを差し込んだ際に適度に摩擦が生まれスッポ抜けないようにするのはなかなか難しいようです。
手元にある3機種で同じ設定で出力させてみても、微妙な穴寸法の再現により少し緩くなり抜けやすくなったりと・・・機種により仕上がりに微妙な違いが出てきます。
このような調整はスライサー側でやった方がよさそうですが、少し穴の形状を工夫してみました。
六角穴の角に少し突起を入れています。
小さな突起はおそらく0.4mmノズルで出力する際はスライサー側ではじかれてしまいますが、大きな突起は再現できます。
初めてレンチを挿入する時はこの突起部分に当たり動きにくいかと思いますが、突起を鋭角にしているので削れていきます。
何度かレンチの出し入れをしているといい具合になり適度の摩擦が生まれ、レンチを差し込んだ際も抜けにくくなります。
特にこのような穴サイズの再現は3Dプリンタではなかなか難しくなります。
CADの寸法より出力後の穴寸法は少し詰まっていきます。
突起を入れ穴寸法を若干多めにオフセット値を入れているので、穴径が小さくなりハマらないといったことはないとは思いますが・・・
逆に抜けやすいようならスライサー側で99%くらいでスケーリングさせれば上手くいくかと思います。
TPU・PLA・PETGフィラメントで試してみましたがどれも上手く機能するようです。
みなさんの環境でも上手く機能してくれるといいのですが・・・
側面にレンチサイズの文字を入れていましたが、サイズを極力小さくしているので3Dプリンタで出力した際は綺麗にフォントを再現するのが難しく汚く見えてしまうのでカットしました。
極力シンプルで小型サイズということでこの形状に落ち着いた感じです。
Thingiverseにモデルデータをアップしているので興味ある方は使ってみて下さい。
参考 Simple Hex Wrench HolderThingiverse自分の環境に合ったものを作れる、ほんと3Dプリンタって便利な道具ですよね!
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