11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

2セルWhoopでも部屋でビュンビュン飛ばそう!ポテンショメーターに最大スロットル値を可変で変えられる設定をしてみた!【Taranis】

 

昨年後半あたりからWhoopにも2Sの波が押し寄せてきています。
BETAFPVのBeta75XBeta65 Pro2Happymodel Mobula7Eachine TARSHCANなど各社話題機を続々と投入しています。

2Sブラシレスフープ『BETA75X 2S Whoop Quadcopter』がやって来た!【BETAFPV】
【Tiny Whoop】室内&野外でもガンガン飛ばせられる軽量2S機『Beta65 Pro2』。Beta65Xより飛行時間が大幅に延び非常に飛ばしやすい!

最近ではBETAFPVBeta85Xを発表するなど、どんどんWhoopのパワーアップ化が進んでいます。

そんな中、お部屋でWhoopを楽しむにはやはり1S機が飛ばしやすく2S機ではパワーが有り余ってしまいます。

そして先日2Sのブラシレス機『Beta65 Pro2』が仲間に加わったんですが、1S機でよく使われている65mmサイズのフレーム(31mmペラ)を使っており、2S機でありながら少しスロットルを抑えながら操作すれば部屋でも十分飛ばすことができ大変気に入っております。

1Sブラシレス機の名機『URUAV UR65』並に操作性&安定飛行が可能で、さらに2Sのパワーを兼ね備え上昇時のパンチ力、高低差の踏ん張りが効き野外だけでなくお部屋でも大変楽しめます!

【Tiny Whoop】室内&野外でもガンガン飛ばせられる軽量2S機『Beta65 Pro2』。Beta65Xより飛行時間が大幅に延び非常に飛ばしやすい!
はじめてのブラシレスフープ『URUAV UR65』を購入。これ最高に楽しく飛ばせる機体ですね!

そんな2S機を部屋で飛ばす際に煩わしい設定等の変更なくスロットルを調整できないものかと考え、私が普段使っている送信機Taranis Q X7Sで何も割り振られていないポテンショメーター(S2スイッチ)を使いスロットルの最大値を可変で変えられるように設定してみました。

このスライダーを絞りきった状態(一番左まで回した状態)で最大スロットル値が50%、そこからスライダーを回していくと可変で変わっていき最大まで回した状態で最大スロットル値が100%(通常の状態)になるように設定しています。

スライダーがセンター(最大スロットル値が75%の状態)まで絞ってあげると2S機『Beta65 Pro2』でも1S機並の感覚で飛ばすことができ、さらにパンチや加速は2Sのパワーを残し大変飛ばしやすくなります。

また、カッ飛びWhoop『Beta75X』でもさらにスライダーを絞ってあげれば部屋でも十分飛ばせる状態になります。

まぁ部屋でBeta75Xを飛ばす意味があまりなさそう(機体やペラ破損の被害が大きい等)なので、テスト飛行してみて十分飛ばせられることが確認できましたが私は使うことはなさそうです。

しかし広い室内で飛ばすにはかなり有効かもしれませんね!

【Taranis】ポテンショメーターを使って最大スロットル値を可変で調整させる設定!

はじめに今回こんな感じのことをやろうとしています。

送信機にあるスライダースイッチ(ポテンショメーター)に最大スロットル値を可変で変えられる設定をし、他のスイッチでそれを発動するか否かを選択できるようにします。

ポテンショメーターが一番左の状態でスロットル50%、そこからスライダーを回していき最大まで回しきった状態がスロットル値100%(通常の状態)となるようにしていきます。

Taranis送信機、ここでは愛用のTaranis Q X7Sでご説明してきます。

はじめてのプロポは高機能&低価格 Taranis Q X7Sに決定!付属プロポより格段に操作性がアップ!【Tiny Whoop】

Taranis Q X7SにはS1とS2の2つのポテンショメーターがありますが、今回は右側にあるS2の方に割り当てています。

このS2スイッチには回していくとちょうど中央部分にカチッと止まる箇所があり、ゴーグル装着時にこれが75%の位置だと分かりやすいのでS2スイッチに割り当てました。

それでは設定していきましょう。

Taranis送信機のMIXERページにいきスロットルチャンネルを選択し【ENTER】ボタンを長押します。(ここではCH3となっています)

【Insert After】をクリックすると編集ページに入ります。

今回S2スイッチに割り当てるので、[Source]をS2にセットします。
そして[Weight]を25、[Offset]を75に設定します。

次に[Switch]の選択。
ここでは、SAスイッチ(3ポジション)を真ん中の位置にしたときに発動するようにするためSA−にしています。(不要なら設定する必要はありません!)

MEMO
特にこのスイッチの設定は必要ありませんが、私の場合、送信機左肩にある2ポジションスイッチをアーム/ディスアームに設定しているので、アーム後にすぐ下のこのSAスイッチを入れることにより発動する感じとしています。

次に[Multiplex]をMultiplyに変更し一旦完了します。

MIXERページのスロットルCHに先程作成した項目[※=]が追加されていると思います。

さらに設定していきます。
同様にMIXERページのスロットルチャンネルを選択し[ENTER]⇒[Insert After]で設定画面に入り、

[Source]をS2に、[Switch]をSA−に同様にセットします。
そして[Weight]を25、[Offset]を−25に設定。

先程作成した項目に追加させるので、ここでは[Multiplex]をAddに変更し終了します。

上記の設定が完了すれば、MIXERページのスロットルの項目に最初に作成した[※=]と次に作成した[+=]が追加されていると思います。

これで設定は完了です!

これでS2ポテンショメーターを左から右に回していくと最大スロットル値が50%〜100%に変化していきます。(今回はSAスイッチを中央に入れたときに発動するように設定しています)

発動はアーム前/アーム後ともに可能です。
しかしあまりスロットル値を絞っている(50〜60%)とアームしないようです。(アーム後に絞り込んでいくことは可能です)

MEMO
スロットルを絞った状態で飛行中に解除すると、その瞬間通常のスロットル値に戻るので部屋などで飛行の際は急に上昇し天井に激突なんてことになるので注意してくださいね!
今回この設定がちゃんと動作するか部屋でいろいろテスト飛行していましたが、ペラ3枚ほどダメにしてしまいました。

以上の設定でスロットル値を絞ってあげることにより部屋でも2S機を十分飛ばせる状態にもっていけると思います。

よくよく考えると2S機を部屋で飛ばす人がいるのか、部屋なら1S機で十分ではないかなど考えてしまいます。

最近仲間に加わったBeta65 Pro2くんでこの設定を試してみましたが、部屋でも1S機並に操作でき非常に飛ばしやすくなりました。
加速の速さや高低差での機体高度の踏ん張りなど1S機ではパワー不足で難しかったことも軽くこなしてくれます。

また野外では、スイッチ一つで通常のスロットル値に戻せ大変便利です。

わざわざ部屋でなんか飛ばさないでしょうけど、スロットル値を絞り込むことによりBeta75Xくんも部屋でも飛ばせる機体になります。

Beta65 Pro2くんの操作性&飛びっぷりが大変気に入りサイズ的に部屋でも楽々飛ばせないかというところからはじまり今回このような設定をしてみましたが、なにぶん初心者の私がテスト的にやってみたのでもっといい方法があるのか?スロットル値を単純に絞り込んでいるだけなのでそれがハード的・ソフト的に影響が出るか等々あるかと思います。

今の私のスキルで出来ることは現状ここまでなので、今回はこのへんにしておきたいと思います。

それにしてもBeta65 Pro2くん、野外の飛びもいいけどお部屋での飛びはUR65に匹敵するんじゃないかなぁ!
今回のこの設定をしたことで、かなりこの子の株が上がりました!

【Tiny Whoop】室内&野外でもガンガン飛ばせられる軽量2S機『Beta65 Pro2』。Beta65Xより飛行時間が大幅に延び非常に飛ばしやすい!

参考 HOW TO REDUCE POWER & LIMIT MAX THROTTLE IN TARANIS & BETAFLIGHTOscar Liang

1 COMMENT

M taka

始めまして。いつも勉強させて頂いております。
この記事には関係は無いのですがTaranisが周りにいなくて分からなくて困っているのですが、
なぜか、Mode 1でエルロンだけがスロットルを上げると反応が鈍くなります。スロットルが下ぎみだと左右に←●→が全開まで普通に行きますが、触ってるうちにどうもエルロンだけが効かなく鈍くなってしまいます。 若干は効くのですが・・ もしおわかりになるようでしたら教えていただきたいです。 お忙しいところすみませんがよろしくお願い致します。

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