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【HBFPV HB64 V5】0802 25000KVモーター搭載1セルブラシレス Whoop。いろんな意味で渋い機体です!

寒くなるこの季節、野外でWhoopを飛ばしに行く回数も減ってくるかと思います。
昨年の反省点もふまえ少し室内機を充実させてやろうと動いております。

昨年はWhoopをはじめた年ということもあり冬のドローン事情というものがあまり分かっておらず、室内機はUR65一機のみという体制で室内Whoopを楽しんでいました。
季節に関係なく室内で楽しめるWhoopですから少し機体もバリエーションがほしかったんですよね。

ということで正月休みまでに室内で楽しめる(もちろん野外でも)1〜2セルまでの機体を数機用意しようと思いまず仲間にしたのがEmax TinyhawkSくん。
室内はもとより野外でもよく飛んでくれるので現在いろいろと手を加えてあげています。

【Emax TinyhawkS】2セルまで対応!Tinyhawkシリーズはやはり飛ばしやすくてよく飛んでくれます!

そしてもう一機ようやく到着したのが今回ご紹介する『HBFPV HB64 V5』という機体です。
1セルブラシレスWhoopとなりますが標準で0802 25000KVモーターが積まれています。

前々から65mm Whoopでの25000KVモーターの飛びが非常に気になっており・・・

現在飛ばしているUS65(0802 17500KV)の機体にモーターだけHappymodel 0802 25000KVなどに載せ替えてみようと考えていましたが、それならという事でBanggoodさんの計らいでこの機体をご提供して頂ける運びとなりました。

HBFPVというメーカーは全く初めてで知らなかったんですが、届くまで通常の65mm Whoopだからスペアパーツは汎用性の高いBETAFPVフレームなんかに交換かな?なんて考えていましたが、機体構成は少し独特なようですね。

フレームの形状は通常のWhoop形状とは異なり、またFC&ESCは20mm×20mmタイプのものが使われています。

先日1セルToothpickを自作(作り変え)したのですが、もう少し機体サイズの小さな室内Toothpickできないかなんて考えていましたがこの機体を使えば簡単にできそうです。
カスタマイズ好きとしてはちょっと楽しみ!

【Toothpick化】1S Toothpick機に挑戦!BETAFPV Beta65 ProをベースにToothpick化してみる!

そして室内テストではかなり散々なものでした。
現在室内機として飛ばしているUS65の構成は、0603 19000KV機と0802 17500KVの2機を飛ばしています。

25000KVモーター、良いのか悪いのか判断しかねていますが腕がない私には慣れがかなり必要なようです。

電費の面でいうと260mAhバッテリーで2分がやっとで1分半くらいですかね!
KV値の高いモーターが使われているので電費の面はこんなところなんでしょうが、機体構成もなかなか渋い構成となっています。

今回この『HBFPV HB64 V5』の機体構成を見ていきます。

【HBFPV HB64 V5】機体構成をチェック!

専用プラケースに入ってご到着。

V5という事は何度も改良が加えられてきたという事なのかな?
HBFPVというメーカー初めてなのでよく分かりません。

付属品は、ペラ外しレンチとプラスドライバーが付属しています。
このあと機体を解体して内部構成をチェックしたのですが、ペラガードを固定しているネジなどかなり小さいものなので予備ネジとか付属してるとありがたかったのに。

機体外観チェック!

機体サイズは64mmとなっています。

65mmフレームUS65と比べてもほぼ同じサイズですね。

700TVLのカメラとなりAIOタイプではなく小型のVTXがキャノピー内に収められています。

機体重量は約26g。
US65デフォルト状態の重量が約22gだったので少し重いですかね。

機体底面です。
モーターはプラグ式ではなくESCにはんだ付けされています。

またモーター根元部分もケーブルがはんだ付けされており、断線してもはんだで直せるので良さそうです。

ブラシレスモーターってこの部分の断線ですぐに使えなくなりますからね!

バッテリーホルダーですがかなりタイトなサイズとなっており、少し膨らんだバッテリーを使うとなかなか差し込めない!
もう少し余裕があってもよかったのに。

ペラは31mmサイズ、モーターは0802 25000KVでシャフト軸径は1.0mmとなります。

機体内部構成をチェック!

それでは機体を解体して内部構成を見ていきます。

受信機はFrsky Pro D8、VTXは25mW出力(Smart Audio対応)となっています。

MEMO
CLIコマンドラインからVTXの周波数の設定を試みたのですがなぜか上手く設定できなかったので、キャノピーからVTXを取り出し物理スイッチから設定しました。

FCとESCの2段構成となっています。
1セル機では珍しいですね!
ブザーポートは探しましたがどうやらないようです。

FC&ESC固定ビスは透明なプラねじが使われています。

取り付け穴のサイズは16mm×16mmとなっているので通常のWhoopフレームに取り付けるにはマウンタ等必要です。

また小型Toothpickなんかにも簡単に組み換えできそうなので、これも面白そう!

機体の解体が出来ましたが、1セル機にしては内部構成が少し複雑です。
1セル機なのでそうそう壊れるものではないと思いますが、メンテナンスなどで機体をバラす際は手間がかかります。

まとめ!

いろんな意味でかなり渋い(マニアック)な機体ですね!

25000KVモーター、電費の面から言うとかなり悪いです。
260mAhバッテリーで室内&野外でテスト飛行してみましたが、野外だと1分半もたないと思います。

室内でも飛行時間は1分半から2分といったところです。(デフォルトで設定されている警告電圧3.3Vを3.1Vまで下げていましたがかなり早い段階から警告が出ます)

25000KVモーターという事でパワーに関してはど素人の私レベルでも違いはわかります。
室内テストでは慣れもあるかと思いますが飛ばしきれず、野外テストに持ち込みました。

あとスロットルを入れて速度が出てくると発生する機体の揺れが気になりました。
PIDの調整で抑えられると思いますがいろいろやってみます。

まだテストレベルの飛行なんですが、1セル機の0802モーターでいうと19000KVあたりがパワー&電費の面から一番バランスが取れているのでしょうかね?

その点から言えば使用用途が結構限られる非常にマニアックな機体だと思います。
扱いきれるとコース周回かなり速いんでしょうね、きっと!

 

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