11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

全方位型&指向性アンテナがセットになった『ImmersionRC SpiroNET V2』を試してみる!【Eachine EV200D】

WhoopをFPVで飛ばすようになり1年ほどが経ち、はじめて買ったゴーグルEachine EV100から現在2台目となるEachine EV200Dを愛用しております。
特にEV100で不満があったわけではなかったのですがEV200Dに変わり画面サイズがアップし解像度も大幅に上がったため飛ばしている時の認知度がアップし非常に飛ばしやすくなりました。

【Eachine EV200D】EV100からアップグレード!解像度が大幅に上がり画面認知度もアップ!
はじめてのFPV用ゴーグルは『Eachine EV100』に決定!初心者用に最適!【Tiny Whoop】

エントリーモデルでありながら機能性は高いのではじめてのゴーグルで選択されるにはおすすめなゴーグルではないでしょうか?

Fatshark HDO2という上位モデルのゴーグルが発売されかなり心が揺らいでおりますが・・・現在使っているEachine EV200Dには特に何の不満もなく、自分には十分すぎるゴーグルです!
まぁ、ゴーグルを変えたところでドローンの操縦がうまくなるわけでもないですからね。
Eachine EV200Dは当サイト経由で購入して頂いている方も多く、まだまだ人気のあるゴーグルだと思います。
そして後継機にあたるEachine EV300Dなんてのも近日発売されるようですね!

そんな訳で自分には十分すぎるゴーグルなんですが、今まで完全にノーマル状態で使っていました。
飛ばしている時はあまり気にならないのですがDVRの映像をあとから見てみるとノイズの多さが気になりと・・・
アンテナや受信機なんかを変えてみるとどれくらい変わるものなのか、いろいろと最近やっています。

私が使っている EV100EV200Dはともに受信機が標準で付属しています。
そしてEV200Dの受信機は取り外しができるので性能の高いTrue-Dなどの受信機に交換なんてこともできます。
これからWhoopをはじめられる方のゴーグル選びの選択肢の1つとしておすすめできるゴーグルだと思います。
はじめてのゴーグル選びは非常に迷われるかと思います。
こちらも参考にしてみて下さい!

【これからはじめるTiny Whoop③】はじめてのゴーグル&送信機選びは?ブラシレスWhoopにも挑戦してみよう!

そしてEV100からEV200Dに変わり半年ほど使ってきましたが、EV200Dにはアンテナが付属していないためEV100付属のアンテナを使いまわしていました。

このアンテナでも室内&野外ともに今まで特に問題なく飛ばしてきました。
しかしDVRで録画した映像を後で確認するとノイズが多いのがすごく気になってもいました。

FPVの映像はアナログ電波なのでノイズが乗るのはしょうがないのですが、アンテナ変更でどれくらい変わるものなのか気になるところですよね!

前回、室内用に小型アンテナ『FuriousFPV Stubby Air』を試してみました。
野外では背の高いキノコ型のアンテナとパッチ型アンテナのセットで使っていますが、室内で飛ばすにはこのサイズのアンテナは大きすぎ何かと邪魔になってきます。

室内使用では非常に有用で私の環境では問題なく使え取り回しもしやすくていい感じです。

【FuriousFPV Stubby Air】ゴーグルのアンテナ交換によりノイズが減ったという話。小型アンテナ便利ですね!【Eachine EV200D】

また『Foxeer Lollipop 3』という小型アンテナも「非常にいいよ」というコメントを頂いたので、こちらも現在使いながら試しています。

小型アンテナ『Foxeer Lollipop 3 Stubby Omni』を試してみる!

そして今回は野外での使用を前提に、全方位型アンテナ(キノコ型)と指向性アンテナ(パッチ型)がセットになった『ImmersionRC SpiroNET V2』をご紹介します。

ドローン関係の動画やブログなど見ているとこのアンテナセットを使われている方をよく見かけ、前々から気になっていました。
Fatsharkのゴーグルでみなさん使われているのかな?

EV200Dでも問題なく取り付ける事が出来るので試してみることに。
結果から言いますと、やはり野外での使用では全方位型アンテナとパッチ型アンテナの組み合わせは非常にいいようですね!
指向性の強いパッチ型アンテナと機体が後ろに回り込んだ時などは全方位型アンテナでカバーする・・・

アンテナ周りの話で特別な機器等を使って計測したわけではないので感覚的な部分が多いのですが、やはり標準アンテナだけの場合と比べノイズはかなり減った印象です。

現在、室内では小型アンテナを使い野外使用では上記のようなアンテナの組み合わせで使っています。
アンテナ一つをとっても奥が深く、このあたりもこだわり出すとキリがないんですけどね!

全方位型アンテナと指向性アンテナがセットになった【ImmersionRC SpiroNET V2】を使ってみる!

まずはこちらがEachine EV100に標準で付属しているアンテナとなります。
300円ほどで買えるアンテナとなりますが、特に問題なく使うことができます。
Eachine EV200Dは標準でアンテナが付属していないので今までこのアンテナを使ってきました。

今回ご紹介している『ImmersionRC SpiroNET V2』と比べても受信距離が極端に短くなるといったこともなく比較的綺麗な映像で問題なく使えます。
EV200DSkyzoneなどアンテナが付属していないゴーグルを購入の際にまずは一緒にセット購入されるのもいいかと思います。

この安価なアンテナでも特に問題なく使えていたので、今までアンテナに関しては気にすることもありませんでした。
そして今回はアンテナ交換によりどれくらい変わってくるのか、個人の感覚的な所で恐縮ですがご紹介したいと思います。

その前にちょっとアンテナについて書いておきます。
アンテナと一言で言っても形状や用途によりいろいろな種類のものがります。
今回ゴーグルに付けるアンテナということで受信用(RX)アンテナとなります。(送信用はTXとなります)
また、形状によりキノコ型アンテナなどの全方位型アンテナやパッチ型などの指向性アンテナがあります。
まずはアンテナの種類や形状を簡単に見ておきましょう。

全方位型アンテナ(キノコ型アンテナなど)

ドローン関係の動画やサイト等を見ていると、このような形状のアンテナをゴーグルに装着されている方を見かけます。
形状から「キノコ型アンテナ」と言われているようで全方位型のアンテナとなります。

キノコ部分(カバー)を外すとWhoopのVTXでよく見かけるこのような「クローバーアンテナ」が入っています。

電波受信の指向性がないので360°どこからでも電波を受信することができるアンテナとなります。
価格も比較的安く多種販売されています。
機体が自分の後ろに回り込んだ際にも頭より高い位置にアンテナがあれば360°カバーできるようです。

指向性アンテナ(パッチ型アンテナなど)

次に指向性アンテナです。
指向性の強いアンテナとなり「パッチ型アンテナ」や「パネル型アンテナ」と呼ばれています。

上記の全方位型アンテナと比べ感度が高くなりますが指向性が高いためアンテナがドローンの方向に向いていないと受信感度が極端に下がるようです。
ドローンが自分の後ろに回り込んだりした際に受信感度が下がりノイズが入るので、全方位型アンテナと組み合わせて使うのがいいようです。

全方位型アンテナと指向性アンテナの組み合わせで使うのが一般的!

ゴーグルに付いている受信機により付けることが出来るアンテナの数が変わってきます。
アンテナが2本付けられるダイバーシティ受信機を搭載しているEachine EV200Dなどでは、全方位型アンテナと指向性アンテナのセットで使いカバーするのが良さそうです。

アンテナコネクタの形状には「RP-SMA」「SMA」があります!

以上アンテナの種類&形状について見ていきました。
今回、全方位型アンテナと指向性アンテナがセットになった『ImmersionRC SpiroNET V2』を使ってみようと思いますが、アンテナのコネクタ部分(接続部)には形状があるのでこの話も少ししておこうと思います。

アンテナ接続部(コネクタ部分)には「RP-SMA」と「SMA」の2種類のタイプのものがあります。
ゴーグルに付いている受信機のアンテナ接続部の形状を確認してアンテナのタイプを選ぶ必要があります。

まず「RP-SMA」はアンテナ側(かぶせる側)がメス型になっています。

またその逆でアンテナ側がオス型となっているのが「SMA」となります。

Eachine EV200Dに付いている受信機のアンテナ部分の形状を見ると出っ張りがあるオス型となっているので、アンテナはそれにかぶせる「RP-SMA」タイプのアンテナを選ぶ必要があります。

アンテナセット『ImmersionRC SpiroNET V2』を試してみる!

Fatsharkゴーグルをされている方でよくこのアンテナを付けているのを見かけます。
全方位型アンテナと指向性アンテナがセットになった『ImmersionRC SpiroNET V2』です。
45°の変換プラグも付属しています。
またパッチ型アンテナだけでも単体で販売されているようですね。

アンテナ接続部の形状は「SMA」となっているのでTrue-Dなどの受信機ではそのまま取り付けることができます。

今回はEachine EV200Dで試してみたいと思いますが、EV200Dに標準で付いている受信機に取り付けるには「RP-SMA」タイプのアンテナが必要で、このような変換プラグが別途必要となってきます。

今回は以下の変換プラグを使いこんな感じで取り付けてみました。

実際に使ってみる!

実際の使用感ですが、普段の練習場所の1つでこのような障害物が多い場所で試してみました。
電波の干渉を受けるためかFC内蔵受信機だと100mも離れられず、当然25mW出力のVTXだと映像が先に途切れてしまう結構厄介な練習場所なんですが・・・

このような電波に影響を受けやすい場所でテストしてみましたが効果はかなり高いようです。
受信距離に関しては標準アンテナと比べほぼ変わりがなかったのですが、受けるノイズは非常に少なくなった印象です。

また、EV200Dでは左右2つの受信機が標準で取り付けられています。
現在片側の受信機を取り外し2種類のアンテナを一つの受信機に接続して使っています。
この使用方法で特に問題がなく、バッテリーの持ちも少し延びるようなのでこのような使い方をしています。

2つの受信機を使いそれぞれの受信機に全方位型アンテナと指向性アンテナを分けて接続する方法も試してみましたがその違いがあまり分からず・・・
このあたり実際のところどちらの使用方法がいいのでしょうかね?

室内では小型アンテナを使用!

野外使用では上記アンテナの組み合わせで大満足でした。

さらにアンテナにこだわり出すとキリがないのですが、室内使用ではアンテナが邪魔になる場面が多々発生し・・・
墜落したWhoopくんを回収する時に頭の上に延びたキノコ型のアンテナが部屋に設置したゲートに引っかかって・・・このようなことが何度かありパッチアンテナが割れて故障なんてことがありました。

また室内で指向性のあるパッチ型アンテナって必要なのか?なんて・・・
ということで、室内使用では小型の『FuriousFPV Stubby Air』アンテナを導入しました。
室内使用だとこれで十分で取り回しもスッキリで使いやすいです!(野外など広い場所での使用ではノイズは多くなります)

【FuriousFPV Stubby Air】ゴーグルのアンテナ交換によりノイズが減ったという話。小型アンテナ便利ですね!【Eachine EV200D】

またコメント頂いた『Foxeer Lollipop 3』も試していますが、こちらも良さそうです。

まとめ!

FPVでWhoopを飛ばすようになり1年が経ちましたが、ずっと付属の安いアンテナを使ってきました。
特に飛行に支障が出るような事はなく問題なく使えるので使ってきましたが、アンテナ変更の効果は大きいようで満足出来る結果となりました。

アンテナ周りの話なので使われる環境等により大きく変わってくるものだと思います。
特殊な機器等を使って計測しているわけではないので感覚的な部分が多くなってしまい私的にもいろいろ試している段階なので一概には言えず、大きな違いを体感するのはなかなか難しいところでもあり・・・参考程度に読んで頂ければ幸いです!

2 COMMENTS

まさきち

いつも楽しく拝読させて頂いています。EV200欲しいなぁと(今はEV800Dの箱メガネですが…^_^ )思っておりましたら、EV300がでるみたいで悩みまくり中です。アンテナ情報とてもありがたいです❗️

  さて、1つ教えて下さい。昨日Mobula7 を使って、公園でfreestyle の練習をしていました。低い高度からのSplit-Sでゲート潜る練習してましたが、下手くそなんで何回も地面に激突してました。フレームは強化してましたから、被害ないのですが、3番モーターが回らなくなりました。さては小石を噛んだか、バラしメンテ
しましたが不動のモーター。念のため4番のモー
ターと入れ替えて試してみたら、やはり3番の場所は動きませんでした。墜落が原因で特定のESCがダメになったりするんでしょうか?こんな症状がでたらもうFCはアウトなんでしょうか?直せますですかね?
お知恵をお貸しくださいませ。

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東京バード

いつもありがとうございます。

モーターが回らなくなるとかなり厄介ですよね!
特に1つだけ回らないとかよく起こります。
大抵の場合、ハードウェア側(ESC)の問題(故障)が多いようです。
しかし最近、Larva Xが急に同じような症状になりましたが、モーターのコネクタの接触不良でコネクタ交換で復活なんてのもありました。

しかし大抵の場合はESCの故障?の方が多いようです。
まぁでもそれで簡単に諦めるのももったいないので・・・いろいろ試してみるのも勉強だと、いつも自分は開き直っておりますが!

Betaflightで個別モーターを回して確認やモーター入れ替え等はもう試されているでしょうし・・・

BLHeliでファームを書き直してみたり・・・
DSHOT600から300にしてみたり。

あとF4 1-2S AIO FCでありましたが、激突後、急に片側2つのモーターの回転が速くひっくり返る?症状がありましたが、いろいろ試しresourceコマンドでモーター番号を入れ替える(使っていないB05やB07に割り振り直す)と直った事もありました。
この時は実際にいろいろ試して上記resourceリマッピングが有効だったのかいまいち確認が取れていませんが・・・

少し思い浮かんだ事を書きましたが、まだいろいろ試せるのかな?
でも大抵の場合、逝かれるパターンが多いようです、私の場合ですが・・・

ほんと厄介ですよね、この症状!

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