11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

【Jumper T-Lite実機レビュー】技適取得済みホールセンサージンバル搭載のマルチプロトコル小型送信機!これは1台持っておくべきでしょう!

もうみなさんご存知だと思いますが、Jumperからゲームコントローラー型の超小型送信機Jumper T-Liteが発売されました。
実機が届いたのでレビューしたいと思います。

だいぶ前からレビューのお話を頂いており今か今かと待っていましたが・・・発売と同時にJumperさんから直で送って頂きみなさんより少し早く?手にすることが出来ました。(既に届いた方もいるようですが)

今回Banggoodさんご提供ということで到着前日にクーポンを発行して頂きブログでご紹介したのですが非常に人気なようで多数使って頂いているようです!
やはり日本ではマルチプロトコルに対応したJP4IN1モデルの方が人気みたいですね、こちらのモデルは発送予定日時が現在2月20日予定となってしまっています。

技適取得済みということで国内では合法的に使うことができ、Taranis X-Liteよりも一回り小さくこのサイズで技適付きマルチプロトコルな送信機って他になかったので、そりゃ〜人気なのも分かります!

ホールセンサージンバル採用ということでジンバルまわりは気になる方多いかと思いますが、私レベルでは問題なく使えちゃってます。
ただ普段使っているX-Lite Proなんかと比べてしまうとさすがにこの価格では太刀打ち出来ない部分もあるかなと・・・
しかしながら実機を触ってみると本体の質感もこの価格で買えるなら悪くないのでこれは人気が出るのも納得です。

マルチプロトコルの4IN1モデルは$75.99で販売されていますが、技適取得済みでホールセンサージンバル搭載、そしてマルチプロトコルで使え小型&軽量となれば1台持っていると何かと重宝するかと思います。

Jumper T-Lite実機レビュー

可愛いパッケージで届きました。

こういう遊び心ある製品って個人的には大好きです。

付属品一覧

まずは同封されている付属品を見ていきます。
T-Lite送信機本体にマニュアル・ステッカー・アンテナ・バッテリーケース(18650リチウムイオン電池用)・モジュール拡張用ボード・USB Type-Cケーブルが付属しています。

可愛いステッカーもグッド!
オリジナルの製品キャラクターがあるものって絶対売れる商品。(勝手な解釈です)

発売前にサイトを確認した際は18650リチウムイオン電池も付属と書いてあったような気がしますが付属していませんでした。(変更になったのかな?)
送信機として使うには一通り揃っていますが18650電池は事前に用意しておく必要があります。

そしてモジュールベイ拡張用のパーツ。
固定用のネジも付属していました。

外観チェック

まずは本体正面から。

ジンバルはホールセンサージンバルとなっています。
この価格帯で採用されている送信機って他にないですよね!
ただ初見で触ってみたところスロットルが結構スカスカ状態で・・・これは後述しますが内部を開けて調整しました。

中央に電源ボタン。
これまでのTaranis送信機同様に長押しでON/OFFを切り替えます。
そのまわりにあるボタンが各スティックのトリム調整ボタンとなっています。

[メニュー]の呼び出しや[進む][戻る][決定]などは上部LCDモニターの両脇にあるボタンから行ないます。
ただこのボタン配置が使ってみると結構戸惑います。
慣れの部分もありますが、直感的にという感じではなく他の送信機と比べ使いにくい印象です!(多分慣れちゃうと思いますが)

LCD画面は1.3インチと小型です。
私は全く問題ないのですが、老眼の方とかは結構小さいサイズなので注意が必要かもです。

そして送信機の上面です。
技適シールもしっかりと貼られています。

端子類は左からシュミレーターポート・MicroSDカードスロットル・USB Type-C端子(充電用)となっています。
最近ではUSB端子から直接充電できる送信機も増えてきましたがType-Cに対応しているのは新しいですね。

そしてポジションスイッチ。
左右2つずつの計4つ配置されています。
上段左右の2つが3ポジションスイッチ、下段の2つが2ポジションのスイッチとなっています。
普段使っているTaranis X-Lite Proではこのスイッチが細くて使いづらいと思っていましたが、これはいい感じです。

手の小さい私にはX-Lite Proより一回り小さなこのサイズの方が正直シックリときています。
この持ち方が個人的には最高!
そして手の大きな方にはこの送信機って操作しづらい気がします。

ちなみにX-Lite Proとサイズを比較してみるとこんな感じ。
X-Lite Proの方はここからさらに技適付き4IN1モジュールを付ける必要があるのでさらにサイズは大きくなります。
それが全て内蔵されていると考えると、Jumper T-Liteくんほんと小さいですよね!
この価格でこのサイズ感、携帯性は最強で持っていて損することはなさそうです!

続いて本体裏側を見ていきます。
バッテリーは18650リチウムイオン電池1本で駆動する形となります。
Twitterでも話が上がっていましたが、保護回路付き(ボタントップ)の少し長いタイプの18650電池を使う必要があります。

保護回路なし(フラットトップ)の短いタイプのものではこのように端子が接触しないため新たに購入するのであれば保護回路付きのものをおすすめします。(端子をグイッと伸ばすなど工夫すればいけそうですが)

ちなみに私が使っている18650電池は、KEEPPOWER製の3200mAhを使っています。
国内製のセル使用で少しお高いですがAmazonでも簡単に手に入ります。

KEEPPOWER 3200mAh 保護回路付き 18650リチウムイオンバッテリー 日本製セル (2本組)
KEEPPOWER

バッテリーに18650電池を1個のみの使用なので軽量さを損なうことなく使用できますが、駆動できる時間は少し短くなりそうです。
屋外で1時間ほど使ってみましたが、この程度ではまだまだ残量は残っていました。
しかし予備電池も持っていると安心ですね。
使用する18650電池の容量にも当然左右されますが、付属で電池ケースが付いているのも納得です。
USBからの充電にも対応しているのでモバイルバッテリーなどがあれば対応もできますが。

そして中央に貼られたシールを剥がすと外部モジュール用のベイとなっています。
付属のビス&ボードで固定する形状となっています。

そしてTaranis送信機ではお馴染み、スピーカー&バイブレーター機能も内蔵されています。

モード&プロトコルの選択

発売開始直後はモード2のみの販売でしたが、現在Banggoodさんのサイトではモード1も選択出来るようになっています。
そしてプロトコルは、[CC2500]と[JP4IN1]の2タイプから選択する形となります。
今回ご紹介しているのは[JP4IN1]のマルチプロトコルとなるモデルです。
内蔵ファームウェアはOpenTXとなっています。

ジンバルの調整(スロットル)

この価格でホールセンサージンバルを採用しているのが特徴ですが、さすがにX-Lite Proなどと比べてしまうのは酷かと思います。
それでも私レベルでは問題なく普通に使えちゃってます。(といいますか、大抵の方は全く問題なく使いやすいかと思います)

なんですが、届いた状態ではスロットル(モード2を使っています)が結構スカスカ状態で届きました。
これは好みの部分が大きいと思いますが、私ははじめての送信機にTaranis Q X7Sを買って長らく使っていたので(今も使っていますが)あのカリカリといった少し固めなスロットルが気に入っており・・・

Twitterでdron4さんに調整方法を教えて頂いたので内部を開け調整してみました。
dron4さん、ありがとうございました。

モード2(左スロットル)では、スロットルスティック横にあるバーのネジを締め付けていくことによりスロットルの感覚を固めに設定できます。
私が硬めが好みという事もありますが、かなりスカスカ具合で届いたので簡単に調整できるのはいいですね。

注意
ホール素子に繋がっているケーブルは非常に極細となっているので気を付けて下さいね!
切れたら多分、復旧は容易には出来ないかと思います。

既に3Dプリントパーツも公開されている

既にモニター固定用のパーツやジンバルプロテクターなどの3Dプリントパーツも公開されています。
ただ、ジンバルプロテクターはサイズが?
入りません!失敗です!
PLAで出力させましたが、TPU向きなのかな?

人気送信機なのでこれから多数パーツが公開されてくるかと思います。
楽しみですね。

これからWhoopをはじめる方には一択の送信機?

この価格で技適が付いたマルチプロトコルな送信機って他にはないので、これからWhoopやドローンをはじめる方にはこれ一択と言ってもいいくらいな送信機ではないでしょうか?

Armor65 LiteやBeta65S Liteなどと組み合わせてはじめての送信機にこのJumper T-Liteを選択される方も結構多く出てくると思います。
羨ましいかぎりです。

Armor65 Liteに付属の送信機はこのクラスでは技適が付いていてオススメなんて記事を過去書きましたが、なにぶんオモチャ送信機に近かったのでこの価格帯でのJumper T-Lite送信機は画期的になるかと思います。

【これからはじめるTinyWhoop】Makerfire Armor65 LiteではじめるTinyWhoopをちょっと考えてみました!

またBeta65S Liteなどからはじめるのも良さそうですね。
マルチプロトコルな送信機なのでFrskyやBayangプロトコルなど使えちゃいますからね。
そしてサイズ&形状が近いBETAFPVのLiteRadio2送信機には技適が付いてなかったのが残念でしたが、Jumper T-Liteで解決ですね!

BETAFPVのセットではじめるTinyWhoop!こんな組み合わせでWhoopをはじめてみるってのはどうでしょうか? 【LiteRadio 2 Radio Transmitter / VR01 FPV Goggles / Beta65S Lite】

最後に!

この価格でホールセンサージンバル搭載ですが、上位送信機と比べてしまうとさすがに劣ってしまう(私には十分ですが)印象も受けてしまいます・・・この価格なら全然納得ではありますが!

そして商品写真は非常にカッコいいけどこの価格なので多分かなりチープな外観なんだろうなんて思っていましたが、それほど悪くもなくどちらかと言うと良い方じゃないでしょうかね!(プラスチッキーですが)

技適取得済みでマルチプロトコルな超小型送信機という事で1台持っていると何かと重宝するかと思います。
このサイズ&軽量なので機動力は抜群です!

そして最近始めた電子工作なんて分野でもこのサイズ&価格でマルチプロトコルな送信機って存在しない?ので個人的には今後かなり出番は多くなってくる送信機だと思いっています。

後はこれにピッタリ合うケースなんかも販売してほしいところですが・・・これだけ人気なので多分カッコいいのが出てくるでしょうね、きっと・・・。

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