11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

【3Dプリンタ】シンプルな小型温湿度計スタンドを作ってみました!【STLデータ公開】

3Dプリンタを使うようになり湿度の事を気にするようになった方多いと思います。
FDM方式の3Dプリンタで使われるフィラメントは吸湿による影響を大きく受けますからね!

水分を吸収してしまったフィラメントを使うと積層面の吸着の悪さや糸引き、フィラメント排出の不均一などといった悪影響が造形中に出てしまいます。

そんな事でフィラメントの管理には、密閉性の高いドライボックスを使いシリカゲルなどの除湿剤を入れて管理するといった必要があります。
3Dプリンタを使われている方はみなさんやられている対策ですね!

長期間使用しないフィラメントの管理には、ナカバヤシのドライボックス(27L)は非常に優秀です。
カメラ用途に作られたドライボックスとあり密閉性に関しては完璧で、1kgフィラメントスプールを綺麗に8本並べて収納することが出来ます。
3Dプリンタのフィラメント収納用に作られたかのようなサイズ感で便利なドライボックスです。

【3Dプリンタ】ドライボックスを購入。フィラメント保管用に作られたかのようなサイズ感で綺麗に収納できます!

そして普段よく使うフィラメントには送り出し機能が付いたドライボックスがあると便利となります。
こちらはダイソーの5.5Lケースを使ったDIYドライボックスとなりますが、スプーラーの動きもよくフィラメント排出はなめらかで、密閉性に関しても庫内の湿度を15%近くまで落とすことが出来ます。
作成後2ヶ月近く経っていますが庫内の湿度をまだ20%ほどの状態で保てています。
これもまた優秀ですね。(自画自賛です)

【3Dプリンタ】フィラメント送り出し機能が付いたドライボックスをDIYしてみました!(ダイソー密封容器5.5L使用)

こんな感じにフィラメントの管理にはみなさん気を使われているかと思います。
特に今の季節は非常に湿度が高いですからね。

シンプルな温湿度計スタンドをつくってみました!

そして今回は小型温湿度計をマウントするためのシンプルなスタンドを作ってみました。
室内や3Dプリンタまわりの湿度を測るためのスタンドとなり、ドライボックス内の湿度と比較するために使って頂ければと思います。

形状は使用用途により使い分け出来るように4パターンを用意しました。
全てこちらの小型温湿度計をマウント出来るサイズで作っています。
安価な温湿度計となりドライボックスでも数個使っていますが、複数個並べて比べてみても表示のバラツキも少ないようなので湿度の目安を知る上では問題ない製品かと思います。

STLデータはこちらThingiverseからダウンロード出来ます。

参考 Simple Hygrometer/Thermometer StandThingiverse

スタイル①

最もシンプルなL字型のスタンドとなります。
デスクの上や3Dプリンタまわりに置いて表示が見やすいように角度は40度傾けた形状としています。

温湿度計の装着もしやすく、はめ込んだ際にガタツキがないように形状&サイズ調整しています。
シンプルな形状ですがカラーリングによりなかなかオシャレな感じになります。(よね?)
サポートも必要なく出力できます。

スタイル②

上記スタイル①を囲った感じの形状となります。

こちらの形状の方が好きって方多いのかな?
友達のオーダーを受け追加で製作しました。

スタイル③

スタイル①の台座部分にTナットを取り付けて3DプリンタのフレームVスロットに取り付けられる形状となっています。

TナットM5×8サイズのビスで固定できます。
フレーム上部にこのように固定することが出来ます。

スタイル④

こちらもスタイル②の台座部分(底面)にM5サイズのTナットを取り付けてVフレームに固定できる形状となっています。
フレーム上部にこのように固定できます。

以上4パターンのシンプルな温湿度計スタンドとなります。
3Dプリンタまわりに置いたり、フレームに取り付けて使用したりと用途により使い分けて使って頂ければと思います。

最後に!

モデリングの段階ではいろいろと凝った形状のものを作っていましたが、最終的に使いやすいものって一周回ってシンプルな形状に落ち着く感じですね。(いつものパターンですが!)

傾斜角度も35度ではなく45度でもなく40度が最適!
など自分の使いやすいものを作れる・・・3Dプリンタってほんと便利な道具です!

よろしかったら使ってあげて下さいね!

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