11月26日発売 書籍『わかる!電子工作』にArduinoで動かす4足歩行ロボットを掲載して頂きました!

【3Dプリンタ】縦置き&横置き両対応の小型はんだ吸煙器を作ってみました。これ結構便利です!【STLデータ公開】

3Dプリントパーツで作る縦置き&横置きが可能なミニサイズのはんだ吸煙器を作ってみました!

電子工作用途ではんだゴテを使う機会が多いため、以前12cm FANを使った大型サイズのはんだ吸煙器を作ったことがあります。
吸引力に関しては非常に満足しており使い勝手がいいのではんだ作業ではマストアイテムとしていつも使っています。

自作はんだ吸煙器を3Dプリントパーツで作ってみた!【STLデータ公開】

今回はちょっとした作業に便利なように小型サイズのはんだ吸煙器も作ってみました。

はんだ作業をやっている時って結構デスクまわりがパーツやら基盤で大変なことになっていると思います。
ちょっとしたはんだ作業ではミニサイズのものもあれば結構便利となります。

今回はミニサイズということで6cm FANを使いモデリング上可能な限り小型化して製作しました。
6cm FANなので上記12cm FANを使った大型サイズのものと比べると吸引力は落ちますが、FANの排気口を本体横に作ることにより、縦置きや横置きで使えるように作っているので使い方によっては大型サイズのものと比べ便利な場面が出てくるかと思います。

何かしらの作業途中でデスクまわりが散らかっている状態でもスペースを取らずちょっとしたはんだ作業ならこなせるので状況によっては非常に便利となります。

片手に収まるサイズ感でちょっとオシャレじゃないですか?
それでは製作していきましょう。

縦置き&横置き可能なミニサイズのはんだ吸煙器を作る!

以前製作したはんだ吸煙器は12cm FANを使った全体サイズが150mm×150mm×50mmと大型サイズのものとなります。

はんだ吸煙器に求めるものは吸引力が全てだと思います。
上記のものを製作した時は小型サイズのFANではなかなか思うような吸引力が得られず12cmと大型サイズのFANを使用しました。

はんだ吸煙器は、はんだの煙に含まれる有害物質を除去するための活性炭フィルターを使いますがこのフィルターを通すとFANの吸引力が一気に下がってしまいます。

そのためはんだ作業ではある程度距離を離してもしっかりと煙を吸引しストレスなく使うにはこのクラスのFANを使うのが望ましいと思います。
白光など有名メーカーの吸煙器では大抵このサイズのFANが使われていることが多いのもそのためだと思います。

そして今回はサブ的な用途でミニサイズの吸煙器を作ってみました。
ちょっとしたはんだ作業では便利に使えます。

3Dプリントパーツの製作

3Dプリントパーツは基本パーツが上写真の3点、そして縦置きのための台座パーツを含めると全4パーツ構成となっています。
60mm×60mm×15mmサイズのFANを使った小型サイズの構成となっています。

モデリングで可能な限り無駄な部分を省きミニサイズに仕上げています。
FANの排気は後面ではなく本体横両サイドにファンダクトを設け左右から排気する仕様としています。

横置きでこのように使ったり・・・

スタンドパーツに乗せれば縦置きでも使うことが出来ます。

3DプリントパーツはThingiverseから無料でダウンロードする事ができます。
以下サイトからダウンロードして下さい!
全パーツ基本的にサポートが入らない形状で作っています。(底面のネジ穴部分は少し荒れますがネジで見えなくなるので問題ありません)

参考 Mini Solder Fume ExtractorThingiverse

使用パーツ

6015 FAN(60mm×60mm×15mm)

今回60mm×60mm×15mmの小型FANを使いました。
12V駆動で4800rpmの小型FANとなりますが、同型のものが見つからなかったのでこのあたりがデータシート的に近いものになるかと思います。
私が使ったFANより少し風量(CFM)が増しています。

DC-DCコンバーター(昇圧系)

今回作業スペースの邪魔にならないようにUSB駆動としています。
昇圧系のDC-DCコンバーター(USB端子付属タイプ)を使いUSB端子からの5V入力を12Vに昇圧してFANを駆動しています。

活性炭フィルター(最適サイズ57mm×57mm×10mm)

活性炭フィルターはいろいろと販売されていますが、はんだ製品と言えば白光製でしょうか?
ということでこちら白光製の活性炭フィルターを使いました。
フィルターサイズは57mm×57mm×10mmでケースに収まるように設計しています。

FAN固定用テーパーネジ(合計6本 or 8本)

大抵のFANには購入時にFANカード固定用のテーパーネジが4本付属しているかと思います。
4本はFANの固定に使用し、追加で2本(または4本)活性炭フィルターを固定するパーツに必要となってきます。(サイズφ5.0mm×10mm)

組み立て

以上、3Dプリントパーツ等用意できれば組み立てていきます。

まずは配線ですが非常に簡単です。
FAN付属のコネクタを切断しDC-DCコンバーターの出力側にはんだ付けするだけです。(極性に注意して下さい!)

そしてDC-DCコンバーターの電圧調整です。
入力側のUSB端子にモバイルバッテリーなどを接続し、出力側(FAN側)の電圧が12V(今回12V FANを使っているので)になるようにDC-DCコンバーターのポテンショメーターを回し調整します。

今回私は12V駆動FANを使いましたが、定格を少しオーバーするのですが15Vまで上げて使っています。
使われるFANにより吸引力も変わってきますが、私の使っているFANではここまで上げると吸引力はかなり満足出来るものとなりました。

MEMO
活性炭フィルターを通すとかなり吸引力は落ちます。
使われるFANにより吸引力は変わってきますが、定格を超える電圧調整は自己責任でお願いします。

DC-DCコンバーターの電圧調整が出来ると取り付けです。
コンバーターの取り付け部分は外れないように寸法を詰めているので上手くはめ込んで下さい。(後ろにスライドする感じではめるといいです)

あとはFANに付属しているFANカード固定用テーパーネジで取り付けます。

FAN上部には活性炭フィルターを入れるパーツを固定します。
対角で2ヶ所固定すれば問題ありません。

活性炭フィルターは57mm×57mm×10mmサイズが最適となります。

あとは上蓋を取り付けて完成となります。

手乗りサイズのミニはんだ吸煙器の出来上がりです。
なかなかオシャレじゃないですかね!
吸引力は12cmタイプには及びませんが、ちょっとした作業では問題ないレベルです!

最後に!

小型はんだ吸煙器は1台持っているとはんだ作業では便利となります。
風量的に12cmタイプのFANを使った大型なものには及びませんが、作業スペースの問題などちょっとした作業には便利だと思います。

自分の使用環境に合った形状&サイズのものを形に出来る、ほんと3Dプリンタって便利ですよね!
はんだ吸煙器の購入や自作をお考えの方は参考にして頂ければと思います。

コメントを残す