【追記】
初めてのヒートガンはRF4のRF-H2に決めました!
ヒートガン、リワークステーション(Rework Station)って言うのでしょうか?
ヒーターの熱風を当ててペースト状のはんだを溶かして表面実装パーツをはんだ付けしたり、またパーツを取り外して交換などする際に使うアレですね!
電子工作のはんだ作業で1台持っていると便利そうなので購入を考えているのですが・・・いろいろと機種が多すぎてかなり迷っています!
最近KiCadを使った基板設計&製作も始めたのですが、オリジナルのプリント基板が製作出来れば電子工作の幅も広がりそうです。
普段ブレッドボードを使いよく組む回路などはオリジナル基板として製作すれば便利に使うことができます。
また、オリジナルのArduinoシールドなんかも作れれば非常に便利でマイコンを使った電子工作もより楽しくなってきます。
一昔前の感覚ではオリジナルのプリント基板を作ろうと思うとかなり高額な基板製作料金がかかるといったイメージがありましたが、最近では海外の基板製造メーカーさんに依頼すると1,000円程で作れちゃうのは驚きです!
電子工作を普段楽しんでいる身としては、これは利用しない手はないですよね!
まだスルーホールパーツ(THD)を使った基板の設計&製作をやりながら練習をしている段階ですが、表面実装パーツ(SMD)を使った基板のはんだ付けにはヒートガンがあれば便利となり必須アイテムになるかと思います。
そんな事で、初めてのヒートガン(リワークステーション)を購入するならド素人の私でも扱いやすい機種はどんなものになるのか?
価格やスペックなどを含め検討しているのですが、調べてみてもあまり国内の情報が出てこないためInstagramでそのような内容の事をいくつか投稿したところ、多くの情報を教えて頂きました。
海外の方からの回答が多かったため日本国内の100Vでは動作しない?製品もあるようですが、一般的なホビー用途で使われている比較的安価なタイプのものからプロ仕様となる高価なものまで機種や型番を教えて頂きました。
特に今すぐ必要というわけではないので、みなさんがよく使われているものを教えて頂き検討している段階です。
それにしても多くの製品が販売されているため非常に迷っています。
白光など国内メーカーさんが販売している機種ももちろんあるのですが、これは趣味でやっている電子工作などホビー用途としては非常に高額な製品となるので私の中では今のところ選択肢には入らず、これから使用する用途などにもよりますが比較的リーズナブルな価格で入手出来る海外製品を中心に検討しています。
価格帯に関しては初めてとなりまだ使ったこともないので高い安いの判断などもよく分からないのですが、みなさんのご意見を参考にすると1万円前後の価格帯のものを使われている方が多いようですね!
ホビー用途で使うなら、まずはこのくらいの価格帯のものを選んで使ってみるのがいいのでしょうかね。
これくらいの価格帯のものなら「どれを使ってもほぼ変わらないよ!」といった意見が大半でした。
ベーシックなモデルの型番で言うと858Dや959DなどUI等バージョンアップがされてシリーズ化された製品もあるみたいですが、ヒートガンとしての性能はほぼ変わらないようですね。
またヒートガンはヒーターで加熱した熱をFANを使って熱風を出す構造となっていますが、ヒーター部分(手に持つガン部分)にFANが内蔵されたものと、本体(ボックス内)に搭載されているものに分かれるようです。
前者はヒートガン本体内に内蔵する必要があるので、どうしても小型なFANしか搭載できないようで風量は弱くなるようです。
また後者の構造のものでは、ボックス内に搭載するのでより大きなFANを使うことができ風量を上げることが出来るようになっているようです。
トランスの後ろに大きなFANが搭載されていますね!
このタイプのものは価格が高くなりプロ仕様のものに多いようですが、本体からのシリコンチューブが太くなりその取り回しがしにくいなどあるようで、限られた作業スペースで使うことを考えると使い勝手はどちらの方がいいのかな?なんてことも考えてしまいます。
ありがたいことにいろいろと情報を教えていただきましたが、逆に非常に迷う結果にもなってしまいました。
みなさんはどんな機種を使われているのでしょうか?
コメントなど頂ければありがたいです!
折角なので教えて頂いたものの中から、使われている方が多かったいくつかの製品を見ていきたいと思います。
目次
ヒートガン(リワークステーション)の購入を検討!
858D
(画像引用:Amazon)
型番が858Dのものが一番使われている方が多いようでした。
安価で買えるモデルとしては非常にベーシックなモデルのようです。
調べてみると10年ほど前から販売されている機種のようで、ここからバージョンアップした製品が多数登場しているようです。
どのメーカーのものがオリジナル製品なのかは分かりませんが、Yiyhua 858DやJCD 858Dなど 互換製品?(コピー品)が多数販売されています。
これ以前の機種があるかは分かりませんが、似た型番が付いているものはこの製品から派生したバージョンアップ製品なんでしょうね。
Amazonでも安価で購入する事が出来るようで、国内でも結構使われている方が多いようですね。
最大定格は700Wと表記されているサイトが多いようですが、取説の表記によると実際は480Wとなるようです。
959D
(画像引用:Amazon)
こちらも教えて頂いた中で特に多かった機種となります。
型番が959Dという製品となります。
YiHUA 959Dという名称で教えてもらう事が多かったので、YiHUAというメーカーがこのシリーズではオリジナルメーカーになるのかな?(違ってたらゴメンなさい!)
先程の858Dと同性能?となる最大定格480Wのものとなりますが、プリセット温度設定ボタンが追加され少しアップグレードされているようですね。
こちらもAmazonで安価で購入する事が出来る製品となります。
また、この959Dには959D-Ⅱというアップグレード品が海外サイトでは販売されています。
海外の方の回答が多かったのでこちらの製品を使われている方が多いようでした。
(画像引用:AliExpress)
959Dと比べディスプレイに風量強度も表示され、ノズル交換がしやすく改良されているようです。
このシリーズのものは995Dなどはんだゴテも一体化して使えるものなど非常に多くの機種が販売されています。
特に多かった2機種が上記のものとなります。
KSGER SMD Rework Station
(画像引用:AliExpress)
次に海外の方でKSGERという小型タイプのリワークステーションを使われている方も多いようです。
STM32が搭載された機種となるようで、正確なPID制御による温度制御が出来るのかな?
小型タイプですが最大定格は700Wとなっています。
日本国内で販売されているサイトはないようですが、AliExpressなど海外サイトから購入することは可能となっています。
作業スペースの事もあるのでこれくらいコンパクトなものだと使い勝手が良さそうで魅力的なんですが、どうやらこの製品は海外の200Vの電圧にしか対応していないようです。
うぅ〜ん、残念!
KSGERの製品には上記SMD Rework Station以外にT12 Soldering Stationというはんだゴテの温度調整を行うタイプのものも販売されています。
海外の方でSMD Rework Stationとセットで使われている方も結構多いようですね。
この2セットは「コンパクトで作業スペースも節約する事ができて便利だよ!」といった話も聞いたので魅力的に感じていたのですが、ヒートガンとなるSMD Rework Stationの方は電圧が対応していないので残念なところです!
ちなみにT12 Soldering Stationの方は100V~240Vに対応しているので日本国内でも使うことが出来るようです。
正確な温度調整が出来るはんだゴテもいつか購入してみようと考えていたので、こちらだけ買っちゃうってのも手なんですけど・・・今回のヒートガンの話とは離れてしまいますね。
HANDSKIT Rework Station
(画像引用:AliExpress)
上記KSGERのSMD Rework Stationは電圧が対応していないのが残念なところなんですが、形状が似たHANDSKITというメーカーの製品もあるようです。
こちらは使われている方は全くいませんでしたが、上記KSGER製品のコピー製品になるのでしょうか?
STM32で制御する仕様や形状がよく似た製品で、こちらは100Vにも対応しているようです。
SUGON 8620DX
(画像引用:AliExpress)
上記機種たちは1万円程で購入できる安価な部類に入る機種となりホビー用途で使われている方が多いものとなるようです。
そしてプロ仕様のものもいくつか教えて頂きました。
プロ仕様ともなるとそれなりに高価となり価格の上限を見ると切りがないのですが、その中でもいくつか上がっていたものがSUGONというメーカーの製品です。
SUGON製品にも先程の859Dなど販売されているようで、もうどれがオリジナルなのか全くよく分かりませんが・・・
プロ仕様に位置付けされるもので比較的安価なSUGON製品で言うと8610や8620、8620DXなどがあるようです。
8620DXは新しい機種になるようで、数人の方におすすめされましたが・・・
こちらはこれまでの機種と違い、本体ボックス内に大きなFANが内蔵されています。
FANからの風をシリコンチューブを通してヒートガン本体まで送風する構造となっています。
そして最大定格は1200Wとなっています。
「ワット数が高いものを選んでおけば間違いないよ!」なんて事も言われましたが・・・
実際こうやっていろんな機種を比べてみると安価なタイプのものでは700Wくらいまでのものが多く、そしてプロ仕様のものでは1000Wを超えるものがほとんどなので、結構両極端で迷うところではあります。
ホビー用途でよく使われる安価なものではほぼどれを使っても変わらないなんて言われたのは、多分そういうことなんでしょうね。
だいたい700W前後の製品が多いですからね!
SUGON製のものにはさらに1600Wという製品もあるようですが・・・ここまでくるとよく国内で使われる延長コード(1500W)など使うのも怖いし、コンセント直挿しになり使い勝手が・・・なんて思ったりもしてしまいますよね!
そもそもプロ仕様なんて私の使用用途からしたらおそらくオーバースペックになるかと思います。
RF-H2
(画像引用:AliExpress)
最後に個人的に気になっている製品を一つ。
RF-H2というヒートガンなんですが、この手の製品にしては珍しく本体カラーリングやロゴなどかなりカッコいい製品になっています。
今年2022年に販売が開始された新製品となり、使用感などまだネットに情報が上がっていない製品となります。
こちらも本体ボックス内にFANが内蔵された形状のものとなりますが、どのくらいのサイズのFANが内蔵されているのか気になるところではありますね。
この構造の機種ではFANからの風を送るために太めのシリコンチューブが使われているようですが、製品写真で見るとここまで太いチューブだと取り回しなど使い勝手が悪そうな感じも受けてしまいますが・・・どうなんでしょうかね?
こちらも海外サイトで1万円前後で販売されている安価な部類の製品になりますが、最大定格は1000Wとなっているようです。
こういう機材には珍しい遊び心があるデザインでカッコいいですよね!
ヒートガンとしての性能が良いものなら個人的にこのカラーリングの本体なら作業していてテンションも上がるので選んでもいいのですが・・・まだ全く情報が上がっていない製品となります。
【追記】RF4 RF-H2 ヒートガンを買いました!
いろいろと教えて頂いたヒートガンですが、最終的にRF-H2を購入しました。
この価格帯のモデルにしては最大定格1000Wと加熱性能は申し分なく、何よりこのカラーリング&デザインがカッコよく使っていてテンションも上がります。
何度か練習基板を使い温度&風量設定のコツがつかめてくると表面実装パーツ(SMD)のはんだ付けも非常に綺麗に行うことが出来ました。
最後に!
はんだ作業のアイテムとしてヒートガンの購入を考えていますが、インスタで多数教えて頂いたことにより逆に迷ってしまう結果となってしまいました。
特に今すぐ必要というわけではありませんがKiCadでの基板製作をこれから行っていくにあたり、どこかのタイミングで必要になってくるものだと思うので機種選びを検討しています。
おそらく私の用途や使用頻度的なことで考えると安価なタイプのもので十分だとは思いますが・・・。
そしてホビー用途で使う安価なタイプのものではヒートガンとしての性能はさほど変わらないといった意見が大半だったので、何かしらサクッと買ってしまってもいいのかななんて思ってもいます。
ヒートガン(リワークステーション)に関していろいろとご意見を頂きましたので、簡単にまとめてみました!
他の製品など含め実際に使われている方がいらしゃれば、使用感などコメントも頂けるとありがたいです。
また、一般的なはんだ作業にあると便利なアイテムもまとめているので、こちらの記事も参考にして頂ければと思います。
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