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【電子工作】初めてのヒートガン(リワークステーション)を買ってみました!1台持っているとはんだ作業で大変重宝します!【RF4 RF-H2】

電子工作でKiCadを使った基板設計なども行うようになったことから、前々から購入を考えていたリワークステーションって言うのでしょうか?
初めてとなるヒートガンを買ってみました!

ヒートガンと一言で言っても電子工作のはんだ作業の際に使えるヒートガンは様々なものが販売されています。
価格帯で言うと1万円までで買える安価なタイプのものから数万円というプロ仕様のものまで上を見るとキリがありません。

また加熱性能(ワット数)やFANサイズによる風量、そして形状など様々なものが販売されているので初めてとなるヒートガン購入に至るまでには結構悩みました。

Instagramでは特に海外の方から使われているヒートガンの機種名や性能など非常に多くの情報を頂いたのですが・・・これがまた逆に悩む原因になってしまったりと・・・

おすすめ頂いたものの中で特にみなさんよく使われている機種を以前ブログ記事としてまとめてみました。

【電子工作】はじめての ヒートガン(Rework Station)。いろいろと販売されていますがどれがいいのか迷っています!

電子工作という趣味・ホビー用途での使用を考えていますが、このような用途なら1万円前後で買える858Dをベースとしたモデルから始めてみるのがいいよといった意見が大半で、この価格帯のものならどれを買ってもヒートガンの性能としては大差がないというのがみなさんの意見でした。

Amazonでは858Dやその改良版にあたるのかな?959Dというモデルなら安価な価格で購入することが出来ます。
レビュー評価も高いようですね。
また海外サイトでは959Dの改良版となる959D-Ⅱも販売されています。

そんな事で初めてのヒートガンとなり全く使用感など分からないため、959Dまたは959D-Ⅱに決めた!
と購入を決意していたのですが・・・

今年(2022年)に販売が開始された機種に『RF-H2』というちょっと変わったヒートガンを見つけました。
上記記事でも個人的に気になるヒートガンということで少し書いています。

ということで、かなり迷ったのですが初めてのヒートガンはこのRF-H2というモデルを購入することにしました。
このカッコいい外観だけでほぼ選んじゃったんですけどね!
初めてなので他のモデルとの比較などは出来ませんが、ヒートガンとしての性能は私の使用用途では全く問題なく申し分ないようです!

何よりデザインがカッコいい!
電子工作で使う道具(アイテム)でこのようなカラーリング&デザインのものってなかなかないですよね!
使っていてテンションも上がります!

ヒートガンとしての性能は858Dや959Dなど最大定格480Wのものと比較すると、このRF-H2ではこの価格帯には珍しい最大定格1000W仕様となっています。

初めて使った時の動画となりますが、パーツを基板から取り外すのもものの数秒で出来ちゃいました。(フラックスすら付けていませんが)

ある程度上手く使えるようになるまでは練習基板などを使い温度や風量設定のコツをつかむ必要があります。
コツがつかめてくると表面実装パーツの取り付けなど非常に便利に使えます。

写真では大きく見えていますが、肉眼では型番すら認識できないパーツでも綺麗に取り付けることが出来ます。
これは便利ですね!

表面実装パーツ(SMD)の取り付けは1206や0805あたりまではコテを使った手はんだでも出来るのですが、0603以下になると私の技量では非常に時間がかかり綺麗に取り付けるのは困難です。
そんな小さなパーツでも一気に取り付けることが出来るので、もうはんだゴテでチマチマとやるのは効率が悪そうですね。

また3端子レギュレーターなど足が複数本あるパーツをはんだゴテで取り外すのは結構大変です。
5Vレギュレーターが短絡により壊れた電源ボードがあったので試してみたのですが、壊れたパーツの取り外し、そして新しいパーツの取り付けなんて簡単にでき直すことが出来ました!

はんだゴテでやると大変な作業と言えば、ピンヘッダーの取り外しなんかもありますね。
オリジナルのArduinoシールドを作った時に端子名がラベルされたピンソケットを見つけたので後からこれに付け替えたのですが、こんな長いピンソケットの取り外しははんだゴテだと部分的にカットしながら取り外したりとかなり大変です。
ヒートガンを使えば簡単に取り外し付け替えることが出来ます。

最近KiCadを使った基板設計も少しずつですがやるようになってきたので、表面実装パーツを取り付ける際に使おうと考えていたのですが、このようにヒートガンを1台持っているとはんだ作業で非常に重宝します!

はんだ付けステーション RF4 「RF-H2」1000W
created by Rinker

初めてのヒートガン!最大定格1000Wの『RF-H2』を買ってみました!

初めてのヒートガン購入に至るまでは、冒頭でお話したようにSNSで機種名や型番等いろいろと教えて頂きました。

今回始めてヒートガンを使ったので単純に他機種との比較などは出来ませんが、ヒートガンの購入をお考えの方はこちらの記事でみなさん使われている機種で特に多かったものをまとめているので合わせて見て頂ければと思います。

【電子工作】はじめての ヒートガン(Rework Station)。いろいろと販売されていますがどれがいいのか迷っています!

そして今回私が購入したのは、RF4の『RF-H2』という機種となります。
今年(2022年)に発売されたばかりのモデルとなり、You Tubeやブログなどまだほとんどレビューが上がっていない機種となります。

私はInstagramでたまたま見かけ、「このデザインカッコいいなぁ!」なんて思い非常に気になっていた機種なんですが・・・やっぱり買っちゃいました!
趣味としてやっている電子工作でこのような遊び心があるデザインのものってなかなかなく、使っていてテンションも上がります。

ヒートガンとしての性能も申し分なく、加熱性能は非常に良さそうです。
他の機種を使ったことがないので比較はできませんが、冒頭でご紹介した通りある程度コツがつかめると表面実装パーツの取り付けなど難なく出来てしまう感じです。

それではRF-H2ヒートガンを見ていきます。

ヒートガン RF4『RF-H2』

2022年に発売が開始された新機種となり、国内サイトではまだ入手することは出来ないようです。
海外サイトAliExpressで送料を入れて15,000円程度で購入する事が出来ます。

梱包はかなりしっかりと緩衝材が入れられているので、海外サイトからの購入でも安心です。

付属品

対応電圧により110Vタイプと220Vタイプの2パターンから選択します。

日本国内で使用するには110Vタイプ、そしてACコードはUSプラグタイプになります。
アース端子が付いた3ピンタイプのACコードが付属しています。

先端ノズルは4種類とガンホルダーが付属しています。
付属取扱説明書は英語及び中国語表記となり日本語はありませんが、使い方は簡単なので問題ないかと思います。

外観チェック

カラーリングやデザインに凝ったヒートガンって他にはないと思います。

カッコいいデザインですね!

ヒートガンの熱風を出すためのFANですが、RF-H2では本体内に内蔵されているタイプとなります。
安価なヒートガンではガン本体にFANが内蔵されているものが多くなりますが、このタイプのものはガンサイズの制限を受けるため小型FANしか取り付けることが出来ないようです。

RF-H2では本体ボディー内にFANが搭載されている形状となります。
本体内にFANを設置することにより大きなFANを搭載することが出来るようになっています。
他を使ったことがないので比較は出来ませんが、風量はかなり強力です。

本体ボディー内にFANを搭載しているモデルは大型FANを搭載でき風量を上げることが出来る利点があるため、比較的高価なモデルに多いようです。
このサイズのFANをヒートガン先端に取り付けるのは無理ですからね。

しかし本体内のFANからガンまで風を送る必要があるので少し太めのシリコンチューブが使われており、この取り回しがしづらいという欠点もあります。

実際使ってみてこのチューブは設置場所によっては使用時の取り回しが面倒になることがあります。
使わない時に取り外すことも出来ないのでスペースも取ってしまうのが、このタイプのヒートガンの欠点だと思います。

また本体ケースはしっかりとアースが取られています。
使用に関しては安心かな?

ガンホルダーは左右どちらでも取り付けが出来るようになっています。
ヒートガン内部にマグネットスイッチ?が仕込まれているようで、ガンホルダーに乗せると自動検知してFAN速度100%で冷却が始まり50℃まで冷却されると自動スリープになる安全設計となっています。

シリコンチューブは本体右側面から出ています。

私は左利きなんですが、作業中はヒートガン本体を向かって左側に設置しガンホルダーも左側に取り付けて上記写真のように使っています。
設置場所によってはチューブの取り回しだけが面倒になるかもしれません。

本体背面にACコード接続端子と電源スイッチ、ヒューズが付いています。
最大定格は1000Wとなっています。

操作方法

操作方法は簡単です!
背面の電源スイッチをONにすると起動します。
ガン本体がガンホルダーに置かれている状態だとスリープ状態となります。
この状態では前面の操作スイッチを押しても何も反応しません。

ガンホルダーからガン本体を持ち上げた時点で前回設定した温度&風量まで加熱が始まります。
加熱は300℃まで加熱するのに5秒もかからなく非常に早い印象です。

温度&風量設定

温度設定範囲は100℃~480℃、風量設定範囲は5%~100%となっています。
右側の[HOT][AIR]ボタンで温度及び風量をマニュアル設定します。

また3つのプリセットが用意されているので、これをベースに使うことも出来ます。

温度風量
CH1300℃40%
CH2330℃60%
CH3350℃80%

例えば[CH2ボタン]に設定されているプリセットを使いたい場合、[CH2ボタン]を1度押すと設定温度&風量が表示され確認する事が出来ます。

確認し問題なければもう一度[CH2ボタン]を押すと決定となり、設定温度&風量までガン温度が上がります。
他のプリセットも同様です。
1度押して設定内容を確認して、もう1度押すと決定ということになります。
ここから微調整したい場合は[AIR][HOT]ボタンを押してマニュアルで設定値を変えていきます。

一度設定した内容は本体内に記録されます。
ガン本体をガンスタンドに置きスリープ状態になった場合や電源を一度OFFにした場合でも、次回使用時にガンを持ち上げると前回設定した温度&風量まで加熱される仕様となっています。

また最低温度設定は100℃からとなっているので、熱収縮チューブなどにも使えます。

摂氏(℃)または華氏(°F)の切り替え

温度表示を摂氏(℃)または華氏(°F)表示に切り替えることが出来ますが、基本的に摂氏(℃)表示で使用すると思います。
切り替えたい場合は、[CH1ボタン]を長押して変更することが出来ます。

温度校正

温度計を使い実際の温度を計測して校正を行うことが出来ます。
[CH2ボタン]の長押しで校正モードに入ります。

デジタルマルチメーター付属の温度計を使い購入時に計測してみましたが、ほぼ表示温度と実温度が一致していたので校正は行いませんでしたが、温度設定がシビアなパーツなどを扱う際には一度確認にしておいた方がいいかもしれませんね。

ブザーのON/OFF設定

起動時や冷却に入った時、設定温度に到達した時など何かしらのアクションがある時にブザー音が鳴る仕様となっています。
このブザー音は[CH3ボタン]の長押しでON/OFFの切り替えができます。

作業中は温度設定や風量を変えたりするのでブザー音が結構耳障りに感じる事がありますが、高温になるものを扱うので基本的にはブザーはON状態で使った方がいいと思います。

ちなみにブザーのON/OFF設定は本体内に保持されません。
再起動後(電源をOFFにすると)、再度ブザー設定はONとなります。
やはりこれは安全のためにこのような設計になっているのだと思います。

自動スリープ機能

ガン本体をガンホルダーにセットすると内部のマグネットスイッチによる検知で自動的にスリープ状態に移行します。
FAN速度を100%で一気に冷却しガン温度が50℃になった時点で自動スリープします。
使っていない時はガン温度を下げ自動的にスリープ状態に移行する安全設計になっているのはいいですね。

しいて言えば、このスリープ状態になっている時には温度や風量設定などボタン操作を一切受け付けてくれないのが少し使いづらい感じです。

前回の設定温度や風量は記憶されているのでほぼ問題ないのですが、温度や風量設定を変えたい時は一旦ガン本体を持ち上げる必要があります。

またガンを持ち上げると設定温度まで一気に加熱します。
300℃や350℃設定なら加熱時間は5秒もかからず非常に早い印象です。

実際に使ってみる!

まだ使用回数はあまり多くないのですが、温度&風量設定のコツがつかめると表面実装パーツも比較的簡単に取り付けできるようになります。

まずは何かしら壊れた基板や練習基板を使うのがいいと思います。
SMDパーツ用の安価な練習基板はいろいろと販売されています。
こちらは1206/0805/0603サイズの表面実装パーツやチップICを試せる練習基板です。

練習用基板を数枚買ったのですが、初めて試した時はこんな感じ。
完全に風量が強すぎて小さなパーツが飛んでいって紛失・・・風量設定やノズルサイズなどを試すことが出来るので、まずはこのような練習基板を使ってコツをつかむのがいいと思います。

温度設定は使用するはんだペーストの融解温度によっても変わってきますが、低温用(138℃)ペーストはんだでは300℃設定、風量15%位で少し時間をかけると綺麗に取り付けができました。

ペーストはんだには融解温度が151℃のものや183℃、217℃のものなど数種類あり使用するものにより温度設定等変わってくるかと思います。
このあたりはもう少し練習基板を使い試してみたいと思っていますが、SMDパーツをはんだゴテで取り付けるのは大変で技量&手間がかかるので、ヒートガンを使いこなせるとかなり便利になりそうですね!

こちらはパーツを取り外しているところですが、風量を60%くらいまで上げると簡単に取り外せます。
非常に便利ですね!

壊れた電源ボードの3端子レギュレーターの取り外しも簡単にでき、交換することにより復活させることが出来ました。
これをはんだゴテで取り外すのは結構面倒ですからね!

何度か練習基板を使いコツがつかめてきたので、本番基板でチャンレンジしてみましたが綺麗にパーツ取り付けが出来ました。

写真は拡大していますが、肉眼ではほぼ向きすら認識することが出来ないパーツなども結構簡単に取り付けることが出来ました。

私の技量では手はんだでは無理だと判断しヒートガン到着を待っていた基板となりますが、無事に完成させることが出来ました。

あとはマイクロスコープなんてものもあると便利そうなんですけどね!

ヒートガン使用の際にあると便利なもの

練習基板を3枚ほど使って練習していたのですが、コツがつかめてくるとまとめて複数のパーツも綺麗に取り付けることが出来るようになってきました。

ヒートガン使用にあたり、いくつかあると便利なものを見ていきます。

ペーストはんだ&フラックス

ペースト状のはんだやフラックスはヒートガンを使う際に必須アイテムですね。

はんだペーストはその融解温度が138℃/151℃/183℃/217℃などあるようですが、LEDなど熱に弱いパーツでは低温用など使い分けるのがいいのかな?
このあたりは何度か使ってみないとよく分かりませんが、138℃と183℃のものを使っていました。

ボトルタイプのはんだペーストはステンシルを使ったリフローなどで使われますが、初めてだとシリンジに入ったタイプの方が使いやすいと思います。

クリームはんだ/ペーストはんだ 10cc XG-Z40(Sb63/Pb37) YMS PARTS
YMS PARTS

またフラックスペーストはパーツを外す時などに必要となりますが、これもいろいろと種類があるようです。
PCBメーカーの方にインスタでいろいろと教えて頂いたのですが、今回ご紹介しているような電子工作用途ではNC-558やNC-559あたりが適しているようです。
NC-558は乳白色、NC-559は少し黄色がかったフラックスとなります。

精密ピンセット

何度か練習していて気付いたのですが、表面実装パーツをつかむ際に使うピンセットですが精度がいいものを使うのがよさそうです。
手元にあったピンセットだと先端の精度が悪いのかピョンピョンとパーツが飛んでしまい紛失なんてことが何度もありました。

ホーザン(HOZAN)のピンセットは表面実装パーツを扱う際に評価も高いようなので、試しにストレートタイプと先細タイプを買ってみました。
さすがホーザンさんですね!
比較的安価なのに精度が非常に高い。
追加で先曲がりタイプも買っておきました。

またチタン製の精密ピンセットを使われている方も多いようで、いろいろと教えて頂いたのでまた試してみたいと考えています。

IPAによる基板洗浄

はんだペーストは結構フラックスの含有量が多いようですね。
ヒートガンでパーツ取り付け後、フラックス跡がかなり目立ちます。(ベタツキます)

IPAによる基板洗浄は非常に有効な手段になります。

使っているピンセットも、はんだペーストやフラックス成分が付着してパーツを持った時に引っ付いてしまうなんて事が作業中に何度もありましたが、先端をIPAでこまめに洗浄しながらやると上手くいくようですね。

【電子工作】基板のフラックス汚れを強力に洗浄。IPA(イソプロピルアルコール)を使ってみる!

またパーツ取り外し後、はんだ吸取り線で余分なはんだを除去し、IPAで一旦洗浄、新たにはんだペーストを付けて取り付ける・・・この流れだと綺麗に取り付けることが出来ます。

耐熱基板固定具があると便利

RF-H2は最大480℃まで加熱することが出来ますが、一般的にはおそらく300℃前後での使用がメインになると思います。

普段はんだ作業で使っている500℃耐熱のシリコンマットを使っていましたが、直接だと300℃設定でもヒートガンの熱風を当て続けると変形(膨張)してしまうようです。

冷えれば元に戻るのですが、作業しにくいので何かしら耐熱の基板固定具と合わせて使うのがよさそうです。(検討中です→以下記事で基板クランプを追記しました)

【追記】表面実装(SMD)パーツを扱う際にあると便利なアイテムたち!

自作基板の製作を行うようになり表面実装パーツを扱う機会も増えてきたことから、リフロー炉(装置)も導入しました。

ヒートガンやリフロー装置を使った実装であると便利なアイテムをこちらの記事でまとめてみました!

【電子工作】表面実装(SMD)パーツの基板実装にあると便利なアイテム・道具まとめ!

ヒートガン RF-H2 特徴まとめ

Goodポイント
  • 加熱が早い(最大定格1000W)
  • 風量が強力
  • カラーリング&デザインがカッコいい
  • 比較的コンパクト(本体サイズ:約150×190×115mm 2.6kg)
Badポイント
  • ホース(シリコンチューブ)の取り回しがしづらい
  • スリープモードの際に設定変更が出来ない

【追記】ミニリフロー炉『Miniware MHP30』を使ってみました!

表面実装(SMD)パーツの基板実装では、ヒートガンとともにあると便利なのがリフロー炉(装置)です。

『Miniware MHP30』はコンパクトボディーでUSB PD電源が使えるため作業スペースの邪魔にもならず非常に使いやすいリフロー装置です。

リフロー装置の加熱プレートは300℃以上とかなり高温になるものですが、転倒による加熱停止や視覚的に現在温度が分かりやすい安全設計となっているのもいいですね!

【電子工作】コンパクトボディーで安全設計!ミニリフロー装置『Miniware MHP30』を使ってみる!

最後に!

初めてのヒートガンなので他機種との比較などは出来ませんが、ヒートガンとしての性能は申し分なく私の使用用途では便利に使えそうです!

そしてこのデザイン&カラーリングは非常に気に入りました。
私のように人とはちょっと違うものを使ってみたいという方にもいいかもしれません!

だた1点だけガンに繋がっているシリコンチューブが少し太いので取り回しがしづらいところだけが気になります。
また取り外しも出来ないため、使用していない時にその分スペースを取ってしまいます。

基板設計を少しずつですが行うようになり表面実装パーツの取り付けなどであると便利なので購入してみましたが、はんだゴテでは時間のかかるピンヘッダーやUSB端子、その他パーツの取り外しや取り付けなどでも便利に使うことができます。
ヒートガンは1台持っているとはんだ作業で大変重宝しますね!

実際に使ってみて非常に便利だったので、温度調整できるはんだステーションなんてものも買ってみました。
ヒートガンを使ってブリッジ等してしまった場合にはんだゴテを使い修正など行いますが、温度設定や自動スリープ機能があるはんだゴテをセットで使うと便利だと思います。
こちらはまた別記事でご紹介できればと思います。

また、はんだ作業の際にあると便利なアイテムはこちらの記事でもまとめているので合わせてみて頂ければと思います。

【電子工作】はんだ作業にあると便利な必須アイテムたち!
はんだ付けステーション RF4 「RF-H2」1000W
created by Rinker

2 COMMENTS

aaa

はじめまして!
この機種は他の1000w機と比べて一万以上も安いので購入を検討中なのですが、レビューも海外フォーラムにもほとんど情報がなく本当に1000w機なのか気になってます。
有名な858dのように実際は480w程度しか出ない、みたいな事があるので…

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東京バード

はじめまして、コメントありがとうございます(^o^)
ヒートガンの最大出力(W数)に関しては実際にどれだけ出ているか正確に調べるのは難しく・・・
ヒートガンの特性上、起動時(加熱時)の数秒程度大きく消費電力が跳ね上がりますが設定値になるとその後は低い値で推移するようです。
実際に簡易ワットメーターを付けて計測しても加熱が早いため実際に最大どれだけ出ているかの判断が難しく。
以下これまでの使用感で書いていきます。

私の場合初めてのヒートガン購入ということでブログでご紹介したように非常に迷い、Instagramで投稿したところ海外の方から多くのコメントを頂き使いやすさから言うと1000Wくらいあった方がいいよということでこの機種を選んだのですが。

858Dの最大出力は実際にはマニュアル上では480Wだということもコメントで頂いていたので結構迷ったポイントなんですよねー。
簡易的な電化製品の消費電力を計測するワットメーターしか手元にないので詳しくは分かりませんが、立ち上がり時では600Wくらいまで大きく上がるのですが、ヒーター加熱完了後はかなり低い値で推移するようです。

これは使用用途にもよりますが私の場合SMDパーツの実装で主に使っているのですが、このような用途ではかなり風量は抑えて使用しています。
使用するノズルにもよりますが、ヒーター温度350℃・風量20%以下といった感じの設定です。
これくらいの設定なら実際にはおそらく500Wも必要なく・・・

逆に大きなパーツを取り外すなどの用途では風量を大きく上げて使うわけですが、それでも60%以上で使ったことがないので1000Wの負荷は必要なく・・・。

これまでブログで紹介した自作基板の実装でかなり使っていますが、私の用途では全く問題なく十分使えています。

858Dなどと比べてチューブが太くなる分取り回しが悪くなるため、電力値だけで言うと私の用途ではエアフローの設定をそれほど高くしないため858Dや959Dあたりでも変わりはないかな?なんてことも感じますが、内蔵FANが大きいためか細かい風量調整が出来るのは実装時に役立っています。
例えばチップ抵抗やコンデンサは○○%の風量で実装するけど、同サイズでもLEDは少し軽く飛びやすいのでさらに1%抑えて使うといった微調整をしながら使っています。

あまり参考になっていないと思いますが、なにぶん初めてのヒートガンなので他機種との比較が出来ないところなんですが、上記がこれまで使ってきた感覚的な感想ですm(_ _)m

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