電子工作という趣味で自作基板の製作も始めたことから、自分好みのキーボードやマクロパッドを自作することにも前々から興味を持っていました。
いきなり自分のイメージするものを設計して製作するというのはさすがにハードルが高いと思うので、その一環としてまず市販されているキー数の少ない安価なマクロパッドを試しに購入してみました。
3キーにプラスしてロータリーエンコーダーが付いたタイプのものです。
中華製なのかな?
取扱説明書等が一切付属していなかったため使用するソフトウェアやキーの割り当て方法など分からず設定に時間がかかってしまいましたが、設定完了後は便利に使えるようになりました。
マクロパッド、これいいですねー!
安価だけど便利に使えます。
やっと出来た😅
マクロパットって便利ね。USキーボードの入力切り替えとか割り振っとくのも良さそう!
こっちの世界も面白そう😄 pic.twitter.com/dJtUeCf4U9
— ガジェット大好き!! (@smartphone_jp1) September 3, 2023
ミニマクロパッドを試してみました!
自作キーボードやマクロパッドに前々から興味を持っていたので、その一環として市販されているキー数の少ない安価なマクロパッドを購入してみました。
Amazonなどでもよく見かけるタイプのもので、キー数の違いなどいろんなタイプのものが販売されています。
今回はこちらの3キーにプラスしてロータリーエンコーダーが付いたミニタイプのものを見ていきます。
海外サイトAliexpressで1500円ほどで購入したもので取説など一切付属していなく、キー割り当てを設定するために使うソフトウェアや方法が分からず動かすまでに時間がかかりましたが、その方法さえ分かってしまえば安価ですが便利に使えるマクロパッドです。
自作キーボードやマクロパッドを動かすためのMCU(マイクロコントローラー)にはPro Micro(ATmega32U4)やRP2040(Raspberry Pi Pico)が使われているのをよく見かけますが、こちらの製品ではCH552GというUSBインターフェイス内臓の8ビットマイコンが使われていました。
USB-シリアル変換チップCH340などの製造元で有名なWCH製のMCUです。
本記事とは関係ありませんが、CH552チップは安価(1個数十円程度)で比較的入手性も良く扱いやすいチップなので今後電子工作用途で使ってみようかなと考えています。
本製品は完成状態で送られてきますが、回路構成等をチェックするためにバラしてみました。
メインのPCB基板を4枚のアクリルパネルで挟む構成となっています。
基板やパーツ、そしてこの枚数のアクリルパネルを自作して製作することを考えると、この販売料金で収めるのはかなり厳しいので製品としてのコスパは良さそうですね!
私が購入したものは青軸のキーが付属していました。
ホットスワップ対応でキーは取り外しが可能なので、お好みの軸(赤や茶)に交換することも可能となっています。
ページUPで1キー、ページダウンで1キー、そしてあまったもう1キーでUSキーボードの入力切替を割り当て、ロータリーエンコーダーでPCの音量を調整する(押し込むとミュート)といった割り当てで使っています。
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この製品はレイヤー機能が付いていないので各キーにはそれぞれ機能を1つしか割り当てることが出来ませんが、レイヤー機能が付いたものやBluetooth接続が出来るタイプのものも販売されているようです。
キーの割り当てを設定する
購入してすぐに使えるようにキー設定方法も見ておきます。
キーの割り当てはSIKAI CASEで配布されているソフトウェア(MINI KeyBoard)が使えます。
Mac環境には対応していないのでWindows PCでダウンロードして設定する必要があります。
PCにマクロパッドを接続した状態でソフトウェアを立ち上げると[Connected]表示となり接続されます。
下写真の向きで[KEY1][KEY2][KEY3]、ローターリーエンコーダーは[K1 Left][K1 Centre][K1 Right]にそれぞれ機能を割り振ります。
ソフトウェアでの対応したキーはこのようになります。
割り振るキーの位置さえ分かればあとは簡単です!
- K1 Left:ロータリーエンコーダーを左に回した時の動作
- K1 Centre:ロータリーエンコーダーを押し込んだ時の動作
- K1 Right:ロータリーエンコーダーを右に回した時の動作
例えば[KEY1]にコピー機能(Ctrl+C)を割り振りたい場合は、KEY1を選択した状態で[KEY]の中から[Ctrl]と[C]を選択します。
こんな感じですね。
この状態で[Download]をクリックすると設定内容がマクロパッド本体に保存され反映されます。
ロータリーエンコーダーに音量調整を割り当てたい場合はこんな感じです。
左に回した時(K1 Left)の動作、右に回した時の動作(K1 Right)、そして押した時の動作(K1 Center)をそれぞれ割り当てます。
他にもキーを押した時のLED点灯パターンを変更したりなど、簡単に割り振れるので便利です!
普段Mac環境で作業することが多いのでキーを割り当てるための専用ソフト(MINI KeyBoard)がWindows専用というのが少し残念ではありますが・・・キー設定後はMacに接続して割り当てた動作で使用することは出来るので問題ありません!
最後に!
自作キーボードやマクロパッド製作に向けて市販されているマクロパッドを試しに購入してみたのですが・・・キー数の少ない安価なタイプのものですが便利に使えます!
キー数が少なくレイヤー機能が無いので割り当てられるキーの数が少ないのですが、ページUP/ページDown/キーボードの入力切替/音量調整といったキー割り当てでキーボードの横にちょこんと置いて使っていますが、これがなにげに便利です!
CAD利用時の何かショートカットも割り当ててみようかとも考えましたが・・・CADで使用するなら数値入力に便利なテンキータイプのものでレイヤー機能で他の機能も割り当てるみたいな使い方は便利そうですね。
自作キーボードやマクロパッドの製作を考えていますが、これは沼の始まりです・・・。
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