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電子工作初心者の方はまずこのオシロスコープから始めるのがオススメです!格安DIYオシロスコープ(DSO150)について!

電子工作という趣味用途で今年買って良かったものを何気に考えていたのですが、まず挙げるとしたら据え置き型のオシロスコープを購入したことです。

私が購入したのは『RIGOL DS1104Z Plus』という機種になります。
オシロスコープと言えばRIGOLというくらい結構有名なメーカーですよね!

購入からもう半年ほど経っていますが、電子工作の特にマイコンを使った用途で非常に便利に使っています。

オシロスコープのような計測機器は上を見るとほんとキリがないのですが、RIGOLのオシロスコープは性能・価格帯などを考慮して考えるとバランスが取れたラインナップ構成で自分の用途に応じて手が出しやすい価格設定になっているのもいいかと思います。

私が購入したRIGOL DS1104 Plusはオシロスコープとしては比較的低価格帯のベーシックなモデルとなりますが、趣味でやっている私の電子工作レベルでは性能的にはもう十分・・・逆に多くの機能を使いこなせていないのでは?と思うくらいです。

RIGOLのオシロスコープについてや使い方などは別記事でまた詳しくご紹介できればと考えています。

そして今回はこれから電子工作を始めてみよう、または始めたばかりの方で持っていると便利な格安オシロスコープについて少し書いてみたいと思います。

【DSO150】電子工作初心者の方にオススメな格安オシロスコープについて!

電子工作をやる上で必須となるアイテムはいろいろとあると思います。

用途にもよりますが、デジタルマルチメーター(テスター)や直流安定化電源は必須アイテムですよね!

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またオシロスコープもあると便利な道具となり、マイコンの信号線の波形を見るなど特定の用途ではこれが無いと計測することが出来ません。

テスターや直流安定化電源などは比較的安価な価格で購入する事が出来ますが、オシロスコープといった計測機器になると価格はそれなりにします。

電子工作を始めたばかりの頃はさすがに据え置き型のものを購入するのは価格的にもハードルが高く、何より機能が豊富で計測にはそれなりの知識も必要となるため大抵の方がオーバースペックになってしまうかと思います。

そこで今回は私が電子工作を始めてこの2年ほど使っていた格安のDIYオシロスコープDSO150について少し見ていきたいと思います。

格安オシロスコープ DSO150

こちらがこれまで使っていた格安オシロスコープDSO150です。
電子工作界隈では結構有名なもののようで使われている方をよく見かけます。

波形をモニターしたり、トリガーにより必要な部分の波形を取得するなどオシロスコープとしての最低限の機能は搭載されています。

このDSO150には完成品として販売されているものとパーツが同封されていてはんだ付けをして自分で仕上げるタイプのものがあります。

私は後者のDIYタイプのDSO150を使っていました。

完成させると製品としては同じものとなりますが、DIYタイプのものは少し価格が安く、何より自分で組み立てる楽しみもあるので電子工作的にはお面白いと思います!(表面実装パーツやICチップなどは既に実装済みなので比較的簡単に組み立てられます)

DSO150の組み立て方法や使い方などはこちらの記事でまとめているので合わせて見て頂ければと思います。

【電子工作キット】初心者向けオシロスコープDIYキットを組み立てる!(JYE Tech  DSO150 15001K)

据え置き型のオシロスコープとDSO150の両方を使ったことがある方ならお分かりになるかと思いますが、DSO150は少しUIや操作方法が分かりづらい部分があります。
それを除けば電子工作を始めたばかりの方にとって性能的には十分使えるオシロスコープになると思います。

周波数帯域やサンプルレートなどこの格安オシロスコープでは対応出来なくなったらもうワンランク上のものの購入を検討しようと考えながら使っていましたが・・・2年ほど経った最近になりようやく据え置き型のRIGOLオシロスコープの購入に至りました。

私にとっては非常にお世話になったオシロスコープ1号機くんです!

カスタムすると使いやすくなります!

オシロスコープは使用用途が限定される計測機器なのでそれほど使用頻度が高いものではないかもしれませんが、ArduinoやESP32といったマイコンを使った電子工作で信号ラインの計測をしたいといった用途ではロジックアナライザやオシロスコープが無くてはどうしようもありません。

普段何気に使っているマイコンボードでも、例えばリセットまわりの波形を見てみるだけでもどのようなタイミングでそれが行われているかなど理解が深まります。

そしてDSO150は少しカスタマイズしてあげると非常に使い勝手が良くなります!

DSO150を駆動するには9Vの外部電源が必要となるのですが、測定のたびにDCアダプターや9V電池を用意して接続する手間があります。

これが結構面倒となるので、リポバッテリーを内蔵させDSO150単独で駆動出来る構成にカスタマイズしました。

これで計測したい時にスイッチをONにするだけでDSO150単体で計測が出来るので、ハンディータイプのオシロスコープとしてかなり使い勝手が良くなります。

ボトムプレートの3Dプリントデータも公開しているので、DSO150を使われている方はカスタムして使うのがオススメです!

【電子工作】DSO150オシロスコープをバッテリー駆動にカスタマイズ!【STLデータ公開】

最後に!

これまで2年ほど使ってきた格安オシロスコープDSO150について簡単にまとめてみました!

これから電子工作を始められる方や始めたばかりの方はおそらく十分使える性能を持っていると思います。

もちろんRIGOLのような本格的なオシロスコープがあると操作性が格段に良く、また複数チャンネルの波形を比べたりと出来ることは多いのですが、いきなり購入となると価格面等のハードルは結構高くなると思います。

そういう意味ではDSO150は安価な価格の割に結構使える格安オシロスコープなので電子工作初心者の方にはオススメ出来ると思います。

何かの参考になればと思います・・・

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