KAIWEETS KM601デジタルマルチメーターの立て掛けスタンドを3Dプリンタで作ってみました!
KAIWEETS製のデジタルマルチメーター(テスター)は使いやすいことから既に2台所有しているのですが、新しく登場したKM601も最近入手し使い始めました。
電子工作ではデジタルマルチメーターは1台は持っておかないと成立しない必須アイテムとなりますが、KAIWEETS製のものは他の機種にはない付加機能がいくつか搭載されていることから好んで使っています。
KM601はエントリークラスの入手しやすい価格帯の機種として9999カウントなのは珍しく、大型カラーLCDディスプレイ搭載で表示が綺麗で見やすく、また手動でのモード切替に加えオートモード(SMART)機能も搭載されています。
さらに測定モードにより適切なプローブ差し込み口が点灯して知らせてくれるなど他機種にはないいくつかの付加機能が付いています。
デジタルマルチメーターの故障やトラブルは電流計測モードの時に起こることが多いと思いますが、電流計測モードでは適切な位置にプローブを差し込まないと測定が開始されないなどの保護機能も搭載されているので、デジタルマルチメーターに不慣れな方はもちろんのこと慣れた方でも安心して使える設計になっています。
数週間使ってみて非常に使いやすいデジタルマルチメーターだったので、こちらの記事で詳しくレビューしました。
そしてKM601の欠点をあえてあげるなら、プローブ差し込み口が本体下位置に付いていることです。
通常の測定で使用する場合は特に問題になることはありませんが、例えば連続して何かを計測したい時などではスタンド的なものに立て掛けることが出来ればデジタルマルチメーターは便利となります。
プローブ差し込み口が本体正面や横位置にある機種ならスタンドに立て掛けて使うことは簡単なんですが、KM601ではプローブ差し込み口が下位置にあるため既存のスタンドを使うことが出来ないことからCADで設計して3Dプリンタで作ってみました。
デジタルマルチメーターは使用時にスタンドを使うことにより使いやすくなる場面は多いと思います。
もう常時このスタンドに立て掛けて使うのもいいかもしれません!
Thingiverseには多くのデジタルマルチメーター用スタンドが公開されていますが、KM601はまだ新しい機種なのか全く無かったことから頑張って作ってみました。
作業デスクに置いた際にディスプレイが見やすいよう最終的に傾斜角度は20°傾けた形状にしました。
台座部分も前後に倒れない範囲で取れる最小の接地面積にしています。
台座の高さは一般的なサイズのL型プローブとストレートタイプのプローブ両方使える高さに調整しています。
本体マウント部分はうまく型が取れているので使用中にデジタルマルチメーター本体がズレたりするストレスもないと思います。
綺麗に型抜けた!
ほんとピッタシだと気持ちいい😋土台は使いにくいから作り直そう・・・ pic.twitter.com/yznQBw3TW7
— ガジェット大好き!! (@smartphone_jp1) December 9, 2022
3Dプリントパーツは2パーツ構成で作っています。
はめ込むと抜けにくい寸法に調整していますが、基本的にパーツをバラすことはないと思うので接着剤等で完全に固定して使うのがいいと思います。
STLデータはThingiverseにアップしています。
KAIWEETS KM601ユーザーの方で興味ある方はぜひ作ってみて下さい!
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