11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

3Dプリンタ用途でよく使うポケトーチ用のスタンドを作ってみました!【STLデータ公開】

3Dプリンタ用途で持っていると便利なマストアイテムはいろいろとあります。
その中でポケトーチは個人的に使う頻度が高い便利なアイテムとなっています。

3Dプリンタ歴半年となりましたが普段使っているあると便利なアイテム4選をご紹介!

3Dプリンタで出力した造形物で発生する細かい糸引きやヒゲは、軽く炙ってあげると綺麗に処理できます。
またビルドプレート接地面で造形物表面が白くなることがありますが、これなんかも綺麗に処理することが出来ます。

【3Dプリンタ】造形物の糸引きやヒゲの処理に『ポケトーチ』を使うと便利ですよ!

使い捨てライター(形状が限定されます)が使え火力も強すぎないため、3Dプリンタで作った造形物の後処理に便利に使えるポケトーチとなりますが、使う頻度が高いものなのでスタンドを作ってみました。

ポケトーチはよく使う道具なのでシンプルな形状のものが使いやすいということでサクッと作ったものとなり公開するつもりはなかったのですが、3Dプリンタで出力する際にはいつも使っているアイテムでスタンドがあると便利、そしてうまく調整して作り変えると絶妙に使いやすくなったのでThingiverseの方に公開しました。

何の変哲もないスタンドですが、こだわった部分は高さの調整でしょうか。
ポケトーチは高さ約11cmの縦長形状のバーナーとなっているため、スタンドもある程度の高さを設定しないと倒れやすくなります。
高くなりすぎるとフィラメント消費量も多くなり不格好となるため、安定してポケトーチを立てることが出来るベストな高さの設定は何度か出力させて調整しました。

形状はシンプル・・・といいますか、Fusion360でモデリングしていますが外形で使ったスケッチは1枚のみとなっています!
Fusion360の「押し出し」コマンドって使いこなすと結構便利に使えますよね。
今回このようなスケッチを1枚作成し、このスタンド形状を作っています。

これまでこのような形状のものを作ろうと思うと私の場合、最低3枚のスケッチが必要でした。
テーパ角度を指定した押し出しでたった1枚のスケッチで実現できてしまいます。
他のコマンドもそうなのですが、このような「小技」的な使い方が出来るようになるとモデリングも楽になり、後々寸法の帳尻が合わなくなるといったことも起きにくくなる印象です。

ポケトーチって海外では販売されていないのかな?
Thingiverseにはポケトーチ用のスタンドが見つかりませんでした。
こちらからダウンロード出来るので興味ある方は作ってみて下さい!

参考 ポケトーチスタンド(Pocket Torch Stand)Thingiverse

側面は全て曲線となっていますが、シームの位置が中央に入ると見栄えが悪くなるので四隅に上手く入るように調整すると綺麗に出力できます。

スタンド底面が平らだとデスクなど置く場所によっては滑りやすくなります。
そのため、底面がフラットタイプのものとクッションゴムを四隅に貼り付けるためのクボミを入れたタイプのものの2パターン作っています。
クッションゴムは、こちらのφ7.9×2.2mmのものが収まる寸法に調整しています。

ポケトーチは3Dプリンタ用途で使われている方多いと思うので興味ある方はぜひ作ってみて下さい!

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