DC/DCコンバーターは電子工作用途ではよく使われるモジュールです。
DC/DCコンバーターには入力電圧に対して出力側電圧を上げる昇圧モジュール、そして反対に出力側の電圧を下げる降圧モジュールの2種類があります。
比較的安価に入手する事が出来るモジュールですが、必要な電圧を安定して取り出せる便利なモジュールとなります。
DC/DCコンバーターには形状や対応電圧、変換効率等いろいろなスペックのモジュールが販売されていますが、私の主な使用用途となる電子工作や3Dプリンタで使用する降圧系のもので言えば、LM2596やMP1584などはよく使っているモジュールとなります。
マイコンで使う3.3Vや5V、モーター駆動のための3~12Vなど、そして3Dプリンタ用途ではメインボードからの電圧24Vを12Vに落とす場合などでよく使っています。
電気的特性で言うと両モジュールには、スイッチング周波数や出力できる電圧範囲、出力電流などの違いがありますが、上記のような用途で使用するなら特に問題なく使用することが出来ると思います。
以前製作した4足歩行ロボットにもMP1584降圧モジュールを使っています。
安価なモジュールですが小型でLM2596よりスイッチング周波数が高いことから負荷変動に対する応答速度が速くなり電圧変動も小さいのかな?ということで使っていますが・・・MP1584は小型モジュールのため固定用のビス穴が用意されていません。
そのためこのロボ用にMP1584降圧モジュールを収納するための小型ケースを作成したのですが、3Dプリンタ『Kingroon KP3S』の静音化のためFAN交換による降圧モジュールが必要となってきたので、再度微調整して作り直したものを公開しました。
シンプルな形状で強度が許す限り壁厚を薄くしたMP1584降圧モジュール用のミニケースとなります。
何かしらに固定して使いたい場合、ビスやインシュロックを使って固定することも出来ます。
2ヶ所の固定穴はφ3.3mmで作っているのでM3サイズのビスが使えます。
MP1584降圧モジュールは主に電源周りで使用するパーツなので、接触による短絡等の発生を防ぐため何かしらケース的なものがあると便利だと思います。
上記のような電圧範囲で使用する場合、特に大きな発熱が発生するわけではないのでシュリンクチューブなどで覆ってしまってもいいのですが、固定して使いたい場合などではビス穴が用意されていないモジュールなのでこのようなケースがあると便利に使えると思います。
MP1584降圧モジュールは電子工作や3Dプリンタ用途などでよく使われるモジュールなので、使用用途が合いそうなら試してみて下さい!
ThingiverseにSTLデータを公開しているのでぜひどうぞ!
電子工作用途でよく使う便利なモジュールはいろいろとありますが、ブレッドボード上でのテスト段階では問題ないのですが、いざ製作物に組み込もうと思うと今回のようにビス穴がなかったりと・・・
このような専用ケースやブラケットなどがあると一気に使い勝手が良くなるんですよねー!
ほんと3Dプリンタと電子工作って最高のコンビですよね!
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