KSGER T12 Soldering Station用のスタンドを作ってみました!
ご存じの方も多いと思いますが、KSGER T12 Soldering Stationは白光のT12互換で作られたSTM32で制御する非常に便利なはんだステーションです。
これまではんだゴテは白光のFX-600を長らく愛用していましたが、最近ヒートガンを導入したことによりはんだゴテもマイコンで制御し機能が豊富なKSGER T12を使うようになりました。
ヒートガンを使う際にICチップの足とかブリッジした箇所をはんだゴテで修正するなど併用して使うことはよくありますが、オートスリープ機能や正確なこて温度の調整、ブースト機能で一時的にこて温度を大きく上げるなど、ヒートガン使用に限らずこのようなステーションタイプのはんだゴテは非常に便利に使えます。
基板設計なども行うようになり表面実装パーツを扱う機会も増えたことからヒートガンを導入したのですが、その際に機種選びは結構迷いInstagramで非常に多くのコメント等を頂きました。
みなさんよく使われている機種のスペックや使い勝手などかなり多くのご意見を頂いたことから以下記事でまとめ最終的に私もヒートガンの導入に至りました。
そしてヒートガンの話とは別にステーションタイプのはんだゴテに関してもいろいろと教えて頂きました。
海外の方が使われているはんだステーションで特に多かったのが、このKSGER T12 Soldering Stationです。
KSGER T12は国内で扱われているショップはあまり見かけませんが、海外サイトでは比較的安価な価格で購入する事が出来るはんだステーションです。
国産のはんだステーションでは白光さんの製品は非常に有名ですが、電子工作という趣味用途で使うにはなかなか高価な製品となります。
KSGER T12は白光のはんだステーションでも使われているT12という長いタイプのコテ先が採用された白光の互換機的な製品となります。
STM32で制御するタイプとなり正確な温度調整・オートスリープ機能・一時的にこて温度を大きく上げるブースト機能・使用するT12コテ先により個別でキャリブレーションするなどかなり機能が豊富なはんだステーションとなっています。
白光さんの青/黄のちょっとダサい?カラーリングに比べ、見た目はスタイリッシュでカッコよくコンパクトなはんだステーションなので非常に気に入っています。
2ヶ月ほど使っていますが、海外の方がおすすめするのも納得できます!
KSGER T12のレビューはまた別の機会で詳しくブログでご紹介したいと思っていますが、今回はKSGER T12用のスタンドを作った話となります。
KSGER T12の本体ボディーは片手に収まるくらいコンパクトなので作業スペースの邪魔にもならず便利に使えるはんだステーションなんですが、そのコンパクトさゆえにディスプレイ表示が少し見にくい場面も出てきます。
作業台などに置いて目線に近い高さに設置して使う場合は全く問題ありませんが、作業デスクにベタ置きする場合はスタンド的なものがあると表示が見やすくなります。
ってことでKSGER T12用のスタンドを作ってみました。
15°の傾斜を付けたスタンドでKSGER T12のコンパクトさを損なわないサイズでの設計としています。
これくらい傾けてデスクに設置出来ると温度設定等ディスプレイ表示が見やすくなります。
私の使っているKSGER T12はファームウェアがV3.1の最新のものとなり、前面プレートがCNCアルミ削り出しの少し出っ張ったプレートが付いた形状のものとなります。
KSGER T12にはこの前面プレートが出っ張らない標準タイプのものも販売されていますが、寸法データを見る限りこのノーマルタイプのボディーにも使うことが出来ると思います。
Thingiverseにこのスタンドデータを公開したので、KSGER T12ユーザーの方で興味ある方はぜひ使ってみて下さい!
参考 KSGER T12 Soldering Station StandThingiverseまた、はんだ作業の際にあると便利なアイテムはこちらの記事でまとめているので合わせて読んで頂ければと思います。
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