ブレッドボードへのタクトスイッチの設置方法についてブログにご質問を頂きました。
〜質問内容 〜(一部抜粋)
ブログを拝見してブレッドボードを使って作ってみたのですが、記事にあった6mmのタクトスイッチでは操作する時に押しにくいので少し大きなサイズのタクトスイッチを使いたいのですが・・・
うまく取り付ける方法はありますか?
上記ご質問は、以前製作したレトロゲームをESP32で動かすこちらの記事に頂いたお問い合わせメールです。
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一般的によく使われている入手しやすいタクトスイッチは、6mm角(6mm×6mm)や12mm角(12mm×12mm)サイズのものだと思います。
多くのタクトスイッチをブレッドボードで使う場合、12mm角の大きなタクトスイッチでは接続の問題でボードに全てを収めることが出来ないため6mm角といった小さなスイッチを使う必要が出てきます。
上記動画のようにゲームの操作をするといった用途では小さなタクトスイッチでは押しにくく、またブレッドボードから抜けやすくなるため確かに大きなスイッチを設置出来るならそれを使いところではありますよね!
タクトスイッチの内部の配線(接続)がどうなっているのかが分かっていると、ちょっとしたテクニック?で12mm角の大きなタクトスイッチでもこのように配置して使うことが出来ます。
タクトスイッチの基本的な使い方と便利な設置方法!
電子工作でブレッドボードやユニバーサル基板を使ってテスト回路を組む際にタクトスイッチを使うことはよくあります。
サイズの違いなどありますがスルーホールタイプのタクトスイッチは足のピッチが2.54mmで作られているので、ブレッドボードやユニバーサル基板に簡単に差し込んで使うことが出来るので便利です。
まずタクトスイッチの基本的な接続方法を簡単に見ておきます。
タクトスイッチの接続方法&内部配線
スルーホールタイプのタクトスイッチは、サイズの違いなどありますが基本的にこのような4本足のスイッチとなっています。
電子工作を始めた頃にスイッチにあるこの4本の足をどのように接続したら?・・・と毎回迷ったという経験はみなさんお持ちではないでしょうか?
タクトスイッチの4本足は内部でこのように繋がっています。
スイッチとして機能させるにはこのように配線する必要があります。
スイッチが押されると内部の接点が接続したワイヤー(青色)と繋がり導通します。
下側の足を2本使っても同じです!
またこのように斜めに接続して使うことも出来ますね!
ブレッドボードへの設置
上記接続方法が分かっていればブレッドボードへの設置は簡単です。
ブレッドボードのセンター部分の溝(敷居)をまたいで使うのが基本となります。
一般的によく使われる5列タイプのブレッドボードではワイヤーを差せるスペースが1列作れるので、6mm角の小さなタクトスイッチでは設置場所の融通が利きます。
しかし12mm角のタクトスイッチでは、サイズの問題でどうしてもセンターの溝をまたがないと設置する事が出来ません。
私がよく使っているブレッドボードにサンハヤトさんのSAD-101という6列タイプの便利なブレッドボードがあるのですが・・・
6列タイプのブレッドボードを使えばスイッチ自体を設置することは出来ますがワイヤーを差すためのスペースが残らないため、やはりセンターの溝をまたがないと配線することが出来ません!
それでは、このようにある程度自由度のある配置にしたい場合はどうしたらいいのか?
これはタクトスイッチを少し加工する必要がありますが、12mm角のタクトスイッチを複数配置したい場合の自由度が上がるので便利だと思います。
加工と言っても4本の足のうち対角にある足2本をカットするというものです!
12mm角のタクトスイッチなら2本足になってもブレッドボードに設置した際に抜けてしまうことはほぼ無く、これなら6列タイプのブレッドボードを使い横向きに設置する事によりワイヤーを接続して使うことが出来ます。
ある程度位置の融通も利きます。
5列タイプのブレッドボードでも同様に横向きに設置して、少しキツいですがワイヤーも差すことが出来ます。
最後に!
12mm角のタクトスイッチはどうしてもブレッドボードのセンターの溝部分をまたいで使わないと設置するのが困難となりますが、足をカットしたものをいくつか用意しておくと配置出来る自由度が上がるのでテスト回路を組む際に便利に使えると思います。
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またブレッドボードの基本的な使い方に関しては、こちらの記事でまとめているので合わせてみて頂ければと思います。
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