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【電子工作】DIP-ICを扱う際に便利な工具のご紹介!『DIP-IC引き抜き工具』『ピンそろった』

電子工作でDIP-ICを使うことはよくあります。
DIP-ICって何?
そうそう、あのムカデ型の足がいっぱい付いているIC(チップ)の事ですね。

電子工作用途では、555タイマーICやシフトレジスタ用の74HC595、モータードライバ用のICなど結構使う場面は多いと思います。

DIP-ICは足のピッチが規格化されているので、ブレッドボードに直接挿し込んで使ったりICソケットを使ったり、ユニバーサル基板を使いはんだ付けして使うことが多いと思います。

しかし厄介なことにDIP-ICの足って新品ではハの字に少し広がっているため足を真っ直ぐに矯正しないと基盤やICソケットにスムーズに挿入する事ができず、また足が曲がってしまうこともよくあります。

そしてDIP-ICを引き抜く際もマイナスドライバーなどでチマチマ持ち上げながら外すことも出来ますが、これまた足が曲がってしまうことはよくあります。

学生時代は電子工学を専攻していたのでこのような時に使える便利な道具はまわりにたくさんあったのですが、趣味として電子工作を楽しむようになり1年ほどが経ちDIP-ICを使うことも増えてきたので便利な2つの工具『IC引き抜き工具』とICの足を揃える工具『ピンそろった』を買ってみました。

なくても困りませんが、DIP-ICを扱う際にはあると非常に便利な道具になります。

DIP-ICを扱う際にあると便利な道具のご紹介!『IC引き抜き工具』『ピンそろった』

先日、壊れて動作しなくなったArduino Unoのマイコンチップ「ATmega328P」の交換作業をやっていました。
ICソケットに挿し込まれたIC(チップ)なので簡単に抜くことが出来そうなものなんですが、これがなかなか大変でした。

マイナスドライバーを使い両端をチマチマと持ち上げながら抜くという作業をやっていましたが、それでも28ピンあるICともなるとちゃんとまっすぐ持ち上げないとICの足がすぐに曲がってしまいます。

【Arduino Uno】壊れたArduinoを修理する!マイコンチップATmega328Pの交換方法【壊れたArduinoの修復 その②】

DIP-ICを引き抜く工具があることは知っていましたが、これまでそれほど使用頻度が高くなかったことから精密ドライバーを使い持ち上げながら引き抜いたり、曲がったICの足はピンセットやラジオペンチなどを使って矯正したりしていました。

電子工作という趣味を始めて1年が経ちましたが、モータードライバやシフトレジスタなどのICを使う機会も多くなってきたので、DIP-ICを扱う際にあると便利な工具をこれを機に購入してみました。

高価な工具ではないのでDIP-ICを扱う工作や作業、オペアンプの交換などで持っていると便利な工具となります。

IC引き抜き工具

まずDIP-ICを引き抜くのに便利な『IC引き抜き工具』です。
先端の爪でICを押さえ込みながら引き抜くという単純な工具なんですが、これが非常に便利!

ICを引き抜く時に足が曲がってしまうことはよく起こります。
特に足の数が多いICでは、左右均等に真っ直ぐ持ち上げて引き抜かないと低い側の足がブレッドボードやICソケットの穴に当たりすぐに折れ曲がってしまいます。

いつもマイナスドライバーを使い徐々に落ち上げながら最後は手で引き抜くということをやっていましたが、IC引き抜き工具があると非常に便利となります。

使い方は非常に簡単です!
ICの両端とブレッドボードやICソケットの隙間に工具の先端部分を差し込み、あとは真っ直ぐ持ち上げるだけでスッとICを引き抜くことが出来ます。

コレは便利!
安価な工具ですが、有ると無いとでは雲泥の差ですね!
無駄な力を入れず真っ直ぐにICを引き抜くことが出来るので、引き抜く際に足が曲がってしまうことも起きにくくなります。

「左右にズレやすい」といった製品レビューをいくつか見ましたが、私が使ってみた感じでは使い方(力の入れ加減)次第だと思います。
ICの左右にしっかりと工具を挿し込んで押さえ込む感じで持てば、あとはそんなに力を入れなくてもスッと引き抜くことが出来ます。

ブレッドボードに挿し込んだICを手で引き抜く場合に足が曲がってしまうことはかなり高い確率で起こってしまいますが、簡単にスッと引き抜くことが出来ます。

使用するICのサイズなどでも変わってくるかと思いますが、エンジニアさんの引き抜き工具ではアーム部分を固定できる形状になっているのでこちらも参考にして頂ければと思います。

工具先端部分が細くICの隙間に入れやすい形状になっていればなおよかったのですが・・・

先端部分をICの隙間に入れにくい場合はマイナスドライバーなどを使いIC両端を少し持ち上げて工具が入る隙間を作ってあげると使いやすくなります。
ブレッドボードでは隙間があまり作れないので、精密ドライバーなどで少し隙間を作っておいて工具を挿し込んで引き抜くと足の曲がりも起きにくくなります。

ICの足を揃えるサンハヤト『ピンそろった』

次にDIP-ICの足を揃える道具、サンハヤトさんから販売されている『ピンそろった』です。
ネーミングはさておき、この工具も非常に便利な道具となります。

DIP-ICって新品だと製造時に足が若干外側に曲がった状態になっています。
このように真っ直ぐではなく少しハの字に曲がっていますが、これ結構曲者なんですよね!

この状態だとICソケットやブレッドボード、ユニバーサル基板などに差し込みにくく、少し足を曲げて真っ直ぐ矯正してあげる必要があります。

ピンセットで整えたりデスクなど平らな面に押し当てて整えたりと手作業でも出来るのですが、この工具があると一瞬で出来ちゃいます!

また、ICを引き抜く際などで曲がってしまった足を整える場合にも使えます。
痒い所に手が届く、いつもお世話になっているサンハヤト製品です!

使い方はこちらも非常に簡単です!
ICをこの器具に挿入して、あとは手で握るだけです。(ICを上から指で押さえながら握ると綺麗にできます)
一気にICの脚を真っ直ぐに整えることが出来ます。

これでブレッドボードやICソケット、ユニバーサル基板などに挿入しやすくなります。
ICの足の矯正は手作業でも出来ますが、使ってみると本当に便利な工具となります。

ラベルシールが貼られている表面は、8~20ピンのIC用となっています。
一般的なDIP-ICでは、8/14/16/18/20ピンサイズのものに対応してます。

表面には作業時の静電気を逃がすためのグランドターミナル端子も付いています。(プラスのネジ部分)
アースケーブルは付属していませんが、MOS ICなどを使用の際はアースケーブルをここに接続して帯電防止策をして使うことが出来るようになっているようです。

裏面は、24~48ピンの大きなサイズのIC用となります。
一般的なDIP-ICでは、24/28/40/42/48ピンサイズのもので使えます。

最後に!

DIP-ICを扱う際にICの引き抜きや足の矯正はこのような専用工具がなくてもピンセットやドライバーなどを使って作業する事もできるのですが、一度このような専用工具を使ってしまうと便利なのでもう戻れないですね!

オペアンプの交換作業などされている方はこのような工具はみなさん使われているかと思いますが、電子工作用途でもDIP-ICを使うことは多く安価な工具なので持っていると便利になるかと思います。

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