11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

月刊I/O 2022年5月号『Raspberry Piで作る電子工作』に記事を掲載して頂きました!破損原因を探って対処する壊れたArduinoボードの修理方法!

2022年4月18日発売の月刊I/O 5月号『Raspberry Piで作る電子工作』に記事を掲載して頂きました。

昨今の半導体不足による価格高騰により電子工作で使うマイコンボードや電子パーツなどの価格が上がっていますね。
電子工作を趣味として楽しんでいる身としては困ったものです!

Raspberry Piなんて年末辺りから手に入らない状況が続いています。
Arduinoボードに関しても互換ボードでさえこれまでの倍近くの価格にまで上がっています。

Arduinoボードでは正規ボードに比べ半額以下で入手出来ることから互換ボードを私はよく使っています。
Arduinoはオープンソースハードウェアなので様々なメーカーがArduino互換ボードを出していますが、その品質には結構バラツキがあるようです。
互換ボードはElegooKeyestudioなどの製品は品質を含め非常に良い印象を受け私は好んで使っています。

【ELEGOO Arduino Uno】Arduino完全互換ボードの中ではダントツのクオリティーですね!

そんな互換ボードでさえ正規ボードと変わらないくらいの価格にまで高騰しています。
ほんと困ったものですねー!

そして記事を掲載して頂いた話となります。

Arduinoを使っていると急にボードの調子が悪くなり、正常に動かなくなったりスケッチの書き込みを行えなくなるなどトラブル?故障?が結構発生します。

ブレッドボード上でのテストだけではあまりないかもしれませんが、製作物にArduinoボードやセンサー、その他モジュールを組み込んで動かす際に配線ミスなどにより過負荷を加えてしまったり、I/Oピン同士の短絡などによりArduinoボードが正常に動かなくなってしまったなんてことは私の場合よくやってしまいます。

Arduino関連のボードやモジュール、電子パーツなどの価格が高騰しているのでかなり痛手となります。

Arduinoボードは、その故障原因が特定できれば簡単なパーツ交換やソフトウェアの書き換えなどで復活(修理)する事が出来る場合があります。

トラブルの原因として、電源ラインやマイコンチップの物理的な破損、ブートローダーなどソフトウェア的な事が原因などが考えられるわけですが、Arduinoボードの故障やトラブルの原因がある程度分かればそれに対応する事が出来ます。

場合によっては、マイコンチップの交換やブートローダーの書き込みなど簡単な方法でボードを復活させることが出来る場合があります。

【Arduino】ブートローダーの修復(書き換え)でArduinoボードが復活する場合があります!【壊れたArduinoの修復 その①】
【Arduino Uno】壊れたArduinoを修理する!マイコンチップATmega328Pの交換方法【壊れたArduinoの修復 その②】
【Arduino】デバイスが認識されない!ATmega16U2のファームウェアの修復で対処出来る場合があります!【壊れたArduinoの修復 その③】

このような内容のことを以前ブログ内でいくつか記事をご紹介したのですが、ありがたいことにこれら記事を要約した内容のものを月刊I/O 5月号『Raspberry Piで作る電子工作』内でご紹介して頂きました。

書籍内にRaspberry Piの入手が非常に困難といった内容の事も書かれていました。
私も昨年末辺りから全く入手出来ない状態です。
そしてArduinoボードに関しては、正規ボード・互換ボードともに国内サイトでもまだ入手する事は可能なんですが、その価格はやはりかなり高騰してしまっている印象を受けます。

安く入手する事ができいろいろと試すのに最適なArduino互換ボードなんですが、そんな互換ボードでさえ正規ボードと変わらない価格にまで高騰しているようですね!
私のような電子工作初心者としては、いろいろと試せて壊してもいいやくらいの感覚で入手出来る互換ボードは非常に魅力的なんですが・・・

これまでArduinoを使ってきて壊れて?動かなくなったボードは多数あります。
そして上記のような方法で、そのようなボードのいくつかを修復でき正常に動く状態に戻すことが出来ました。
手元に動かなくなって眠っているボードがあれば試してみる価値はあるかと思います。
Arduinoボードも最近価格が高騰してきているので、このような内容のものが記事掲載として需要があったのかな?なんて思っています。

Arduinoボードは開発環境などで非常に便利に使えるマイコンボードです。
そしてオープンソースハードウェアなので回路図などの情報が公開されています。
便利で良く出来たボードなんですが、回路図を眺めていると何となくこんな使い方をすると壊れるんだろうな?なんてことも分かってきます。

例えば、INPUT(入力)/OUTPUT(出力)設定しているI/Oピン同士を繋げてしまってArduinoボードに搭載されているマイコンチップが破損してしまった事は何度か経験しました。
Arduinoを使った電子工作を楽しんでいる方なら多かれ少なかれ同様なことは経験するかと思います。

一般的にテスト環境等でよく使われるArduino Unoではマイコンチップの交換は簡単に出来ます。(SMDタイプのものは難しいですが!)
AVRマイコンチップATmega328PはArduino用途以外でも使われることからチップ単体でも売られています。
1個単価100~200円程度で売られているので、チップを交換しブートローダー書き込んであげればボードを修理出来たりします。

このようにマイコンチップの交換やブートローダーの書き込み、USB−シリアル変換器(ATmega16U2)のファームウェアの書き換えなどによりArduinoボードを正常に動く状態に戻すことが出来る場合があるので、故障原因等が特定できれば何かと役立つ場面は多いと思います。

Raspberry Piを使った電子工作の作例などがメインとなる内容の書籍となりますが、番外編的にこのようなArduinoに関する内容の事を書籍内でご紹介して頂きました。
趣味で楽しんでいる電子工作の事を取り上げて頂けることは非常にありがたい限りです!
興味ある方は書店等で見かけた際に読んでいただければと思います。

コメントを残す