タミヤの『 楽しい工作シリーズ』、これほんとよく出来た工作キットです。
私が普段趣味でやっているArduinoなどのマイコンボードを使った電子工作や3Dプリンタとの相性も非常に良く、動くもののベースを作る時によく使っています。
キットとして種類が多いので、何か電子工作用途で使えそうなものを発見するとちょこちょこと入手なんてしています。
工作キットとして安価な価格設定がよく、便利なキットが多数リリースされています。
これまでブログで紹介したものでは『ダブルギヤボックス』があります。
『ツインギアボックス』や『シングルギアボックス』などギアボックス系はいろんな工作で使うことが出来るのでメジャーなキットとなり使われている方多いと思います。
私の場合はギアボックスの構造を理解するために購入し、以前CAD上で完全再現してみました。
組み立てる際のギアの配置により4種類のギア比(減速比)を作り出せるよく考えられたギアボックスです。
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タミヤのパーツで言うと「ユニバーサルプレート」などと組み合わせれば、それだけで戦車やラジコンカーなど動くもののベースが出来上がりそうですね!(固定穴が微妙に合わないようなので加工とか必要そうですが)
ほんとよく出来たキットです!
私の場合は3Dプリンタも趣味としてやっているので、ベースとなるボディーは3Dプリントパーツで作成し駆動部にギアボックスを使ったりしています。
ダブルギヤボックスを使ったものでは、Arduinoを使ったミニラジコン(Mini Tank)を最近作ってみました。
動きとしては非常に満足、おもしろいラジコンが出来ました!
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工作シリーズの他のキットとの組み合わせやこのように3Dプリントパーツとの組み合わせで使っても面白く、またArduinoなどマイコンボードを使った電子工作とも相性が良く便利に使うことが出来ます。
個人的にこの工作シリーズは大好きで結構いろいろと購入しています。
ブログとしては何か作例的なものがあった方が紹介しやすいということで、今回は『トラック&ホイールセット』というキットを見ていきたいと思います。
タミヤ 楽しい工作シリーズ『トラック&ホイールセット』で遊んでみる!
冒頭でご紹介した自作Mini Tankですが、キャタピラー(クローラー)部分の設計&製作は非常に苦労しました。
3Dプリントパーツのみで作るとどうしても可動のために必要な遊び(バックラッシュ)的なものがグルっと回ってキャタピラーを連結すると大きく出てきてしまいます。
パーツを18連結させて1本のキャタピラーを作っているのですが、CADの設計通りだとどうしてもテンションが緩くなりモーターを回転させると抜けやすくなります。
うまく可動するものが出来るまでは非常に苦労しました!
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キャタピラー部分の調整は非常に苦労したため、既製品として販売されているものの構造も見たくて『タミヤ トラック&ホイールセット』を購入してみました。
付属パーツ
連結式のトラックベルトが10本、ホイール類が22個、シャフト(六角と丸型)が6本、固定用のM3×21タッピングビスが8本というセット内容となっています。
モーターやギアボックスからの動力でキャタピラーを回転させるためにギアのような突起がついたスプロケットホイールは大小の2種類、同じ径のアイドラーホイールも2種類という構成になっています。
また戦車のように間に入るロードホイールは大6個・小10個(両側分)付属しています。
タミヤさんのサイトに作例がありましたが、ユニバーサルプレートと組み合わせればこのような戦車なんかも簡単に作れますね!
スプロケットホイールには他の工作シリーズ(ダブルギヤボックスやツインモーターギアボックスなど)の六角シャフトを挿し込むだけで取り付けができます。
空回りすることなく上手く機能します。
このようなパーツを3Dプリンタで作ろうとすると、抜けずにさらに空回りしない構造のものを作るのはけっこう大変です。
ほんとよく出来ていますね!
キャタピラーは連結式となっています。
30コマの長さのものが2本、10コマと8コマのものがそれぞれ4本セットになっています。
キャタピラーの外周はこの組み合わせで作るようになっています。
ギアボックスなどのパーツはユニバーサルプレートと穴ピッチが統一されているので、これらを組み合わせで戦車やクローラーロボットみたいなもののベースが簡単に作れますね!
他の工作シリーズとのパーツ組み合わせでも楽しめると思います。
3Dプリントパーツとの相性も抜群!
他で作成したパーツと組み合わせて駆動部のベースパーツとしても使えます。
私のように3Dプリントパーツで作成したボディーと組み合わせて使う場合などですね。
よく出来たキットなので、3Dプリントパーツと組み合わせてさらに小型なMini Tankを作ってみました!
マイコン(ESP8266)と組み合わせてスマホから操作出来るミニラジコンです。
キャタピラーの長さは30/10/8コマの組み合わせで作ることができるわけですが、ハード部分(マイコンやサーボなど)の大きさから逆算して作れる最小ボディーとして片側30コマのキャタピラーを使いました。
駆動部分の動きは完璧ですね!
これだけスムーズに動くものを3Dプリントパーツのみで作る場合、微調整なども含め結構大変な作業になるかと思います。
3Dプリントパーツとの組み合わせも相性がよく便利に使うことが出来ます。
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基本的にタミヤの工作シリーズでは、シャフトは3mmのものが使われ統一されています。
3mm六角シャフトや3mm丸シャフトですね。
このMini Tankでは全回転(360°)タイプのSG90サーボモーターを使っていますが、当然この3mmシャフトやシャフト穴を使う事が出来ないため補正パーツを3Dプリンタで作ってマウントしています。
このように改良して使う場合も上手く機能してくれ、3Dプリントパーツとの相性も良く便利ですね!
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最後に!
タミヤの楽しい工作シリーズ、ほんとよく出来たキットで工作用途で非常に便利に使えます。
ユニバーサルプレートをベースにギアボックスなどと組み合わせて使う事が多いと思いますが、今回3Dプリンタで作ったパーツと組み合わせて使うベースパーツとしての目線で書いてみました。
これまでマイコンを使った電子工作で製作したものに「楽しい工作シリーズ」のパーツは結構使っています。
例えばこちらのミニロボットカーには3Dプリントパーツだけでは上手く機能するものが作りづらい「ボールキャスターセット」を使っています。
他の工作シリーズとの組み合わせ以外にも3Dプリントパーツとの組み合わせなどでも便利に使うことが出来るキットとなり、『タミヤ 楽しい工作シリーズ』はアイデア次第でいろんな用途で使うことが出来る便利な工作キットで電子工作用途でも重宝するキットです!
数百円程度と非常に安価なキットなので気になったものがあるとちょこちょこと入手していますが、製作で実際に使って便利に使えたものがあればまたブログでご紹介できればと思います。
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