iPhoneなどスマートフォンの「つながりやすさ」や「通信速度」を全面に押し出しアピールする現在の携帯電話会社ですが、2015年度から少し展開が変わりそうです!
携帯電話各社が公表している現在の回線速度は、理論上の最高速度を表した『理論値』で表記されています。
しかし、都市部など電波の混み合う場所では思うほど速度が出ない場合が多いのが現状です。
消費者から「思ったほど遅い」といった苦情が増えていることに対応し、総務省が2015年度からスマホの通信速度の広告表示を『理論値』から『実測値』に切り替えるよう各社に求める方針だそうです!
これにより、スマホの機種や携帯キャリア、使用する地域などでスマホ回線速度の実測値が公表されるようになり、機種選びの参考になりそうです!
『理論値』では分からない!実感とのギャップに対応!
総務省は、スマートフォンの広告に表示する回線速度を『理論値』から『実測値』に改めるよう携帯電話各社に求め、2015年度から表示方法が変更となるようです。
現在各社が表示している『理論値』とは、速度に影響を及ぼす要素がない理論上の最高速度を表しています。
実際には多くのユーザーが回線を使用しており、電波の混み合う都市部などでは実際に使用した実感と大きなギャップが生じたりします。
そのような「思ったより遅い」といった苦情が増加していることに総務省が対応したようです。
携帯キャリアの調査員が全国1500地点で実測!
2015年度から表示される『実測値』は、総務省が全国の政令市とそれ以外の県庁所在地から毎年約15都市を選び、NTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクモバイルなどの調査員が合わせて約1,500の地点で測定されます。
現在の『理論値』中心の広告表示では、実際使用した際の実感とのギャップが目立つことが多々ありました。
来年度から始まる『実測値』表記により、携帯キャリアや機種選びに役立ちそうです!
これからは、本当の「つながりやすさ」「速さ」をアピールする各社の競争が回線品質向上につながり、ユーザーにとってますます快適なネット環境が整っていけばありがたいですね!
総務省:スマホの速さ、比較広告は実測値で
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