11月25日発売 書籍『Arduinoと3Dプリンタでロボットを作ろう』を出させて頂きました!

バランス充電器で1セルバッテリーを充放電できる変換ケーブルを作成!使わなかった1セルバッテリーのストレージ充電に便利です!


【追記】BT2.0タイプのケーブルも作ってみました!

バランス充電器でBT2.0バッテリーを充放電出来る便利なケーブルを作成。ストレージにも使えます!

最近は野外で2セル機の練習ばかりしているのであまり使っていない1Sバッテリーなんですが、やっぱりWhoopの魅力といえば狭い室内でも楽しめること。

そろそろ梅雨の時期に突入し野外で飛ばせる時間がなかなか取れない・・・そんな時は室内1セルWhoopが活躍してくれます!

室内で快適に飛ばせるようUR65Tinyhawkなど新たにメンテナンスや機体整備、設定等そろそろやってあげようかと考えています。

はじめてのブラシレスフープ『URUAV UR65』を購入。これ最高に楽しく飛ばせる機体ですね!
【Emax Tinyhawk】超パワフル1SブラシレスWhoop『Emax Tinyhawk』。モーター&ペラが丈夫なフレームにガードされ1S練習機としてオススメ!

最近は2セルWhoopを飛ばすのがメインとなっていたので、充電環境もいろいろと整えてきました。

【Tiny Whoop】これからの2セル・3セル・・・時代に向けバッテリー充電環境を整えたという話!

2セル以上のバッテリーの充電には各セルの電圧を調整しながら充電するというバランス充電が基本となります。

私はiSDT製のD2充電器やQ6 Pro充電器を使っていますが、バランス充電器で便利なのがストレージ充電やディスチャージ(放電)ができること。

【iSDT D2】Whoopも2S以上が当たり前?200W 24Aデュアルチャンネル出力対応AC充電器で充電環境を整えてみた!
【iSDT】コンパクトなバランス充電器『iSDT Q6 Pro』を野外充電用に導入!

バッテリーを満充電したけど実際に使わなかった場合など、そのままの状態にしておくとバッテリーに負担等かかり寿命を縮めてしまうのでストレージ電圧まで放電してあげるという便利な機能です。

バランス充電器にはこのような便利な機能があるのに1セルバッテリーの充電器にはこの機能がありません。(出来る充電器もあるのかな?)

TwitterでAD_Haya-Pさんが便利そうなケーブルを作成されてたので私も作ってみました。

バランス充電器を使い1セルバッテリーを充電や放電できる便利な変換ケーブルとなります。

バランス充電器で1セルバッテリーを充放電できる変換ケーブルを作成!

今回作成したのは1セルバッテリー×3本用(バランス充電器からは擬似的に3セルバッテリーとして認識)を充放電できるケーブルを作成してみました。

バランス充電の仕組みが分かれば基本何セル用でも簡単に作成できます。

ここでは1セルバッテリー(JST-PH2.0プラグ)3本を接続し擬似的に1本の3セルバッテリーとしてバランス充電器に認識させる変換ケーブルを例に説明していきたいと思います。

手持ちであったパーツで簡単に作れます。

バランス充電の仕組みは、①全セルが直列に繋がった状態にある充電用端子 XT60プラグと②各セル個別の電圧を測れるように接続されたバランス端子があります。

そして接続はこのようなになります。

参考 リポバッテリーと充電器 ~ リポの説明 と 商品紹介 ~Gadget!Gadget!!

XT60プラグには各セルが直列で繋がるように接続し、1セル目・2セル目・・・というようにバランス端子のGND(黒)側から順番に接続し各セル個別の電圧を測れるように接続されています。

上図を参考に実際に接続したのがこちら。

セル番号をメモしておくのもお忘れなく!

MEMO
バランス端子のGND側(黒ケーブル)から順番にセル1、セル2・・・となります。
今回、バッテリーのナンバリングをする際に便利な番号シールがあったのでそれを使いました!
【Tiny Whoop】調子の悪いバッテリーどれだっけ?ナンバリングシールを使ってリポバッテリーを管理すると便利!

あとはシュリンクチューブで各接続部を固定してやり最後に全体を固定してあげれば綺麗に出来上がりです。

バランス充電器で実際に使ってみる!

普段1セルのバッテリーにはこのような簡易的な充電器を使っています。

特にAOKoda CX405はモバイルバッテリーを利用し野外でも充電出来るのでおススメです!

【Tiny Whoop】HV(High Voltage)&通常Lipoバッテリー両方充電できるコンパクトな1S充電器『AOKoda CX405』が便利!

しかしどちらも簡易充電器なので充電完了後電圧を測ってみると各バッテリーで多少の電圧のバラツキがあります。

レースなどで使うバッテリーではないので1セルバッテリーでは特に問題ありませんが、今回作成したケーブルをバランス充電器に繋いで充電するとほぼピッタリ全てのバッテリーが規定電圧まで満充電されます。(当然なんですが)

充電に関しては1セルバッテリーの電圧のバラツキは特に問題ないので、わざわざバランス充電器に繋いで充電するより今までの充電器で充電してあげる方が手っ取り早いのですが、便利なのはディスチャージ(放電)やストレージ充電が出来ること!

満充電したけど使わなかったバッテリーがあった場合、サクッと放電やストレージ電圧に整えてあげることができます。
1セルバッテリーの充電器ではこの機能が付いているものがなかなかないですからね。

擬似的に3セルバッテリーとしてバランス充電器に認識させるため、3セル用で2本だけ繋ぐといった使い方が出来ないため手持ちのバッテリーの本数や使用頻度等でいろんなセル数のケーブルを作っておけば便利です。

私の場合、メインで使っている充電器iSDT D2には独立した2系統で充電放電できるので、2セル用と3セル用の2本で組み合わせ的にはよさそうなので2セル用も追加で作成しました。

【追記】短絡させれば2セル用としても使える!

たけさんからコメント頂きました。
今回作成した3セル用のケーブルですが、このようにJST-PH2.0端子を短絡させてあげれば2セル用としても使えます。

今回は、Mobula7TRASHCANなど2セル機を購入するとよく付属している1セルで飛ばす際に使用するジャンパー線を使ってみました。

こんな感じでバランス充電器からは2セルとして認識され2本のバッテリーを充放電することができます。

いやぁーこれは便利!
たけさん、ありがとうございます。

1セルバッテリー対応のバランスボードがあるのですが!?

この変換ケーブルを作成する前、このような1〜3セルバッテリーに対応したバランスボードを発見し注文していたのですが何故だかキャンセル扱いとなり手元には届きませんでした。

最近、まぷるさんが使われているという話を聞きこのボードの存在を思い出しました。

ボードにジャンパー線を繋げることにより1セルバッテリー(JST-PH2.0)を5本まで充電できるようです。

しかし写真を見るとバランス端子が3セルケーブルとなっているのに5本充電?

実物を使っていないので分からないのですが、おそらく1セルバッテリーを並列接続して単純に1セル充電や放電をするような構造なのかと思っています。

これだとバランス充電器側から各バッテリー個別の電圧を見れないので大きな電圧のバラツキがあるバッテリーを接続した際に少し心配です。

ちょっとこれに関しては実際に使っていないので、使われている方の使用感等お話をお伺いしたいところです。

今回使用したパーツ!

これから梅雨の時期に突入し野外でWhoopを飛ばせる時間が減りお部屋Whoopの機会が増えてくるかと思います。

今回使用したパーツはどれも簡単に入手が可能なものばかりなので、セル数違いでケーブルを何本か自作しておくと便利ですね!

【追記】Amazonでも同様のケーブルが販売されたようです!


1S Lipo充電アダプタケーブル 6in1 6S バランスバッテリチャージャー XT60 付き
Guokukey

7 COMMENTS

東京バード

かわいい悪代官さま、こんにちはー。

このケーブル、ホント便利ですよね!
お正月は実家で1セル機ばかり飛ばしていたのでフル稼働していました。
ハイテックさんの充電器は使ったことないのでよく分かりませんが、短絡させて本数減らせないとちょっと不便ですよね!
iSDTだと短絡させたセルだけ消え、ちゃんとセル数を判別してくれていますね。

バランス変換ボード使わず、バナナプラグ→XT60変換ケーブルとか使いバランス端子を直で差し込めばいけそうな・・・?
あっ、それでもエラー出てるのかな。
ううぅぅぅ〜ん!?

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かわいい悪代官

いつも大変参考にさせていただいてます。
私の場合、ハイテックX2ACプラス充電器に1S Lipo充電アダプタケーブル 6in1 6S を使用して、6本のバッテリーを上手く充電できるようになりました。
しかし、本数を減らして空きコネクタに短絡ケーブルを指すと、エラーが出てしまいますね。
バランス変換ボードを使用して充電するタイプだからですかね?
ISDTの充電器はセル数をオートで判別するタイプなのかな?と思ってますが…

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東京バード

かずさん、おはようございます。
大変貴重な情報ありがとうございます。
ABクリップいっぱいあるから早速付けておきます!

確かに内部抵抗のバラツキは使っていくにつれ大きくなっていきますよね。
自分の場合、最近2セル機ばかり飛ばしているので1セルバッテリーの充電というよりはストレージ充電がしたかったのが大きな理由なんですが。
それにしてもリポバッテリーってほんと手間がかかりますね!
充電器を壊してしまう・・・そんなことが!
いい話が聞けました、しっかりと管理してあげようかと思います。
ありがとうございます!

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かず

おはようございます!
いつも楽しく拝見させていただいております!
私も同じ構造のケーブルをつかい充電をしていますが、半年ほど使って問題もおきてきました!
まず、ABクリップは確実につけたほうがいいです。数ある抜き差しの中で必ず断線してしまいます。綺麗に断線していればいいのですが、微妙に繋がっており、接触不良をたまにおこしているような状況が1番危ないです。
又、バッテリーの内部抵抗が極端に違うバッテリーを充電し続けると、充電器のバランサーが壊れてしまいます。新しいバッテリーは大丈夫なのですが、古くなってくるとそれなりに内部抵抗にばらつきがでてきてしまい。はやく電圧があがるものや、遅いものがでてきて、そのせいでisdtのq6 plus 二台共だめになりました。ジーフォースさんで修理の際に、それが間違いなく原因でバランサーに負担がかかりすぎた?ようなことを言われました汗
バッテリーの充電に関しては本当に奥が深いと反省させられた次第です。
長々とすみません。

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たけ

私も同じ構造のケーブルを自作して使っています。便利ですよね。
バッテリーの本数を減らす場合は減らすコネクターをショートさせるプラグを挿せばセル数違いのケーブルを作る必要はなく便利ですよ。trashcanに付属している1セルで飛ばす時用のようなやつです。私はダメになった1セルバッテリーから切り取ったプラグを再利用しています。今回の3セル用ケーブルで2本充電する場合は3セル目のコネクタに挿せばOKです。

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東京バード

たけさん、こんにちは!
なるほど!!そういうやり方があるんですね!
2セル用と3セル用を作りましたがショートさせるピン結構持ってるのでもっと大きなセル数でもよかったかな。
もうすぐ梅雨入りで1S Whoopくんが大活躍する時期なので助かります。
ありがとうございます!

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